投稿日 2021/05/27

仕事での自信を深める方法。3ステップの自信構築プロセス


今回は仕事やビジネスキャリアです。

仕事への自信を持つためにどうすればいいかの方法をご紹介します。

✓ この記事でわかること
  • 自信と根拠を深める方法
  • 3つのステップ 「言語化 - 構造化 - 一言化」 
  • マーケティングでの例

自分に対する自信の解像度を高めるために、普段から意識しておくと良い方法をご紹介します。この方法は抽象化力を高めることにもつながり、おすすめです。

ぜひ最後まで読んでいただき、何か少しでも参考になればうれしいです。

自信への解像度を高める方法


今回ご紹介したい方法は、3つのステップで考えるやり方です。

仕事での成果 (結果) とプロセス、自分がどこに自信を持てたのかを掘り下げて解像度を高める方法です。具体的には次の3つです。

✓ 自信への解像度を高める方法
  1. 言語化
  2. 構造化
  3. 一言化

では、それぞれについて順番にご説明しますね。

[ステップ 1] 言語化


言語化とは仕事でやったことや成果を自分の言葉で表現してみることです。

言語化をする対象は、仕事でどんなプロセスからどのような結果につながったのか、「自分はできる」 と思う自信はどこから生まれたのか、具体的な根拠は何かです。

一方でまた自信がないことについて、何に対してそう思うのかも言葉にして掘り下げてみると良いです。

例えば紙に書いてみる、スマホのメモに入力する、パソコンで文章にしてみます。書く以外にも話をしてみると良いです。人に説明したり、仮想的に頭の中で具体的な誰かに說明をするシミュレーションをすると良いです。

言葉に落とし込むメリットは2つです。

より理解が深まるのと、 曖昧にしか見えていなかったことがわかります。

[ステップ 2] 構造化


2つ目のステップは構造化です。1つ目に言語化したものを体系立てて整理します

仕事でのプロセスと成果 (結果) へは、何がどういう順番で起こったのかを可視化します。

例えばマーケティングの仕事を例にすると、顧客のことをこれまで以上に深く理解でき、マーケティングの成果が出たとします。この場合に、自分 (たち) が順番にやったことを言語化し、ストーリーとして構造化するといいです。

具体的には次のようになります。

✓ 顧客理解とマーケティング (構造化の例) 
  1. 顧客理解への事前のリサーチを入念にやった (例: 過去の業界トレンドや他国の状況を調べた) 
  2. アンケート調査からターゲット顧客の回答に全て目を通した
  3. 顧客へのインタビュー調査では何気ない一言を掘り下げて、奥にある本音に迫れた
  4. 社内で顧客像を議論する中で、ようやく顧客本人すらも認識していないであろう顧客インサイト (自覚していない生々しい本音) を見出した
  5. 顧客インサイトからのアイデアからマーケティング施策をつくった
  6. 顧客と心の通ったコミュニケーションができた

以上のような成功への全体ストーリーを構造化して、あらためて自分がやったことと、それがなぜできたかを体系立てて理解します。

[ステップ 3] 一言化


3つ目のステップは構造化したことを一言でネーミングをつけるように表現します

一言でラベルをつけるイメージです。後から思い出しやすくなります。ものごとを抽象化する能力も鍛えられます。

先ほどのマーケティングの例を続けると、やったことで自信を持てたのは一言で言えば 「顧客インサイトに基づくマーケティング」 です。

一言化の表現は、キャッチコピーのようなかっこいいものでなくても全然構いません。自分にとってしっくり来る表現で一言で表されていることが大事です。


まとめ


今回は、仕事での自信を深めるための3つのステップをご紹介しました。

最後に記事のまとめです。

自信への解像度を高める方法
  1. 言語化: 自分で言葉にしてみる。例: 書く, 話す
  2. 構造化: 言語化したものを体系立てて整理する。つなげてストーリーにする
  3. 一言化: 構造化を一言でネーミングをつける

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。