2019/11/10

キングコング西野さんの卒業式スピーチから学べること




今回は、スピーチやプレゼンについてです。

  • キングコング西野さんの近大卒業式スピーチの中身
  • スピーチの舞台裏エピソードとは?
  • お笑い芸人のスピーチから学べること

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、
  • キンコン西野さんの卒業式のスピーチ内容
  • 世界一のスピーチを目指した仕掛け
  • お笑い芸人のスピーチから学べること
です。

スピーチ内容と、本人の舞台裏解説の両方から、プレゼンやキャリアなどのビジネスへのヒントを書いています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


キングコング西野の近大卒業式のゲストスピーチ


今回の記事でまずご紹介したいのは、キングコングの西野さんのスピーチです。

2018年度の近畿大学卒業式での、ゲストスピーチです。




スピーチでの西野さんのメッセージは、「失敗を恐れずに挑戦してほしい」 です。


スピーチの舞台裏エピソード解説


Voicy で、西野さん本人がスピーチの舞台裏を解説しています。



やるからには、自分のスピーチを一番良いものにしたい、そのためにどんな仕掛けをスピーチの中に入れたかを興味深く聞くことができます。


お笑い芸人のスピーチから学べること


YouTube でスピーチを見てと、Voicy で仕掛けの解説を併せて聞いて思ったことです。

自分にとっては、次の3つが学びでした。


スピーチのやり方から学べること
  • オーディエンスを参加させ自分ごと化
  • プランとノープランのバランス
  • 全てを1つのメッセージにつなげる


以下、それぞれについて順番にご説明します。


[学び 1] オーディエンスを参加させ自分ごと化


1つ目の学びは、オーディエンスが自分ごと化する仕掛けです。

Voicy の西野さん本人の解説では、「失敗の演出」 と説明されていたことからの学びです。

最初の登場シーンではあえて盛り上がりを小さくする仕掛けを入れ、登壇シーンのやり直しをやっています。テイク2では、オーディエンス (近大卒業生や家族) に最大限の拍手や声援を送ってもらうようにし、実際に2回目の登壇はかなりの盛り上がりようでした。

2回目の西野さんの登場シーンを見て思ったのは、オーディエンスが参加することによる一体感の醸成と自分ごと化です。

自分ごと化によって、スピーチを聞く態勢が能動的になります。最初から前のめりになる状況を意図的につくった仕掛けでした。


[学び 2] プランとノープランのバランス


スピーチの冒頭で西野さんは、話す内容をノープランで来ましたと言っています。

しかし Voicy の解説では、重要なところはプランを考えてスピーチに臨んだとのことでした。全体構成と、最後の伝えたいメッセージです。それ以外の細かいところは、当日の流れに任せていました。

これを聞いて思ったのは、余白を入れることの重要性です。

がちがちにプランで固めるのではなく、ノープランという遊び (余白) があるからこそ、当日の会場の雰囲気を加味したその時にしかできないスピーチになるわけです。

プランからつくりすぎず、かと言ってノープランすぎることもなく、プランとノープランのバランスを考えさせられました。


[学び 3] 全てを1つのメッセージにつなげる


スピーチからの西野さんのメッセージは、「失敗を恐れずに挑戦してほしい」 でした。

YouTube でスピーチを見て考えさせられたのは、全てのことが最後のメッセージにつながっていることです。

具体的には、
  • 最初の登場シーンでの失敗の演出
  • 自分の好感度が低い自虐ネタ
  • 相方・梶原さんの飛行機での話
  • 友人の NON STYLE 石田さんの USJ エピソード
です。

一見すると、1つ1つはお笑い芸人がおもしろおかしく話しただけの、文脈がないように見えます。しかし、どれも最後の1つのメッセージにつながる布石でした。

聞き手に伝えたいことを1つに絞り、そこまでに話す内容が全てつながっているからこそ最後のメッセージを際立たせることができます。

スピーチやプレゼンでは、伝えいたいメッセージをあれもこれもと入れすぎないことです。1つに絞るからこそ聞き手に伝わるのです。


時計の長針と短針が交わる時


西野さんのスピーチの最後で印象的だったのは、時計の話です。

アナログの時計は、1時間に1回、長針と短針が交わる時があります。1時台なら1時5分すぎ、2時台なら2時10すぎです。

3時、4時と、それぞれの1時間で1回だけ重なる瞬間がありますが、唯一11時台だけは長針と短針は重なりません。11:00 の後に長針が短針を追いかけていき、2つが重なるのは 12:00 になった時です。

時計のこの現象について、西野さんがスピーチで話した解釈は、「 (12時の鐘が鳴るという) 成功の前には報われない時間がある」 というものでした。

12時の鐘が鳴る良いことの前には、つらいこともあるかもしれないが、それでも失敗という過去は向き合い方や解釈によって変えられる、失敗を恐れずに挑戦してほしいというメッセージです。


まとめ


今回は、キングコング西野さんの近大卒業式でのスピーチを取り上げました。

最後に今回の記事のまとめです。



近大卒業式スピーチでの西野さんのメッセージは、「失敗を恐れずに挑戦してほしい」 。
何かに挑戦している途中にはつらいこともあるかもしれないが、それでも失敗という過去は向き合い方や解釈によって変えられる。失敗を恐れずに挑戦してほしい。


スピーチから学べること
  • オーディエンスを参加させ自分ごと化
  • プランとノープランのバランス
  • 全てを1つのメッセージにつなげる


最後に


冒頭でもご紹介していますが、キングコング西野さんの近大卒業式スピーチの動画と、仕掛けの解説です。







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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。