2020/11/01

キャリアをつくる 「越境ピラミッド理論」 をご紹介



今回はビジネスキャリアについてです。


この記事でわかること


  • 具体と抽象の往復
  • ピラミッドとキャリア (越境ピラミッド理論)
  • 越境ピラミッドの注意点 (前提と五重の塔)


この記事で書いているのは、具体と抽象の往復からキャリアをどうやってつくっていくかです。

ピラミッドをアナロジーにした話です。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアでの参考にしてみてください。


具体と抽象の往復


この記事の内容を一言で表現すれば、「具体と抽象の往復から様々な場所でピラミッドをつくろう」 です。

まず具体と抽象がそれぞれ何を意味するかをご説明します。


具体と抽象
  • 具体: 実務, 実際の仕事, 具体的な成果
  • 抽象: 理論, 要するにとまとめた一言


具体と抽象の往復とは、二つの流れがあります。


具体と抽象の往復
  • 自分のやった仕事、獲得したスキルや経験を体系化して理解する。経験の理論化 [具体 → 抽象]
  • フレームワークや成功法則を学んだら実際の仕事で使ってみる。理論の実践 [抽象 → 具体]


ピラミッドをつくる


具体と抽象の往復を続けることによって、ピラミッドができあがります。




複数の具体が少しずつ抽象化して上に積まれていき、あたかもピラミッドができていくようなイメージです。先ほど見たような、具体と抽象の両方の方向からそれぞれを往復することによってピラミッドが造られます。


新しい挑戦とピラミッド


ビジネスキャリアの幅を広げていくためには、新しい挑戦が大切です。

今回の文脈に当てはめると、新しい領域でのチャレンジは、別の場所でピラミッドを建てるということです。

一度ピラミッドを造っておけば、新しい場所でのピラミッド建造は以前の経験が役立ちます。つまり、具体と抽象の往復をしておけば、新しいフィールドでの応用につながるのです。

もし具体しかやっていない、あるいは抽象レベルだけで具体的な経験が乏しければ、越境してピラミッドを造ることは難しくなります。

キャリアを重ねることによって、振り返ってみれば越境ピラミッドを持てています。


越境ピラミッドの注意点


今回ご紹介している越境ピラミッドの考え方には注意点があります。

ある場所で建てたピラミッドと別のところで新しく建てるピラミッドは、必ずしも同じ形状にはなりません。なぜなら前提が異なるからです。

砂漠に建てるのと森の中に建てるのとでは違うやり方になります。場所が変わればピラミッドの材料も変わります。

ここからの示唆は何でしょうか?

以前に自分が建てたピラミッドに固執しないことです。キャリアの文脈で表現をすれば、過去の成功体験にしがみつかないようにします

新しい環境では、ピラミッドではなく五重の塔が適切かもしれません。




前提の違いを理解し、その場所にあった具体と抽象の往復から最適なものを建てるといいです


まとめ


今回はビジネスキャリアについて、「越境ピラミッド理論」 をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


具体と抽象の往復
  • 自分のやった仕事獲得したスキルや経験を体系化して理解する。経験の理論化 [具体 → 抽象]
  • フレームワークや成功法則を学んだら実際の仕事で使ってみる。理論の実践 [抽象 → 具体]


越境ピラミッド理論
  • 具体と抽象の往復を続けピラミッドを造る
  • 新しい領域でのチャレンジは、別の場所でピラミッドを建てるということ


越境ピラミッドの注意点
  • 別のところで新しく建てるピラミッドは、必ずしも同じ形状にはならない。なぜなら前提が異なるから
  • 新しい環境では、ピラミッドではなく五重の塔が適切かもしれない。以前に自分が建てたピラミッドに固執しない (過去の成功体験にしがみつかない)
  • 前提の違いを理解し、その場所にあった具体と抽象の往復から最適なものを建てる


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。