2018/06/03

事実と意見を分けて考える。伝えたいことは 「刺激と反応の間には選択の自由がある」


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普段から大切にしたいと思っている、「事実と解釈を分けて考える」 について書いています。

エントリー内容です。

  • レポートを書く基本フレーム
  • 失敗分析に当てはめると
  • 刺激と反応の間には選択の自由がある


レポートを書く基本フレーム


データ分析のアウトプットで代表的なのは、レポートです。

レポートを書く時に大事にしているのは、データからの 「事実」 と、事実をどう扱うかの 「意見」 を区別することです。意見はさらに2つに分けます。解釈と、解釈をどう活かすかの示唆・提案です。

まとめると、レポートの肝になる要素は、次の3つです。

  • 事実:データや発言など。誰にとっても同じ客観的事実
  • 解釈:事実に対して分析者の解釈。データ分析の目的や課題の文脈での意味合い
  • 示唆・提案:解釈からのまとめ。レポートの読み手に向けて意思決定やアクションへの示唆または提言

これら3つに加えて、レポートの書き手と読み手の前提情報を合わせるために、レポートの背景、目的、課題と仮説、調査やデータ収集方法を入れます。


失敗分析で事実と解釈を分ける


事実と解釈に分ける考え方は、失敗分析にも使えます。失敗を客観的に分析・評価し、失敗からの教訓を次にどう活かすかです。

以下の3つのプロセスになります。

  • 事実:失敗や事故の事象を把握する
  • 解釈:原因分析と、失敗からの学びを得る
  • 次に活かす:今回の失敗の学びから、教訓や知識として次にどう活かすか

以上のプロセスは、1回やって終わりではありません。

失敗からの学びを次に活かしても、新しいチャレンジであればまた別の失敗が起こり得ます。いかに早めに小さく失敗し、学びながら完成度を上げていくことになります。


刺激と反応の間には選択の自由がある


1つの事実に対して、解釈は必ずしも1つに決まるわけではありません。

私の好きな言葉に 「刺激と反応の間には選択の自由がある」 というものがあります。意味は、ある出来事 (刺激) に対して、自分が持つ感情 (反応) は自分で選ぶことができる、ということです。

今回の文脈に当てはめると、刺激は事実です。反応が解釈です。

目の前に起こった事実に対して、反射的に不快や怒りの気持ちを抱くのか、それとも、長い目で見て自分にとってどういう意味があるか、ポジティブに解釈できないかを一歩引いて考えられるかです。

自分自身の感情に対して 「選択の自由がある」 と捉えることによって、マイナスの感情を持つのも自分の自由、ポジティブに捉え直すことも自分次第だと考えます。この考え方は、プライベートの日常生活でも、仕事においても役に立ちます。


最後に


事実と解釈を分けて考えることは、「それは何か (事実) 」 と 「事実をどう捉えるべきか」 を区別することです。

大切にしたいのは後者です。同じものに対して、自分なりの解釈や捉え方をどのようにするかです。

事実や出来事に対して why で捉えれば、原因や過去を深掘りできます。So what で捉えれば、要するに何を意味するかとまとめられ、未来への視点が持てます。

起こってしまった出来事は元に戻せません。どう捉えるかの解釈や感情には選択の自由があります。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。