今回はビジネスモデルについてです。
✓ おもしろいと思うビジネスモデル
- 楽天のポイント経済圏
- 音声メディアのマネタイズ
- コンテンツのブロックチェーン実装による利用権の価値化
興味深いと思っているビジネスモデルを3つご紹介しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、何か参考になればうれしいです。
おもしろいと思うビジネスモデル
あらためて考えてみた時に、おもしろいと思うビジネスモデルは3つです。
✓ ご紹介したいビジネスモデル
- 楽天のポイント経済圏
- 音声メディアのマネタイズ
- コンテンツのブロックチェーン実装による利用権の価値化
では順番にご説明しますね。
楽天のポイント経済圏
1つ目は楽天市場です。楽天ポイントがうまく活用されたビジネス設計です。
私自身が1人のユーザーとして、ポイントの魅力もあり気づけば Amazon よりも楽天での買いもの額が大きくなっています。
ポイントというお得感の設計がうまいです。Amazon にも購入額へのポイントはありますが Amazon は機械的な付与に対して、楽天はゲーム的なエンタメ要素もあっておもしろいです。
例えば、日付の末尾に 0 と 5 がつく日はポイント5倍、 楽天イーグルスやバルセロナが勝てばポイントアップです。
ポイントは出店者が 1% 負担をしているので負担のしわ寄せがいってしまうとよくないですが、「たかがポイント、されどポイント」 のビジネスがおもしろいです。
音声メディアのマネタイズ
2つ目は音声メディアの今後のマネタイズです。
ポッドキャスト、Voicy や stand.fm 、最近では Clubhouse が登場するなど音声コンテンツが盛り上がっています。私も文字や動画のインプットはそれほど増えてはいませんが、耳からの音声情報は多くなっています。
とはいえマネタイズに目を向けた時に、テレビや動画に比べて音声コンテンツでのマネタイズの仕組みはこれからです。
音声メディアであってもマネタイズ手法は基本的には同じです。広告 (スポンサー) 、有料会員、コンテンツごとの課金、寄付です。音声メディアではまだ未成熟なので、今後どうなるかは興味深いです。
コンテンツのブロックチェーン実装による価値化
3つ目は従来は技術的・仕組みがなくマネタイズできなかったことが、ブロックチェーン技術を活用すればできそうなことです。
例えば本です。
本というコンテンツに有限の閲覧者または閲覧回数の制限をつくり、過去から現在の閲覧記録をブロックチェーン上に記録します。コンテンツ閲覧を有限化し改ざんされない仕組みをつくれば、閲覧のアクセス権限を価値化できます。需要に対してアクセス権という供給を制限できるからです。
今までは本を読むには、つまりアクセス権限を得るためには直接に本を買う、図書館などの公共サービスを利用する、知人から借りるくらいしか閲覧権を取得する方法はありませんでした。これらのうち、マネタイズができているのは1つ目だけです。
ブロックチェーンを使えば借りることも価値化からマネタイズできるので、こうした仕組みが将来で実現できるかに興味があります。
まとめ
今回はビジネスモデルについてでした。
最後に記事のまとめです。
✓ おもしろいと思うビジネスモデル
- 楽天のポイント経済圏。エンタメ要素もありポイントが楽天を選ぶ理由の1つになっている
- 音声メディアのマネタイズ。音声コンテンツが盛り上がっており、マネタイズの仕組み化に興味がある
- コンテンツのブロックチェーン実装による利用権の価値化。コンテンツ閲覧を有限化し改ざんされない仕組みをつくれば、閲覧のアクセス権限を価値化できる