2019/11/14

書評: 新しい経営学 (三谷宏治) 。重宝しているビジネスモデルの4要素




今回は、書評です。

新しい経営学 という本をご紹介します。





  • どんなことが書かれている本?
  • ビジネスモデルの4要素とは?
  • 重要思考とは?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、
  • 書籍 新しい経営学 の概要
  • 使いやすいビジネスモデルのフレーム
  • 重要思考
です。

この本は、経営学をわかりやすく学べるだけではなく、普段の仕事にも活かせる内容になっています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


この本に書かれていること


この本を一言で表現すれば、経営学を俯瞰してわかりやすく学べる本です。

解説の図が多く使われ、事例も豊富です。文章も読みやすく理解しやすい内容になっています。

以下は、本書の内容紹介からの引用です。

経営学をビジネスモデルで理解する 「常識破り」 の入門書

そもそも 「経営学」 という学問は、「経営戦略」 や 「マーケティング」 「アカウンティング」 「ファイナンス」 「人・組織」 「オペレーション」 といった専門分野の集合体です。それゆえ、経営学の 「入門」 をうたっている本はどれも、各分野の寄せ集めでしかなく、経営学がわかりにくい原因となっていました。

本書は、そうした経営学 "入門書" の 「常識」 を打ち破るもの。「ターゲット」 「バリュー」 「ケイパビリティ」 「収益モデル」 という、現実のビジネスを構成する4つの要素から経営学を 「目的別」 に理解してしまおうという前代未聞の試みが結実したものです。

この4要素が組み合わさることで、「ビジネスモデル」 が成立します。ビジネスモデルは、事業を統合的に運営していくために欠かせない 「経営視点」 。

事業運営を任されたビジネスパーソンも、アルバイトをする学生も、会社そのものを経営する経営者も、誰にとってもためになる、面白く学べて実践できる画期的な一冊が、ここに誕生しました。


ビジネスモデルの4要素


本書 新しい経営学 の全体を通して使われているフレームが、ビジネスモデルの4要素です。


ビジネスモデルの4要素
  • ターゲット
  • バリュー
  • ケイパビリティ
  • 収益モデル


この4つを考えることによって、ビジネスモデルの全体像が把握できます。それぞれの詳細は、次のようになります。


ビジネスモデルの4要素
  • ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
  • バリュー:顧客に提供する価値
  • ケイパビリティ:価値を実現する仕組み、能力やリソース
  • 収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み


このビジネスモデルの4要素は、本を読んですぐに仕事で使ってみました。シンプルな分だけ汎用的で使いやすいです。

事業戦略を考える時に4つの項目から情報を整理したり、足りない視点、まだ深く考えられていないことが何かが見えてきます。


重要思考


今回ご紹介している 新しい経営学 で、もう1つ印象的だったのが、「重要思考」 です。

重要思考とは、最も大事なことにフォーカスし、そこで 「差」 を生むようにすることです。

別の言い方をすれば、ものごとの本質を見極め、一番影響があるであろうことに集中して取り組むことです。

たとえるならボーリングのセンターピンです。センターピンを倒すことによって、後ろに並んでいる二列目以降のピンも倒していくことができます。

ビジネスでの戦略の用語に当てはめると、KSF です。KSF とは Key Success Factors の略で、平たく言えば成功要因です。

重要思考から改めて考えさせられたのは、文字通りの重要なことを優先して取り組んでいるかです。

目の前のことに忙しくしていると短期的なことばかりになり、長い目で見た時の重要なことには意識が向かなくなり、結果的に後回しになります。

重要思考という考え方から、
  • 本当に大切なことは何かの見極める
  • 大事なことをやり抜く
ということができているかを、考えさせられました。


まとめ


今回は、新しい経営学 という本をご紹介しました。





最後に今回の記事のまとめです。



経営学を俯瞰してわかりやすく学べる本。解説の図が多く使われ事例も豊富。経営学をわかりやすく学べるだけではなく、普段の仕事にも活かせる。


ビジネスモデルの4要素
  • ターゲット:誰 (またはどの企業) を顧客にするか
  • バリュー:顧客に提供する価値
  • ケイパビリティ:価値を実現する仕組み、能力やリソース
  • 収益モデル:提供価値から対価を得る仕組み


重要思考とは、最も大事なことにフォーカスし、そこで 「差」 を生むようにすること。
ものごとの本質を見極め、一番影響があるであろうことに集中して取り組む。




新しい経営学 (三谷宏治)

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。