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1154回目のブログ更新です。
今回は、新しいスキルを身につける方法についてです。詳しくは後ほど説明しますが、QDCA というやり方をご紹介します。
このエントリーで読んでいただきたい内容は、以下です。
- 不満を 「問いかけ」 に変換する
- 問いから行動へ
- 一般化すると 「QDCA サイクル」
不満を 「問いかけ」 に変換する
今はできないことを新しくできるようにする第一歩は、現状の不満や愚痴からいかに抜け出すかです。
自分のことを 「xxx ができない」 で終わってはいけません。「どうすれば xxx になれるか」 や 「xxx ができるようにするためにはどうすればよいか」 という問いに変えます。
例えば、以前の私は会議でのファシリテーションは苦手でした。具体的には、会議を仕切ろうとする気持ちが強く、うまくいかない時は会議がまとめられませんでした。
もう1つ苦手意識を持っていたのは、会議でのホワイトボードの使い方でした。
有効に使いたい気持ちは持っていましたが、いざ会議の場で使おうとすると、何を書いていいかわかりませんでした。会議の議論をうまくホワイトボードに書こうと思うほど、書けないという状態でした。
問いから行動へ
ある時に思ったのは、「自分はできない」 とか 「うまくいかない」 で思考や言葉を止めるのではなく、「どうすれば、ファシリテーションができるようになるか」 でした。ふと現状を問いかけにして捉えてみました。
問いによって思いついた方法は、会議のやり方やファシリテーションについて書かれた本をまとめて読むことです。
もう1つやったことは、本に書かれていたことで自分が良いと思ったやり方を早速次の会議で取り入れてみたことです。試してみた全てがうまくいったわけではありませんでしたが、真似をして少しずつ会議のファシリテーションの振る舞いを覚えていきました。
一般化すると 「QDCA サイクル」
ここまでの内容を、新しいスキルを身につける方法に一般化してみます。
プロセスは次のようになります。
- 現状に不満や愚痴を言うのではなく、「どうすれば xxx をできるか」 を考える [問い]
- 問いへの自分の答えの中から、やってみたいと思うことを行動に移す [アクション]
- 学んだことをすぐに試してみる [アクション]
- 何がうまくいったか・いかなかったかを振り返る [検証]
- 経験や学びを次に活かす [適応]
一言で表現すると QDCA サイクルです。PDCA の最初の Plan を Question に変え、問いかけから始まる実行と検証サイクルです。
- Question: 「どうすればできるか」 という問いに変える
- Do: 決めて行動する、新しいことを試してみる
- Check: やったことを振り返る。経験を学びにする
- Adjust: 知見として形式知化し、次に活かす
私のファシリテーションのスキルに当てはめると、QDCA サイクルを何度もまわし、いつの間にか苦手意識は消え、今では自分が自信をを持ってできるビジネススキルの1つになりました。
最後に (ファシリテーションにおすすめの本)
ファシリテーションに関連して、私が読んで参考になった会議やファシリテーションのおすすめの本をご紹介します (5冊) 。
世界で一番やさしい会議の教科書 実践編
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ファシリテーションの教科書 - 組織を活性化させるコミュニケーションとリーダーシップ
最高品質の会議術
サーバント・リーダーシップ実践講座