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今回は、企業理念についてです。Google を例に書いています。
- Google のミッションとは?
- 会社のミッションが絵空事に感じる
- ミッションを自分ごと化する方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
いきなりですが、自分の会社、あるいは組織のミッションを言えますか?
ミッションが言える、さらには、ミッションが自分ごと化されて仕事をしているという方は、もしかしたら多くないかもしれません。
この記事では、Google のミッションを例に、ミッションをどうすれば自分ごとに落とし込めるかを書いています (Google を例にしているのは前職だからです) 。
ぜひ、ご自身の会社や組織のミッション、自分の仕事への意味を考えるきっかけにしてみてください。
以下は、記事で書いている内容です。
- Google のミッションが意味すること
- ミッションを自分の仕事に落とし込む
- ミッションと仕事が出会うところ
Google のミッションが意味すること
Google が掲げているミッションは、以下です。
Organize the world's information and make it universally accessible and useful.
(世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする)
ミッションで言わんとしていることは、情報へのアクセス機会の平等化の実現です。アクセスできた情報をどう使うかは本人次第ですが、少なくともアクセス機会を誰にでも提供し、有益な情報にしておくことです。
ミッションを自分の仕事に落とし込む
Google に在籍中は、自分のポジション名は 「シニア マーケティングリサーチ マネージャー」 でした。アジア太平洋地域 (APAC) のマーケティング部に所属していました。
ミッションの意味合いを自分の仕事に落とし込むにあたって、以下のような捉え方をしていました。
- 情報を整理する:リサーチ結果をまとめる
- 全ての人々が使える:可能なものは結果を外部公開する
- 有益なものにする:単に結果だけを提示するのではなく、リサーチの背景、方法、得られた示唆までを含める。受け手にとって何を意味するのかを考える材料を提供する
リサーチの対象は主には自社のプロダクトやサービスについてです。広告プロダクトや、検索や YouTube などのコンシューマー向けサービスです。
グーグルのプロダクトの性能や魅力など、自社のことを良かったとアピールするだけではグーグルにとっては良い情報かもしれませんが、社会的に見てミッションを体現しているとは言えません。
自分の仕事における情報を整理しているか、アクセスできるようにし有益なもの、つまり世の中に価値を提供しているかです。
ミッションと仕事が出会うところ
自分の仕事と企業理念が結びついてからは、ミッションがお題目や絵空事ではなくなりました。
ミッションを自分の仕事に落とし込むプロセスを通じて、ミッションの本質は何か、自分の仕事の本質は何かを考えるきっかけになります。
ミッションを具体化して下げていきながら、自分の仕事の意味合いを抽象化し上げていきます。ミッションと仕事が出会うところで、ミッションを自分ごと化できます。
まとめ
今回は、企業理念の1つであるミッションについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
- Google のミッションの意味合いは、情報へのアクセス機会の平等化の実現。アクセスできた情報をどう使うかは本人次第だが、少なくともアクセス機会を誰にでも提供し、有益な情報にしておくこと
- ミッションを自分の仕事に落とし込むために、Google にいた時はマーケティングリサーチを以下のように落とし込んでいた。
- 情報を整理する:リサーチ結果をまとめる
- 全ての人々が使える:可能なものは結果を外部公開する
- 有益なものにする:単に結果だけを提示するのではなく、リサーチの背景、方法、得られた示唆までを含める。受け手にとって何を意味するのかを考える材料を提供する
- 自分の仕事と企業理念が結びついてからは、ミッションがお題目や絵空事ではなくなった。
ミッションを自分の仕事に落とし込むプロセスを通じて、ミッションの本質は何か、自分の仕事の本質は何かを考えるきっかけになる。