2019/11/04

イノベーションの本質から考える、イノベーティブなアイデアのつくり方を解説




今回は、イノベーションについてです。

  • イノベーションの本質とは?
  • イノベーティブなアイデアを思いつく方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、
  • そもそもイノベーションとは何か
  • 本質から考えるイノベーティブなアイデアを思いつく方法
です。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


イノベーションの本質


いきなりですが、イノベーションと聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?

私の一言の定義は、イノベーションは 「未来の当たり前」 をつくることです。

未来の当たり前とは、今はまだ当たり前になっていないものです。多くの人々はそうは思っていない、あるいは気づいてすらいないことです。

しかし、未来にはそれが当たり前のように普及し、なかった当時はどうしていたのか想像するのが難しいようなものです。

例えば、インターネットやスマホがそうです。両方とも、今の私たちの生活には欠かせない当たり前のように存在しているものです。しかし、ネットやスマホがなかった時代には、当たり前ではありませんでした。


今の当たり前に気づく


イノベーションの元になっているのは、アイデアです。

画期的なアイデアが、今はまだ存在していない 「未来の当たり前」 をつくっていきます。

では、イノベーティブなアイデアはどうすれば思いつくことができるのでしょうか?天才のような一部の人にしかできないことなのでしょうか?

イノベーティブなアイデアを思いつくためには、「今の当たり前」 に気づくことからです。

つまり、常識や思い込み、固定観念を取り除き、今はまだカタチになっていない未来の当たり前につながる切り口を見つけられるかです。


イノベーティブなアイデアをつくる方法


では具体的に、画期的なアイデア、仕事での新しい企画をつくるためには、どうすればよいでしょうか?

私が仕事で使っている方法は、次のようなやり方です。


アイデアをつくる方法
  • 対象となるものの当たり前を書いていく
  • 「当たり前の逆」 を考える
  • 任意に2つ選び掛け合わせる
  • 筋の良い切り口 (コンセプト) を選ぶ
  • コンセプトを具体化するアイデアを考える


具体例に当てはめると


この方法を、具体例に当てはめてご説明します。

例えば、輪ゴムについて考えてみましょう。


[ステップ 1] 対象となるものの当たり前を書いていく


輪ゴムの当たり前とは何でしょうか?

例えば、次のようなものがあります。


輪ゴムの当たり前
  • 丸い
  • 茶色
  • 劣化しやすい


[ステップ 2] 「当たり前の逆」 を考える


ご紹介しているアイデアのつくり方は、ここがポイントです。

それぞれの 「当たり前の逆は何か」 を考えてみます。


輪ゴムの当たり前の逆
  • 自由な形
  • カラフル
  • 長く使える


[ステップ 3] 任意に2つ選び、掛け合わせる


3つ目のステップです。当たり前の逆を掛け合わせます。

説明を簡単にするために当たり前の逆は3つしか挙げていませんが、3つから掛け合わせると以下のようになります。


 「当たり前の逆」 の掛け合わせ
  • 自由な形でカラフル
  • 自由な形で長く使える
  • カラフルで長く使える


掛け合わせの時点では実現性や筋の良し悪しは後にして、先入観を持たずにどんな組み合わせになるかを見ていきます。


[ステップ 4] 筋の良い切り口 (コンセプト) を選ぶ


そして、掛け合わせから筋が良さそうな切り口を選びます。

ここでは、「自由な形でカラフルな輪ゴム」 というコンセプトを選んでみます。





今の当たり前をひっくり返した、「新しい当たり前」 の芽ができました。


[ステップ 5] コンセプトを具体化するアイデアを考える


このコンセプトから、アイデアを思いつくだけ挙げていきます。

いきなり闇雲にアイデアを考えるよりも、まずは切り口を設定し、その中でアイデアを出していく方法です。

実は、今回の 「自由な形でカラフルな輪ゴム」 というコンセプトを具現化したアイデアは、実はすでに商品として世の中にあります。

アニマルラバーバンド という商品です。





自由な形を動物や恐竜で表現し、色も一般的な茶色の輪ゴムではなく、カラフルなゴムです。

耐久性にも優れます。普通の輪ゴムは劣化しやすいですが、アニマルラバーバンドは長く使っても普通のようにすぐにボロボロになることはありません。


 「当たり前の逆」 を組み合わせる


今回ご紹介したアイデアのつくり方は、いかがだったでしょうか?

お仕事やプライベートでも参考になりそうでしょうか?

この方法で発想のジャンプになるのは、「当たり前の逆」 を組み合わせることです。

書籍 アイデアのつくり方 に書かれているように、アイデアとは既存のもの同士の組み合わせから生まれます。





この考え方を応用し、イノベーティブなアイデアにつなげるために 「未来の当たり前 (= 今の当たり前の逆) 」 を組み合わせていく方法です。

組み合わせから筋の良い切り口を見つけコンセプトにし、コンセプトを具現化するアイデアを考えていきます。アイデアは、まずは多くだし、その中から絞り、磨いていきます。


まとめ


今回は、イノベーションとは何か、イノベーティブなアイデアをつくる方法をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。



イノベーションは 「未来の当たり前」 をつくること。未来の当たり前とは、今はまだ当たり前になっていないもの。多くの人々はそうは思っていない、あるいは気づいてすらいないこと。


イノベーティブなアイデアを思いつくためには、「今の当たり前」 に気づくことから。
常識や思い込み、固定観念を取り除き、今はまだカタチになっていない未来の当たり前につながる切り口を見つける。


イノベーティブなアイデアをつくる方法
  • 対象となるものの当たり前を書いていく
  • 「当たり前の逆」 を考える
  • 任意に2つ選び掛け合わせる
  • 筋の良い切り口 (コンセプト) を選ぶ
  • コンセプトを具体化するアイデアを考える





アイデアのつくり方 (ジェームス W. ヤング)




アニマルラバーバンド (ギフトボックス)

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。