2019/02/16

何かを 「やめる」 「捨てる」 からこそ、新しいことができる


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1159回目のブログ更新です。

今回は、何かをやめる、捨てることの大切さを考えます。新しく何かを始めるためには、まずは今のものをやめて余白をつくることからという話です。

エントリー内容です。

  • 戦略とは捨てること
  • 身近な例に見る 「やめる → 余白 → 新しく始める」
  • 何かを 「やめる」 「捨てる」 ための方法


戦略とは捨てること


やらないことを決めるとは、戦略的になることです。

戦略とは、目的を達成するために何をやって、何をやらないかです。戦略は目的を果たすためのリソース配分です。

戦略で重要なのは、「やらないこと」 や 「捨てること」 を決めることです。なぜなら、投入できるリソースは有限だからです。リソースとは例えば、時間・集中力・エネルギーです。

やらないことを決めるからこそ、目的のために何をやるかが明確になり、リソースを集中できるのです。


身近な例に見る 「やめる → 余白 → 新しく始める」


やらないと決めて捨てれば、その分だけ余裕ができます。余白が生まれたことによって、新しいことに取り組めます。

私の身近なことで、例を3つ紹介します。


1. フリーランスでの仕事


2019年2月現在、個人で独立したフリーランスで働いています。

去年2018年から振り返ると、今に至るまでには自分には合わないこと、相手に価値を提供できないことは、続けることはやめました。

やめた分だけ時間的にも精神的にも余裕が得られました。働く時間に余白ができたことによって、新しい仕事や出会いがありました。その中でもチャレンジしたいと思うことに取り組むことができました。


2. 毎朝の1時間のランニング


私の気分転換の1つは、毎朝走ることです。毎朝同じコースを1時間走っています (2019年2月16日現在で連続612日走っています。2017年6月15日から毎朝続けています) 。

以前は朝に1時間の時間を確保することは難しい状況でした。一方で、走ることは大切な習慣にしたいと思い、次第に走る距離も伸びていました。

走る時間をつくるためにやめたことは、起床してすぐの仕事です。以前は朝起きてすぐにパソコンを立ち上げ、メールチェックなど仕事に取り掛かっていました。メールやメッセージを見始めると、そのまま仕事にしばらく集中してしまいます。

今やっているのは、朝起きてしばらくはオフライン状況にあえてすることです。朝起きてすぐにネットにはつなげずブログの原稿を30-45分ほどで書き、そのまま1時間のランニングに出ます。帰ってきてから初めてネットに接続します。

能動的にオフライン環境をつくる、つまり起床後すぐのネット接続をやめることによって、朝の時間に余白が生まれました。


3. 新しく買うもの


何か新しくモノを買う場合は、以前の同じモノを捨てるようにしています。

例えば服です。ジーンズを新しく買えば、古いジーンズを1本捨てます。意識的に捨てることをしないと、モノが増える一方だからです。

買いものは、何かをやめたり捨てなくても新しく買えますが、自分の身の回りの物理的な余裕を持たせておくために、意図的に捨てる機会を作っています。


何かを 「やめる」 「捨てる」 ための方法


何かを新しく始める、あるいは無理せず継続して習慣にすることの両方に、「やめる」 「捨てる」 ことは有効です。

では、どうすればやめるという判断ができるのでしょうか?

これまで続けていたことをやめたり、持っていたものを捨てることは、簡単にはできないこともあるでしょう。

私が意識しているのは、次の3つです。

  • 目的に立ち返る
  • 自分の判断軸に照らし合わせる
  • サンクコストではなく未来に目を向ける

以下、それぞれについての補足です。


1. 目的に立ち返る


目的と手段を考えると、手段とはあくまで目的を達成するためにあります。戦略も同じです。

しかし、手段を続けているといつしか当初の目的への意識は薄れ、手段の目的化が起こります。手段を続けること自体が目的になると、本来は変える、あるいはやめることが正しいのに、盲目的に続けてしまいます。

やめたほうがいいかは、始めの目的に立ち返り、続けるかやめるかを判断します。


2. 自分の判断軸に照らし合わせる


私が持っている判断軸には、次のようなものがあります。

  • わくわくするかなど直感的なもの
  • 価値を出せるか、求められているか
  • 自分ができることか。今はできなくてもチャレンジしてできるようになりたいことか

これらの判断軸を拠り所にし、やめるかどうかを決断します。


3. サンクコストではなく未来に目を向ける


今まで続けてきたこと、やっていることについて、過去に目を向けてしまうとやめづらくなります。「せっかくここまでやってきたのだから」 と、今までの自分の取り組みを否定したくないという気持ちになります。

やめるかどうかの判断には、過去の取り返せないサンクコストではなく未来に目を向けます。もし今からゼロから始めるとしても本当にやりたいことかどうかです。

過去ではなくこの先をゼロベースで考えた時に、それでもやる意味がある、持っている意味があるのであれば続け、No ならやめます。


まとめ


今回は、新しく何かを始める、あるいは無理せず習慣化するために大切にしたいことを書きました。

やらない・捨てることがあるからこそ余白が生まれ、新しいことができるようになります。

最後に、今回のまとめです。

  • 戦略とは捨てること。やらないことを決めるからこそ、目的のために何をやるかが明確になり、リソースを集中できる
  • 仕事でもプライベートでも、何かをやめた・捨てたからこそ新しいことができるようになる。身近な例では、朝のオフライン状況をつくることによって、大切なことに使う時間を増やせた
  • やめるための判断軸は3つ。① 目的に立ち返る、② 自分の判断軸に照らし合わせる、③ サンクコストではなく未来に目を向ける

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。