2020/11/08

四行日記に学ぶ、マーケティング戦略のつくり方



今回は四行日記とマーケティングについてです。


この記事で分かること


  • 四行日記とは
  • 顧客ヒアリング結果を四行日記にすると
  • 四行日記からマーケティング戦略へ


今回は二つのテーマの掛け合わせです。四行日記とマーケティング戦略です。

二つには共通点があります。記事の前半では四行日記について、後半は四行日記から学ぶマーケティング戦略のつくり方です。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


四行日記とは


皆さんは四行日記をご存知でしょうか?

四行日記は、次の四つの項目を書くシンプルな日記です。


四行日記
  • 事実
  • 気づき
  • 教訓
  • 宣言


イメージを深めるために、四行日記を具体的なことに当てはめてみましょう。


顧客ヒアリング結果と四行日記


具体例として顧客ヒアリングを四行日記で書いてみます。


顧客ヒアリング結果と四行日記
  • 始めはあまり話してくれなかったが、こちらから仮説をぶつけると詳しく話してくれた [事実]
  • 相手にいきなり 「課題は何ですか」 と聞いても答えは得られない。きっかけになる情報 (今回なら仮説) から引き出せた [気づき]
  • ヒアリングやインタビューでは論点 (問い) だけではなく、論点と仮説をセットで準備しておく [教訓]
  • 私は問題設定と解決策は常に考えて持っておく [宣言]


四行日記の四つの項目は汎用性があります。

ではここからは、四行日記からマーケティング戦略に当てはめてみます。


四行日記とマーケティング戦略


四行日記の四つの項目とは事実、気づき、教訓、宣言でした。

この四つの順番はマーケティング戦略をつくるプロセス時と同じです。


事実
  • マーケティング戦略の前提となる情報として、市場, 顧客, 競合をファクトから理解する
  • 社内の現状も把握する


気づき
  • 事実から自分たちのビジネスの文脈で何を意味するかを解釈する
  • 同じ事実でも人によって解釈が異なる
  • 解釈からマーケティング戦略の大きな方針・方向性を定める


教訓
  • 気づき (解釈) からマーケティング戦略を立てる
  • 戦略とは目的達成のための 「やること」 「やらないこと」 。リソース配分の指針
  • 戦略は事実を土台に解釈から発展させたもの


宣言
  • 戦略を実現可能な実行プランに落とし込む
  • 戦略は実行されて初めて価値を生む (実行されない戦略は絵に描いた餅)
  • 実行プランとは 「戦略を具体的にこのように進める (何を, 誰が, いつまでに) 」 と宣言すること


まとめ


今回は四行日記を取り上げ、後半では四行日記から学ぶマーケティング戦略のつくり方をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


四行日記
  • 事実
  • 気づき
  • 教訓
  • 宣言


顧客ヒアリング結果と四行日記
  • 始めはあまり話してくれなかったが、こちらから仮説をぶつけると詳しく話してくれた [事実]
  • 相手にいきなり 「課題は何ですか」 と聞いても答えは得られない。きっかけになる情報 (今回なら仮説) から引き出せた [気づき]
  • ヒアリングやインタビューでは論点 (問い) だけではなく、論点と仮説をセットで準備しておく [教訓]
  • 私は問題設定と解決策は常に考えて持っておく [宣言]


四行日記とマーケティング戦略
  • 市場, 顧客, 競合、社内の現状も把握する [事実]
  • 事実を解釈しマーケティング戦略の大きな方針・方向性を定める [気づき]
  • 解釈からマーケティング戦略を立てる。事実を土台に解釈から発展させたもの [教訓]
  • 戦略を実現可能な実行プランに落とし込む [宣言]


最新記事 (毎日更新中)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

note, Twitter, theLetter, YouTube, Podcast, Google Podcasts, Amazon music, Spotify, stand.fm, も更新しています。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。