2020/08/20

仮説立案と検証プロセス。順番と段階を意識しよう




今回は、仮説の立案と検証についてです。


この記事でわかること


  • 仮説立案と検証のプロセス (5つ)
  • 5つの順番が大事
  • 各プロセスで大切なこと


記事の前半では、仮説立案と検証のプロセスを考えます。

後半はプロセスの順番の大切さと、自分は今どのステージにいるかを意識しようという内容で掘り下げます。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考になれば嬉しいです。


仮説立案と検証のプロセス


ビジネスの場では、仮説を立て検証していく方法は汎用的に使われます。

では、仮説を作り検証していくために、どのようなプロセスで進めればいいでしょうか?


仮説立案と検証プロセス
  • 目的の設定
  • 論点の絞り込み
  • 仮説の立案
  • 検証
  • 示唆だし


最後の示唆について補足です。


示唆とは何か


そもそも示唆とは何でしょうか?

示唆は論点に対するズバリの答えではありません。論点への方向性を示すものです。

答えそのものではないので、論点に対しての対応は厳密には不十分です。しかし 「答えられませんでした」 ではなく、示唆を出すことによって、論点への意思決定や実行に役立たせます。

では、話を仮説立案と検証のプロセスに戻します。


5つの順番が大事


目的から示唆までの5つのプロセスを書きましたが、この順番が大事です。


仮説立案と検証プロセス
  • 目的の設定
  • 論点の絞り込み
  • 仮説の立案
  • 検証
  • 示唆だし


まず目的があっての論点です。

論点とは、目的のために判断し、答えなければならない重要な問いだからです。既に皆が分かっている、判断する必要がないものは論点ではありません。

次に、論点があっての仮説です。論点とは問いであり、仮説とは論点に対する仮の答えです。

さらに仮説があって検証ができます。仮説なき検証は、本来はあり得ないものです。

最後に検証をして根拠があるからこそ、示唆になります。これが仮説と示唆の違いです。


各プロセスで意識すること


ここまで、仮説立案と検証の5つのプロセスを見てきました。

大事なのは、ビジネスの実務で、仮説立案と検証プロセスのそれぞれで 「今自分が焦点を当てているのは何か」 を意識することです。

5つに沿って当てはめると、次のようになります。


各プロセスで意識すること
  • 目的は明確になっているか。目的を置き去りにして 「手段の目的化」 が起こっていないか
  • 論点は洗い出したか。論点は磨いたか
  • 仮説は論点から落とし込んでいるか
  • 検証では目的や仮説を見失っていないか
  • 示唆は論点に対してか。目的につながっているか


言葉にすると当たり前のように聞こえるかもしれません。しかし、仕事では目の前のことに集中して視野が狭くなってしまうと、上記のことができていない状況になりがちです。

5つのプロセスの順番を守るとともに、各プロセスで目的・論点・仮説・検証・示唆と、それぞれの上位とのつながりを意識するといいです。


まとめ


今回は、仮説立案と検証のプロセスを掘り下げました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


仮説立案と検証プロセス
  • 目的の設定
  • 論点の絞り込み
  • 仮説の立案
  • 検証
  • 示唆だし


5つの順番が大事
  • 目的があっての論点
  • 論点があるから仮説が立てられる
  • 仮説があって検証ができる
  • 検証をして根拠があるからこそ、示唆になる


各プロセスで意識すること
  • 目的は明確になっているか。目的を置き去りにして 「手段の目的化」 が起こっていないか
  • 論点は洗い出したか。論点は磨いたか
  • 仮説は論点から落とし込んでいるか
  • 検証では目的や仮説を見失っていないか
  • 示唆は論点に対してか。目的につながっているか

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。


1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。