2019/02/19

戦略と実行はセット。実行の前後に入れる大事なこと


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1162回目のブログ更新です。

今回は、戦略と実行についてです。このエントリーで読んでいただきたい内容は、3つです。

  • 戦略とは何か
  • 戦略と実行はセットである
  • 実行の前後に必要なこと


戦略とは何か


戦略は、目的を達成するためにあります。戦略とは目的を果たすために 「やること」 と 「やらないこと」 を決めることです。

大事なのは何をやらないかを明確にすることです。戦略の肝は、捨てることにあります。

上位の概念から、目的、戦略、戦術を整理すると以下になります。

  • 目的:達成したいこと。自分たちが描く目指す先やありたい姿 [Why]
  • 戦略:目的を達成するためにやること (投入する時間やお金、エネルギーなどのリソース配分) [What]
  • 戦術: 「やること」 から具体的に落とし込まれたアクションプラン [How]


戦略と実行はセットである


戦略は立てた時点では仮説にすぎません。仮説とは、あくまで仮の答えです。場合によっては、仮説と思い込みと紙一重の違いしかありません。

戦略が正しいかどうかは、実行に移してみて初めてわかります。戦略と実行はセットで考えるものです。

逆に言えば、どんなに立派な戦略であっても現場で実行できない戦略は、特にビジネスにおいては価値を生みません。絵に描いた餅です。


実行の前後に必要なこと


戦略から実行に移すにあたって、実行の前にやることがあります。

何を持って戦略が成功したかの指標 (数字) を設定することです。

戦略を指標に落とし込むプロセスで、戦略が因数分解されます。実行した後に、分解された指標ごとに検証し振り返ります。戦略という仮説の中で具体的に何が機能し、何が失敗したかです。

仮説とは、実行して終わりではなく検証によって磨かれます。だからこそ、実行前に戦略という仮説は何を持って成功したと言えるのかの指標の設定が重要なのです。

やっていることは戦略から始まる PDCA です。戦略を実行する前に指標を設定し (Plan に相当) 、実行をし (Do) 、指標から評価します (Check) 。評価を通して戦略と実行結果に学び、得られた知見を次に活かします (Adjust) 。

なお、PDCA の最後の A は 「Act」 が一般的ですが、私は 「Adjust」 を使います。A は、C の Check からの 「改善」 ですが、Act よりも適応を意味する Adjust のほうが違和感がないからです。

整理すると、戦略の実行の前後で必要なのは、以下です。

  • 実行の前に戦略が何をもって成功と言えるのかの指標 (数字) を設定する
  • 実行後は戦略という仮説を指標から評価・検証する。PDCA をまわし学びを次に活かす


まとめ


今回は戦略について書きました。最後に、まとめです。

  • 戦略とは目的を達成するためにやること。何をやるかとともに 「やらないこと」 を決めることが大事
  • 戦略は立てた時点では仮説。実行して初めて価値を生む。実行されない戦略は絵に描いた餅。戦略と実行はセットで考える
  • 実行の前に戦略が何をもって成功と言えるのかの指標 (数字) を設定する。実行後は戦略という仮説を指標から評価・検証する。PDCA をまわし学びを次に活かす

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。