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2018年を振り返ります。
今回は後編です。前編では、2018年の自分の出来事を書きました。後編では、気づきや学びについて振り返っています。
具体的には次の5つです。
- 個人で独立して働く手応え
- 一緒に働く人や働く環境の判断軸
- 自分の専門領域やできることの棚卸し
- フリーランスになっての失敗と学び
- 今後の働き方 (2019年の課題)
以下、それぞれについてご説明します。
1. 個人で独立して働く手応え
2018年は前職のグーグルを辞め、会社員ではなく個人で独立して働くことを決めました。
複数の仕事を持つ 「複業」 をし、いくつかの専門性を持ったフリーエージェントのような立場です。
独立をしてからまだ1年は経っていませんが、今の働き方を続け生き残っていく手応えはあります。仕事をする企業や人との相性や期待される自分の役割と一致すれば、自分のパフォーマンスは出すことができる自信を持てました。
2. 一緒に働く人や働く場所の判断軸
独立をして実感したのは、誰とどこで働くかの環境が大事だということです。
前職までの会社員の時に比べ、独立をしてからの複数の企業と仕事をしていく中で、働く環境の判断軸がより明確になりました。具体的には、以下です。
- ビジョン、ミッション、企業文化 (価値基準など) に共感し、自分も一緒に成し遂げたいと自分ごと化できるか
- 自分の役割があり、自分ならではの価値を提供できるか (相手が価値だと思ってくれるか)
- 提供価値は相手の成長に貢献できているか、自分もそれによって成長できるか
3. 自分の専門領域やできることの棚卸し
本業や本業以外の活動を通して、自分がやってきたこと、できること・できないことを見つめ直す機会になりました。
本業以外や会社の外に出ることによる、自分の経験・知識・スキルの棚卸しです。社外の場であっても、自分の持っているものの何がどのように役に立つのかを肌で感じることができたのは、今年得られたことの1つです。
今年、新しく本格的に挑戦したことは、プロダクト開発マネジメント、組織開発支援、経営のコンサルティングやメンター業、ファシリテーターです。
一方で自分にはまだ足りないもの、これから高めていきたいことも見えてきました。
自分の専門領域をさらに強化していくとともに、新しい分野にも積極的に挑戦するマインドを持てました。知の深化と知の探索の両方を目指します。
4. フリーランスになっての失敗と学び
会社員とフリーランスでは違うことは頭ではわかっていましたが、実際のその通りできたこと・できたなかったことがありました。まわりからのフィードバックで失敗に気づき、独立したからこそ得られた学びです。
謙虚に向き合うこと、客観視と言語化の大切さです。失敗を振り返り教訓にし次に活かせるかです。未来をより良いものにするために現在を変えていきます。明日からではなく、今を変えられるかです。
独立した個人という立場だからこそ、いかに相手に価値を提供し続けられるか、現状に満足することなく向上心を持つかです。
なお、フリーランスになっての失敗と学びの詳細は、以下の別のエントリーに書いています。
5. 今後の働き方 (2019年の課題)
自分自身を1つの企業や事業体と見た時に、2019年に何かしらの答えを見い出したい課題があります。
具体的には以下です。
- ビジョン
- 戦略 (事業ポートフォリオ)
- 自分の強みにつながる提供価値の源泉
あまり広げすぎてしまうことに気をつけながら、今の働き方からさらにステップアップをするために、個人としてどういう事業を組み込むかです。
考えているのは、今とは全く別の何かを仕事や事業として持てないかです。それが何かは現時点ではまだ自分では見えていません。中期的な模索テーマとして考え、見つけたいことです。
最後に
前回と今回の2回で、2018年を振り返りました。
去年2017年の振り返りのエントリーで、2018年は新しく挑戦すると書いていました。
自分の今の仕事を当てはめると、2017年は 「成熟」 でした。
来年2018年に取り組みたいのは、次の 「導入」 はどこに見い出すかです。仕事としてやる領域、自分の専門分野の2つにおいて、新しく挑戦する年になります。
(引用:2017年を振り返る)
2018年は、キャリアの転換点になった年です。うまくいったこと、失敗しうまくいかなかったことの両方から、多く気づきや学びがあった1年でした。
今年はブログの更新数を増やし、5月から毎日欠かさず発信をしました。このエントリーで、2018年の304本目です。
来年も引き続き、インプットしたことの内省と言語化、アウトプットによる発信は続けます。