2018/11/06

ビジョンドリブンなプロダクト開発。プロダクトにビジョンという Why はあるか


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新規でのプロダクト開発についてです。ビジョンから始める開発の考え方を書いています。

エントリー内容です。

  • プロダクトの存在意義は何か
  • 目的と手段


プロダクトの存在意義は何か


企業や組織で設定するビジョンやミッション、行動バリューを、プロダクト開発に当てはめると次のように整理できます。


ビジョン


  • ビジョンとは、自分たちが実現したいと思う理想の世界観。こうしたいという大きな絵を描いたもの
  • 開発するプロダクトを世の中に提供し、より良くなった社会。こう良くしたい、変えたいという世界観
  • ビジョンには、自分たちでしか実現できない信念があるか


ミッション


  • ミッションとは、ビジョンを実現するために何をやるか。自分たちが使命として持っていること
  • プロダクトに当てはめると、開発するプロダクトのコンセプト。プロダクトの特徴や意味合いを一言で表現すると、どんな使命になるか


行動バリュー


  • 行動バリューとは、ミッション (使命) を成し遂げるために、具体的にどんな行動をするか
  • プロダクト開発に当てはめると、プロダクトにどのようなソリューションを持たせるか。世の中にどんな提供価値を提供するか


ビジョン、ミッション、バリューをまとめると、プロダクトの 「存在意義」 です。なぜこの世にそのプロダクトは存在するのか、何のためにあるのかを明確にすることです。


目的と手段


ビジョン、ミッション、行動バリューの3つがつながっているかが大事です。

下から見れば、行動バリューを実践することによって、使命として掲げるミッションが成し遂げられるかです。ミッションを持ちやり続ければ、ビジョンとして描く理想とする世界観を実現できるかです。

ミッションと行動バリューは、ビジョンのための 「手段」 です。ビジョンは目的であり、自分たちの Why です。Why には、「なぜ自分たちはその世界観を実現したいのか」 という原体験からもつくられる理由も入っています。

ビジョンは Why なので変わらないものです。手段であるミッションと行動バリューは、外部環境の変化や自分たちの状況において変わり続けてよいものです。

プロダクト開発の文脈で言えば、ミッションとバリューはピボットできますが、ビジョンだけはピボットはできません。

開発するプロダクトのビジョンには、それくらい確固たる信念と、実現する世界観に揺るぎない確信を持っているかです。ビジョンを言語化できているかどうかです。


まとめ


今回は、プロダクト開発を、ビジョンやミッションの視点からどうあるべきかを考えました。一言で言えば、ビジョンドリブンなプロダクト開発です。

最後にまとめです。

  • プロダクト開発では、プロダクトの 「存在意義」 を明確にする
    • ビジョン:実現したい理想とする世界観は何か
    • ミッション:そのためにプロダクトが持つ使命は何か
    • バリュー:ミッションを成し遂げるためにどんなソリューションと価値を提供するプロダクトにするか
  • ビジョンは目的 (Why) 、ミッションとバリューは手段。ミッションやバリューは環境によって変わってよい (ピボットできる) が、Why であるビジョンは不変

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。