2021/05/07

マーケティングの原体験、マーケティングの仕事の醍醐味



今回はマーケティングです。


この記事でわかること


  • マーケティングの原体験 (人生を変えた出会い)
  • ストリートダンスとの共通点
  • マーケティングの仕事でうれしい瞬間


今回は私のマーケティングとの出会いと、マーケティングの仕事でのおもしろさを書いています。

ぜひ最後まで読んでいただき、何か参考になればうれしいです。


マーケティングの原体験


私がマーケティングに強く興味を持ち、これを仕事にしたいと思ったのはある一冊の本からでした。

本のタイトルは 実況 LIVE マーケティング実践講座 です。





京都に住んでいた大学生の時で、当時は就職活動中でした。

就活の帰りに四条河原町の本屋に入り、目に止まった本でした。手にとって 「はじめに」 に書かれていた内容に直感的にピンときました。

以下は、本からの引用です。

マーケティングは、突き詰めると、”顧客を魅了 (attract) する" 活動であるといえます。そして、その難しさは、人の心の琴線に触れるというエモーショナルな側面と、きちっと持続的に成長し、利益を上げていくという合理的な側面を持ち合わせていなくてはならないところにあります。

したがって、感性とロジックをうまく組み合わせながら、自社の強みと顧客のニーズ (潜在ニーズ) をマッチさせる方法を探索することが重要です。

優れたマーケターはマーケティング活動の醍醐味を “顧客のハートをつかんだことを実感した瞬間だ” と言います。

 (引用: 実況 LIVE マーケティング実践講座 (須藤実和) )

これを読んだ時、何か身体の中で電流が流れたような感覚でした。「これだ」 と思ったんです。

引用した内容をまとめると、


マーケティングとは
  • マーケティングは突き詰めると顧客を魅了する活動
  • 人の心の琴線に触れるエモーショナルとロジカルの両方がある
  • マーケティング活動の醍醐味は 「顧客のハートをつかんだことを実感した瞬間」


以上の3つがとても印象的でマーケティングに興味を持ちました。そのまま本を買って、家に帰りすぐに読みました。

これ以降の就活ではマーケティングができる会社が選択基準になりました。この本との出会いは、自分の人生を変えた瞬間です。


なぜ魅力的だったのか


大学生だった自分がなぜ魅力的に思ったのかは、今思えばあの時に熱中していたことと共通点があったからです。

大学ではストリートダンスのサークルに入っていました。

ダンスのおもしろさは突き詰めると次の3つです。


ダンスの魅力
  • うまく踊れるようになる (身体動作をコントロールできる)
  • 好きな音楽に合わせてショーを創作する
  • ダンスで人を魅了できる


特に3つ目の人を魅了できることにダンスの楽しさを見出していて、マーケティングが 「顧客を魅了する活動である」 に直感的におもしろそうだと感じたわけです。

ストリートダンスとマーケティングは一見すると全く違うものですが、2つには共通点があります。

* * *


マーケティングの仕事でのうれしい瞬間


私のマーケティングの原体験は、今のマーケティングの仕事をしていてうれしいと思う瞬間にもつながっています。

うれしいと思う瞬間は 「顧客の琴線に触れた時」 です。

分解すると3つです。


顧客の琴線に触れた瞬間
  • 顧客インサイトが見出せた時 (深い顧客理解)
  • インサイトを満たすソリューションが思いついた・つくれた時
  • 実際に顧客に喜んでもらえた時 (ソリューションが価値提供になった時)


3つを順番に補足しますね。


[醍醐味 1] 顧客インサイトが見出せた時


顧客インサイトとは 「人を動かす隠れた気持ち」 です。

普段は本人も意識していませんが、そうだと気づけば買うなどの行動につながる奥にある本音です。

顧客自身も自覚がなかったり言葉にできていないことを、赤の他人であるマーケターがここまで深く理解するのは簡単ではありません。ここにマーケティングの難しさと、顧客インサイトがわかった時のおもしろさ・うれしさがあります。


[醍醐味 2] ソリューションがつくれた時


2つ目は顧客に提供するソリューションを思いついたり、つくれた時です。

ソリューションとは、インサイトという顧客の中に隠れていた不満や無自覚な欲求を満たす解決策です。アイデアを思いつき、これなら顧客インサイトを満たせると思った瞬間は楽しいです。


[醍醐味 3] 実際に顧客に喜んでもらえた時


3つ目の 「顧客の琴線に触れた瞬間」 は、顧客に貢献できた時です。

自分がマーケターとして思った 「これなら顧客を魅了できる」 が、本当にそうなった瞬間です。

具体的には、お金を払って買ってくれた、利用し続けてくれている、役に立ったという少しでも顧客の成功や幸せに貢献できていると実感できた時です。

ここには他には代え難い喜びがあります。


まとめ


今回はマーケティングについて、私の原体験とマーケティングの醍醐味をご紹介しました。

最後に記事のまとめです。


マーケティングの原体験 (直感的にピンきたこと)
  • マーケティングは突き詰めると顧客を魅了する活動だと知った時
  • 人の心の琴線に触れるエモーショナルととロジカルの両方がある
  • マーケティング活動の醍醐味は 「顧客のハートをつかんだことを実感した瞬間」


ストリートダンスとの共通点
  • ダンスの魅力は、うまく踊れるようになる、好きな音楽に合わせてショーを創作する、ダンスで人を魅了できる
  • 特に3つ目の 「人を魅了できること」 にダンスとの共通点を見出し、マーケティングに興味を持った


マーケティングの醍醐味は 「顧客の琴線に触れた瞬間」
  • 顧客インサイトが見出せた時 (深い顧客理解)
  • インサイトを満たすソリューションが思いついた・つくれた時
  • 実際に顧客に喜んでもらえた時 (ソリューションが価値提供になった時)



実況 LIVE マーケティング実践講座 (須藤実和)


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。