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今回は、読書についてです。
- 本を読んでも、内容をすぐ忘れてしまう
- 読んだことを仕事などに活かしたい
- どんな読書方法をすればいい?
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
いきなりですが、どんなふうに読書をしていますか?
読書はうまくやれば、知識が増えるだけではなく自分自身を成長させてくれます。
この記事では、読書を自分との対話と捉え、読んだ内容を自分の血肉になるような読書方法をご紹介しています。ぜひ、これから読む本で試してみてください。
以下は、この記事で書いている内容です。
- 本は時間投資効率が低い?
- アウトプットから始める読書方法
- まとめ
本は時間投資効率が低い?
ベンチャー企業を経営している知人が、自身の読書について 「最近は本を読めなくなった」 と言っていました。
さらに聞いてみると、本を読むのに使う時間に比べて得られるものが、以前よりも高くないと感じるようになったとのことです。印象的だったのは 「ROI が良くない」 という表現でした。
例えば、本を読むのに2時間を使うなら、同じ時間を本に書かれているテーマに詳しい人に会って、直接聞いたり議論をするほうが同じ2時間でも有意義であると考えるようになったそうです。
本には双方向のやりとりが見い出せなく、よりインタラクティブ性のある学び方、つまり人に直接会って学んだほうがよいと考えると、次第に本を読めなくなったとのことです。
自分の読書プロセス
知人からの話は理解できるなと思うと同時に、どこか自分の中では違和感もありました。というのは、自分にとっては読書は効率が良い学びの手段だからです。
この感覚の違いは何かを深掘りしてみます。
結論から書くと、自分にとっては読書はインタラクティブであり、ただし対話の相手は著者よりも自分自身だということです。
全ての本でそのようにはできていませんが、学びのための理想の読書プロセスは以下です。
読書の前
- 読む前に目的を明確にし、知りたいことを 「問い」 に落とし込む
- 問いを漠然と持たないために、紙に書いて言語化する (問いのアウトプット)
読書中
- 問いを意識しながら読み、読んでいる時に新しい問いがあれば追加する
- 気になった箇所はハイライトしておく。可能なら紙のメモにキーワードや気づきを残しておく
読書の後
- ハイライト部分の見返し。理解度によっては全体を再読する
- 自分なりの整理やまとめを紙のノートに書く。新しく知ったこと、気づきや思ったこと
- ノートの内容をベースにブログに書く (清書としてのアウトプット)
以上のインプットとアウトプットをします。
あらためて思ったポイントは、先に 「問い」 という形でアウトプットをしておくことです。問いを先につくることによってアンテナを立てます。アウトプットが前提になって読書に入りインプットをします。
読書を通じて著者の知識や意見と向き合いますが、自分の読書方法は本質的にはそれらを通じての自分との対話です。
アウトプットとインプットを繰り返すことによって、自分の頭の中ではインタラクティブなやりとりが発生しています。
まとめ
自分にとっての学ぶための読書のポイントは、以下です。
- 問いをつくる
- アウトプットを前提にした読書 (インプット)
- アウトプットが複数回ある。少しずつ構造化されていく
- 自分との対話
これらができるのは、一定量のまとまった文章がある本というコンテンツだからこそです。