投稿日 2019/03/10

コミュニケーションとプレゼンの本質は、相手にハッピーを届けること


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1181回目のブログ更新です。

今回は、コミュニケーションとプレゼンについてです。ある本に書かれていたことから、考えたことを書いています。

このエントリーで読んでいただきたい内容は、以下です。

  • コミュニケーションの本質
  • プレゼンの目的とビジョン
  • ハッピーと行動をつなぐもの


コミュニケーションの本質


あたりまえを疑え。(澤円) という本を読んで興味深かったのは、コミュニケーションの本質とプレゼンの本質でした。





書かれていたコミュニケーションの本質とは、次の2つです。

  • 相手の期待を理解する
  • 相手にハッピーを届ける


プレゼンの目的とビジョン


プレゼンはコミュニケーションの1つです。プレゼンでは上記の2つに加えて、「受け手に行動を喜んでしてもらうこと」 をゴールに設定します。

プレゼンの話で本書を興味深く読んだのは、この 「行動を喜んでしてもらう」 というゴールを達成するために大切なのは、ビジョンを設定すると書かれていたことです。

ビジョンとは、受け手が自分のプレゼンを聞いて、どんな状態になっているとよいかです。本書ではビジョンは北極星であると書かれています。

ビジョンを描くための問いで思ったのは、以下の問いかけを自分に投げかけることです。

  • 相手が自分のプレゼンに何を期待しているか
  • 何を伝えれば相手はハッピーになるか
  • どうなれば喜んで行動をしてもらえるか


ハッピーと行動をつなぐもの


本書を読みながら考えさせられたことは、「相手がハッピーになること」 と 「喜んで行動をしてもらうこと」 の間についてです。

ハッピーになり行動に移るためには、人はどうなればよいかです。人が自ら行動をするためには、何が必要なのでしょうか?

考えた結論は、以下です。

  • ロジックがあり、全体でストーリーがわかりやすい
  • ストーリーに共感する
  • わくわくし、楽しそうだと感じる
  • やってみたい、自分にもできそうだと思う

つまり、ロジックとストーリーがあり、「共感 → わくわく・楽しそう → やってみたい・できそう」 という流れができることです。

共感から以降で受け手はハッピーになり、最後の 「やってみたい」 「自分にもできそう」 と思えば喜んで行動してくれます。

論理だけでは人は動かず、感情によって腹落ちし行動します。


まとめ


今回は、あたりまえを疑え。という本を読み考えさせられた、コミュニケーションとプレゼンについて書きました。

最後に今回の内容をまとめます。

  • コミュニケーションの本質は、相手の期待を理解し、ハッピーを届けること
  • プレゼンの目的は 「受け手に喜んで行動をしてもらう」 。そのためにビジョン (北極星) を設定する。どんな状態になれば行動をしてもらうかの具体的イメージ
  • ハッピーから行動に至る流れは、ロジックとストーリーがあり、「共感 → わくわく・楽しそう → やってみたい・できそう」 と思えること。人が腹落ちし行動するためには、論理だけではなく感情的な納得も必要




あたりまえを疑え。(澤円)

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。