2018/11/18

プロジェクトやプロダクトマネジメントでは、どれだけ 「No」 と言えるか。No のための判断基準を考える


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今回は、プロジェクトやプロダクト開発のマネジメントについてです。

  • マネジメントがうまくいかず、悩んでいる…
  • どうすればマネジメントがうまくいく?
  • No という判断基準を持つことの大切さ

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。

この記事では、マネジメントで私が大切にしたいと考えている、「どれだけ "No" と言えるか」 を書いています。

仕事でのマネジメントの参考になればと思います。ぜひ、最後まで読んでみてください。

以下は、エントリー内容です。

  • 全体最適のための "No"
  • No を決断できる判断基準があるか
  • 「多長根」 を判断基準にする


全体最適のための "No"


プロジェクトやプロダクト開発で関係者が多岐に渡ると、各方面からプロジェクトマネージャー (PJM) やプロダクトマネージャー (PM) に様々な要望が来ます。

要望は、それぞれの相手の立場からすると理解はできるものです。ただし、全体を統括する PJM や PM の立場からすると、全てに "Yes" と答えるわけにはいきません。

中には相反する要望もあれば、プロジェクトやプロダクトの部分最適にしかならないこともあるからです。PJM や PM の立場で大事なのは、あくまで全体最適を実現できるかです。


No を決断できる判断基準があるか


そのためには、どれだけ "No" が言えるかです。

No と言うためには、判断基準を持っておかなければいけません。判断基準には、ロジックによる論理基準と、価値観による価値基準の両方が求められます。

私が思う2つの関係は、縦に並びます。ロジックでの論理基準がベースにあり、最後に腹をくくって決断をする拠り所が価値基準です。決めるための最後の最後は、直感になることもあります。

判断基準には、一貫性があること、透明性があることが求められます。

透明性とは、PJM や PM の全体統括をする立場からメンバーや組織に、判断基準と基準に沿ってどう判断したかの理由や経緯をオープンにすることです。


 「多長根」 を判断基準にする


では、"No" と言うための判断基準は、どのように持てばよいのでしょうか?

私が持ちたいと考えるのは 「多・長・根」 の3つです。

  • 多:複数の視点から全体像を把握する
  • 長:短期ではなく長期のスケールで考える
  • 根:本質に立ち返る

1つめの 「多」 で、複数の視点で判断するようにします。自分だけの視点ではなく、相手視点 (顧客やユーザーにとって良いことなのか) 、第三者の視点です。

2つめの 「長」 で、視野を広く持ちます。短期的な判断ではなく、中長期で正しい判断なのかどうかです。

3つめの 「根」 では一歩引いて、そもそもの本質は何かを判断基準に入れます。

多長根から "No" だと思えば、理由とともに No を伝えます。

その場では相手には良い印象を持たれないかもしれません。しかし、一貫性があり自らの論理と価値観に沿った判断基準から結論は No だとしたら、自分の決断に責任を持ち貫き通します。


まとめ


今回は、プロジェクトやプロダクト開発のマネジメントにおいて、"No" と言うことの大切さ、"No" のための判断基準を考えました。

最後に、今回のまとめです。

  • 全体を統括するプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーの立場からすると、全てに "Yes" と答えるわけにはいかない。大事なのは全体最適のために、時には "No" を言うこと

  • No を決断できる判断基準があるか。ロジックによる論理基準と、価値観による価値基準の両方が求められる。判断基準には、一貫性があること、透明性があること

  • 判断基準にしたいのは 「多長根」 。複数の視点から全体像を把握 (多) 、短期ではなく長期で見る (長) 、本質に立ち返る (根)

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。