2020/11/22

ビジネス小説の楽しみ方 (仕事やキャリアに活かす読書方法)




今回は、ビジネス小説の読み方をご紹介します。


この記事でわかること


  • ビジネス小説の楽しみ方 (4つ)
  • 1. 経営から仕事のやり方まで
  • 2. 専門分野への学び
  • 3. 価値観や人生
  • 4. 時代を超えたビジネスの本質


ここ最近ビジネス小説をよく読んでいます。

この記事では、仕事やキャリアに活かす小説の読書方法と楽しみ方をご紹介しています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


ビジネス小説の楽しみ方


今回の記事でご紹介する、仕事やキャリアにも活かしビジネス小説を楽しむ視点は次の四つです。


ビジネス小説の楽しみ方
  • 経営から仕事のやり方まで
  • 専門分野への学び
  • 価値観や人生
  • 時代を超えたビジネスの本質



[楽しみ方 1] 経営から仕事のやり方まで


ビジネス小説のおもしろさは、これまで自分が仕事で直接関わったことのない世界を小説を通じて疑似体験ができます

例えば具体的には以下です。


疑似体験できる世界 (例)
  • 大手メーカー
  • 小売や流通業
  • 銀行
  • 中小零細企業
  • 政治家や官僚
  • スポーツ


視座や視点も様々です。

起業家や経営者、資本家や債権者、従業員、政治家などです。立場の違いから何を考えてどう行動するかは、自分にはない着眼点で興味深いです。

もちろん小説の中の話なのでフィクションです。しかし自分には体験したことない世界をうかがい知る楽しさがあります。

小説のストーリーから、その会社や事業のビジネスモデルを頭の中で描くのも知的な楽しさがあります。良いトレーニングの機会になります。

他には、企業での組織のしがらみ、上司や同僚との人間関係、他部署との衝突、政治的な根回し、出世競争なども考えさせられます。


[楽しみ方 2] 専門分野への学び


小説のストーリーには、自分の専門分野への学びがあります。

直接は書かれていませんが、自分の頭の中で 「この話をマーケティングに当てはめると何が言えるか」 「あのフレームが当てはまるのではないか」 と考えながら読んでいます。

事業領域は全くの専門外だったとしても、抽象化すると自分の専門領域との共通点が見えてきます。例えばプロダクト開発や新規事業の観点で小説を読み解くと発見があります。また、プロジェクトマネジメントの視点でも興味深く読めます。

これらの楽しみ方を一般化すると、自分が知っている理論の仮想的な実践です。小説が知識や理論の 「実践の場」 となっています


[楽しみ方 3] 価値観や人生


小説の登場人物の価値観や人生が考えさせられます。

特に直感的に自分とは相容れないと感じる、共感できない考え方や行動についてです。そう思った時に、具体的にどこになぜ自分は共感できなかったかを掘り下げ、言語化することからの気付きです。

共感できない価値観や人生観を裏返すと、自分が大切にする価値観や自分のありたい姿が見えてきます

例えば企業での出世競争です。少しでも上の地位になりたいという人の欲望です。自分の体調や健康、同僚との人間関係、家族を犠牲にしてでも出世をしたいという価値観には共感できない自分がいました。

そこから、では自分が大切にする価値観とは何かを掘り下げることによって自分のことが理解できます。


[楽しみ方 4] 時代を超えたビジネスの本質


読んでいるビジネス小説の時代設定は様々です。


小説の時代設定 (例)
  • 第二次世界大戦の敗戦直後 (占領下の日本)
  • 高度経済成長期
  • バブルと崩壊
  • リーマンショックからの金融危機と景気後退
  • 現在 (2010年代の後半以降)


時代設定が違っても今と共通するものが見えてきます。共通点に時代を超えたビジネスでの本質が隠れています

例えば次のようなものです。


時代を超えたビジネスの本質
  • ビジネスはお互いの信頼で成り立っている
  • 消費者や顧客がお金を払ってでも欲しい価値を提供する
  • 社内政治や自分たちの都合だけで顧客不在になると企業はおかしくなる
  • 本業を忘れ短期的な儲け話に乗ると長期的には成功しない
  • 成功者ほど後継者問題がつきまとう
  • おごりや慢心が身を滅ぼす


ビジネスでも歴史は繰り返されます。


まとめ


今回はビジネス小説の楽しみ方をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


仕事やキャリアに活かすビジネス小説の楽しみ方
  • 経営から仕事のやり方まで (知らない世界を小説を通じて疑似体験)
  • 専門分野への学び (小説が知識や理論の 「実践の場」 になる)
  • 価値観や人生を知れる
  • 時代を超えたビジネスの本質がわかる


時代を超えたビジネスの本質
  • ビジネスはお互いの信頼で成り立っている
  • 消費者や顧客がお金を払ってでも欲しい価値を提供する
  • 社内政治や自分たちの都合だけで顧客不在になると企業はおかしくなる
  • 本業を忘れ短期的な儲け話に乗ると長期的には成功しない
  • 成功者ほど後継者問題がつきまとう
  • おごりや慢心が身を滅ぼす


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。