
今回は正しい勝負を挑むための考え方、方法についてです。
この記事で分かること
- 勝つために正しい勝負をする方法
- 競争ルールを理解する
- 勝ち筋を見出す
- 競争ルールと勝ち筋の関係
この記事で書いているのは、勝負に勝つためのポイントになる 「競争ルール」 と 「勝ち筋」 です。
二つそれぞれについてと、競争ルールと勝ち筋の関係も掘り下げています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
勝つために正しい勝負を見極める
人は環境に依存します。
ここでいう環境とは、自分が活動する場所やフィールド、コミュニティ、組織です。
勝負も同じです。これは当たり前のように聞こえるかもしれませんが、勝つためには自分にとって正しい勝負を選ぶことが大事です。
では正しい勝負を見極めるためには、どうすればいいのでしょうか?
環境の因数分解
勝負という観点から環境を因数分解してみましょう。
大きくは二つに分けることができます。「場所」 と 「戦う相手」 です。この二つは戦うための前提です。ビジネスに当てはめれば、場所は参入している市場、戦う相手とは競合他社や競合商品・サービスです。
それではもう少し 「環境を見極める」 について掘り下げてみます。環境を理解するためのポイントは次の二つです。
環境を見極める
- 競争ルールを理解する
- 勝ち筋を見出す
では、それぞれについて順番に見ていきましょう。
[環境の見極め 1] 競争ルールを理解する
競争ルールとは制約条件です。
その環境にいるプレイヤー共通でどんな制約が存在するかを把握します。
ビジネスであれば例えば顧客やユーザーの一人当たりの最大頻度 (利用回数) です。一日に複数回なのか、一日に一回なのか。それとも一週間に一回程度なのかです。
競争ルールで大事なことは、ルール自体を変えられないかという意識を常に持っておくことです。制約は前提として与えられたものですが、既存のルールを変えられないかという問題意識です。
もしルールがひっくり返せるのであれば、その環境の秩序もガラリと変わります。ルールを自分たちに合ったものにできれば、それだけ勝てるチャンスが広がります。
[環境の見極め 2] 勝ち筋を見出す
競争ルール下において、勝ちにダイレクトにつながるポイントが勝ち筋です。これをすれば勝つ確率が高まるであろう成功要因を見出します。
勝ち筋は競争優位につながります。
勝ち筋で見るべきポイントは、他のプレイヤーもできるが自分たちはよりよくできるのか、それとも自分たちにしかできないことはないかです。
競争ルールと勝ち筋の関係
ここまで、戦う環境を見極めるための二つのポイントとして、競争ルールと勝ち筋について見てきました。
では競争ルールと勝ち筋には、どのような関係があるのでしょうか?
競争ルールとはプレイヤー全員に平等にあり、勝ち筋はそのルールの下で違いをつくる要因です。
「違い」 がビジネスであれば顧客にとって意味があり、価値につながれば顧客から選んでもらえます。つまり、勝ち筋は顧客から支持される・愛されるという勝利につながるのです。
まとめ
今回は勝負に勝つために、どうやって正しい勝負を見極めるかの方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
勝負する環境
- 勝つためには自分にとって正しい勝負を選ぶことが大事
- 勝負する環境は、「場所」 と 「戦う相手」 に因数分解できる。戦うための前提
環境を見極めるポイント
- 競争ルールを理解する。ルール自体を変えられないかという意識を持っておく
- 勝ち筋を見出す。勝ち筋は勝つ確率が高まるであろう成功要因
競争ルールと勝ち筋の関係
- 競争ルールとはプレイヤー全員に平等にある。勝ち筋はそのルールの下で違いをつくる要因
- 違いが顧客にとって意味があり価値につながれば、顧客から選んでもらえる