
今回は目標設定の方法についてです。
この記事で分かること
- 目標の位置づけ (目的 - 戦略 - 目標)
- 二段階の目標設定
- あえて 「やらない目標」 を持つ
この記事で書いているのは目標設定を戦略的にやる方法です。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
目標の位置づけ
目標には前提があります。
目標の上位には 「目的」 と 「やること (戦略) 」 がきます。戦略とは目的達成の 「やること」 「やらないこと」 です。有限で貴重なリソース配分の指針が戦略です。
やることを決め何を狙うかの的になるのが目標です。ターゲットになるものです。
ここまでを見ると当たり前のように聞こえるかもしれませんが、目の前のことに集中すると、いつしか目標が目的や戦略からずれていくことが起こりえます。目標に対して目的とやることがセットになっているか、一貫性があるかを必ず確認しましょう。
二段階の目標設定
目標は難易度で少なくとも二段階を設定するといいです。二段階とは最低目標と理想目標です。
最低目標は必達のもので、目的達成のためにこれはクリアしていないとゴールに到達したとは言えない条件です。
理想目標は、戦略を実行すれば理想としてどの程度までもっていけるかです。さらにより良くできる条件です。
あえて 「やらない目標」 を持つ
戦略とは目的達成のためのやること・やらないことでした。
戦略の肝は 「やらない」 にあります。意図と意志を持って捨てられるかです。「あれもこれも」 ではなく 「あれかこれか」 です。やらないことが明確だからこそ、やることに注力できリソースを集中投下できるのです。
目標においても同じです。これは狙わないという 「やらない目標」 を持ちます。
やらない目標とは、例えば意図的に狙わない指標です。つい追いかけたくなりますが短期的に達成しても長期的には戦略と整合しなくなるものです。
もう少し具体的にイメージを掘り下げると、例えばお店での買上率です。買上率とは 「購入者数 ÷ 来店者数」 で表わされる指標です。
戦略によって考え方が異なりますが、買上率を闇雲に上げようとするとお店に来て見るだけで買わずに出ていってしまう人の対応が疎かになります。買わない人も長期で見て次に繋げるために大切に扱う方針だとすると、買上率という数字だけにこだわりすぎると戦略と実行に齟齬が生まれます。
このようにあえて狙わない目標も明確にし、やらない目標を組織で意思疎通をしておくといいです。
まとめ
今回は目標設定を戦略的にやる方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
戦略思考でやる目標設定の方法
- 目標の位置づけ (目的 - 戦略 - 目標)
- 二段階の目標設定 (最低目標と理想目標)
- あえて 「やらない目標」 を持つ