投稿日 2021/03/27

ドラクエのレベルアップに学ぶ、仕事で自分を成長させる方法


今回はゲームとキャリアです。ドラクエのレベルアップからのキャリア論です。

✓ この記事でわかること
  • ドラクエの世界でのレベルアップ
  • 仕事で自分がレベルアップする5パターン
  • レベルアップした瞬間の例 (マーケティングなどで) 

今回は2つのテーマの掛け合わせです。ゲームとキャリアです。

RPG ゲームのドラクエのレベルアップから着想を広げ、仕事で自分を成長させる方法を掘り下げます。

ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考になればうれしいです。

ドラクエのレベルアップ



皆さんはドラクエのゲームをされたことがあるでしょうか?

ドラクエの世界ではモンスターを倒すと経験値が得られます。

もらえる経験値はモンスターの強さや特徴に応じて決まっています。弱い相手からは少しの経験値が、強いモンスターからは多くの経験値が獲得できます。

一定の経験値がたまればレベルが上がります。例えば経験値が累積で 1,000 になればレベルが 10 になります。


レベルアップする5パターン


では現実の世界に話を戻して、レベルアップとは何かを考えてみましょう。

例えば仕事でのキャリアの観点では、どういう時にレベルアップをするでしょうか?

自分の経験から整理をすると、仕事でレベルアップするのは5つのパターンに整理できました。

✓ 仕事で自分がレベルアップする5パターン
  • これまで全くできなかったことができるようになった [0 → 1]
  • 今までよりもより上手くできるようになる [1 → 10]
  • スキルや知見が別の仕事で活かせた時 [横展開]
  • ものごとを俯瞰でき本質を見出せた時 [本質理解]
  • 人に教えられるようになった時 [形式知化]

以上のようなことが、ふとしたタイミングで時には予想外に訪れた瞬間に自分のレベルアップを感じます。


5パターンの具体例



では、これは私の例ですが5つのパターンの具体例をご紹介させてください。

[パターン 1] 0 → 1


1つ目のレベルアップのパターンは、これまで全くできなかったことができるようになった瞬間です。

私の過去の例では、マーケティング戦略やもっと上の事業戦略を自分が主導してつくれた時です。それまではマーケティング全体の中の一部分や下流領域でしたが、より上流での戦略パートに足を踏み入れられた時です。

[パターン 2] 1 → 10


2つ目のパターンは、今までよりも上手くできるようになる瞬間です。

例えば私の例ではマーケティングリサーチです。リサーチデータの集計、読み込みや解釈が今までよりも短時間で効率よくでき、かつ洞察できた範囲が広く深くなったと感じた時でした。

これは急にできるようになったと言うよりは徐々にですが、当時の1年前の自分よりもレベルが上がったなと感じた時に自己効力感が高まったのを覚えています。

[パターン 3] 横展開


レベルアップの3つ目のパターンは、スキルや知見が別の仕事で活かせた時です。

これは前職でやっていた仕事の進め方を、今の仕事で活用できる場合です。私の例では、Google で当時やっていた新規サービス開発のプロジェクトが、ベンチャー企業の事業開発に活かせると実感できた時でした。

[パターン 4] 本質理解


4つ目のパターンは、ものごとを俯瞰でき本質を見出せた瞬間です。

具体的な私の例では、プロダクト開発でやっていることが要するに顧客の問題解決だと理解できた時でした。

このように抽象化すると、マーケティングやさらにはどんな事業も、結局のところは要するに顧客への貢献だと俯瞰できました。あらやるビジネスに共通する本質です。

[パターン 5] 形式知化


レベルアップの5つ目のパターンは、人に教えられるようになった時です。少し硬い表現になりますが、暗黙知から形式知への転換です。

例えば仕事で得たマーケティングや戦略のつくり方を、自分なりのフレームとして一般化してブログや note 、ニュースレター、音声配信のコンテンツにできた時です。

その意味ではこのブログを書いていること自体もレベルアップの機会です。


まとめ


今回はドラクエのレベルアップからキャリアを考えました。レベルアップを5つのパターンに分け、仕事で自分を成長させる方法を掘り下げました。

最後に記事のまとめです。

仕事で自分がレベルアップする5パターン
  • これまで全くできなかったことができるようになった [0 → 1]
  • 今までよりもより上手くできるようになる [1 → 10]
  • スキルや知見が別の仕事で活かせた時 [横展開]
  • ものごとを俯瞰でき本質を見出せた時 [本質理解]
  • 人に教えられるようになった時 [形式知化]

5パターンの具体例
  • マーケティング戦略やもっと上の事業戦略を自分が主導してつくれた時 [0 → 1]
  • マーケティングリサーチの読み込みや解釈が今までよりも短時間で効率よくでき、広く深く洞察できた [1 → 10]
  • Google で当時やっていた新規サービス開発のプロジェクトが、ベンチャー企業の事業開発に活かせた時 [横展開]
  • どんな事業も要するに顧客への貢献だと俯瞰できた時。あらやるビジネスに共通する本質を見出せた [本質理解]
  • 仕事で得たマーケティングや戦略のつくり方をフレームに一般化し、情報発信できた時 [形式知化]

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。