投稿日 2019/11/26

会議やワークショップに不可欠なアイスブレイク。効果と具体的なやり方をご紹介




今回は、会議やワークショップの始めにやるアイスブレイクについてです。

  • どうすれば会議を盛り上げられる?
  • 効果的なアイスブレイクの方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、会議やワークショップで最初にやるアイスブレイクの方法です。

場を温め、本題で盛り上がるアイスブレイクのやり方をご紹介します。

記事で書いているのは、アイスブレイクの What, How, Why です。アイスブレイクとは何か、具体的な方法、アイスブレイクの効果です。

ご紹介しているアイスブレイクは、準備も少なくてよく簡単にできるものです。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


アイスブレイクとは


ワークショップや、いつもより長い会議で、最初にアイスブレイクはやっていますでしょうか?

アイスブレイクは、ワークショップや会議の本題に入る前の、ちょっとしたウォーミングアップのようなものです。会議での意見出しと雑談を足して2で割ったような位置づけです。


アイスブレイクで使える問い (10個)


ファシリテーションの仕事を自分が依頼された時は、必ずアイスブレイクを入れます。

ここでは、私がこれまで会議やワークショップをファシリテートした中で、よく使うアイスブレイクの問いをご紹介します。

全部で10個あります。以下、グループ分けをしていて、「関心」 「自己紹介」 「What if」 「意気込み」 の順番で書いています。いずれも、簡単な答えと理由を1分程度で話してもらいます。


関心
  • 最近気になったニュース
  • おすすめのプロダクトやサービス
  • 24時間以内の自分のグッドニュース


自己紹介
  • 自分を動物に例えると?
  • 最後の晩餐に何を食べたい?
  • 自分たちのチームを色で表すと何色? (チームカラー)


What if
  • 1日だけ過去の自分に戻れるとしたら、何才の自分になる?
  • 将来の自分を見られるとしたら、何才の自分を見たい? (100才まで生きると仮定して)
  • もし100万円を一日で自由に使い切るとしたら、何に使う?


意気込み
  • 今日のワークショップへの意気込み、今の気持ちを色で表現すると何色?


自己紹介系は、初対面のメンバーが多い会議やワークショップでよく使います。自己紹介を名前と肩書・所属くらいの内容より、自分を動物に例えるようなお題を1つだけ入れるだけでも、お互いの理解や親近感がわきます。

残りの 「関心」 「What if」 「意気込み」 は、初対面でも馴染みの多いメンバーでやる会議にも、どちらにも使えます。

ここまで、アイスブレイクの What でした。

ここからは、アイスブレイクの How です。


アイスブレイクのやり方


アイスブレイクで最初に起こるちょっとしたハードルは、誰が最初に発言をするかです。

積極的に手を上げて立候補する人がいる場もあれば、お互いがお見合いし遠慮するケースもあります。

もし手が挙がらなければ、私がよく使う方法は誕生日を利用します。

具体的には、誕生月か誕生日の日付の数字が、参加者の中で最も小さい人をトップバッターになってもらいます。お互いのメンバーの誕生日を知ることができる副次的な効果もあります。

2人目以降は時計まわりでなど、順番にまわすとよいです。発言は1人1分程度を目安に話してもらいます。

発言後には、拍手をするとよいです。これにより、自分はこの場に受け入れられた気持ちを持て、この後の本番に入りやすくなります。

ファシリテーターは、全員のアイスブレイクの発言内容をホワイトボードや模造紙に書き留めておくようにします。メンバーは他の人のお題の答えを見ることができます。

全員が言い終わった後に、簡単な総括をしてアイスブレイクを終えます。

以上の How をまとめると、以下になります。


アイスブレイクのやり方
  • 1人1分程度
  • トップバッターの立候補が出なければ、誕生日の数字を使う (月か日で一番小さい人から)
  • 2番目からは時計回りで順番に
  • 発言後には皆で拍手を
  • ホワイトボードに書き留める
  • 最後に簡単な総括をする


アイスブレイクの効果


会議やワークショップで最初から本題に入らずに、アイスブレイクという一手間を入れるのは、なぜでしょうか?

一言で言えば、アイスブレイクの効果は場を温め、その後の時間を活性化させられることです。

全員が一度発言をする機会が与えられるので、本番のディスカッションや意見出しをしやすい雰囲気をつくれます。本番の前に、一人ひとりが口を動かし声を出せたことが大事です。

アイスブレイクの発言により、自己開示ができ参加者同士の理解につながります。


まとめ


今回は、会議やワークショップでのアイスブレイクについてでした。

アイスブレイクの What, How, Why をご紹介しました。いかがだったでしょうか?

ぜひお仕事での参考にしてみてください。

最後に今回の記事のまとめです。



アイスブレイクは、ワークショップや会議の本題に入る前のちょっとしたウォーミングアップ。会議での意見出しと雑談を足して2で割ったような位置づけ。


アイスブレイクのやり方
  • 1人1分程度
  • トップバッターの立候補が出なければ、誕生日の数字を使う (月か日で一番小さい人から)
  • 2番目からは時計回りで順番に
  • 発言後には皆で拍手を
  • ホワイトボードに書き留める
  • 最後に簡単な総括をする


アイスブレイクの効果は場を温め、その後の時間を活性化させられること。
全員が一度発言をする機会が与えられるので、本番のディスカッションや意見出しをしやすい雰囲気をつくれる。自己開示ができ参加者同士の理解につながる。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。