
今回は、仕事での成果についてです。
- 仕事で思うように成果が出せていない…
- 仕事の成果を最大化させる方法
- 組織のマネジメントで大切なこと
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、仕事でのパフォーマンスやアウトプットを出すために、どうすればよいかです。
成果を出すための方法を、組織のマネジメントから応用して解説しています。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。
アウトプットを最大化させる仕組み
今回の記事で最初にご紹介したい本は、HIGH OUTPUT MANAGEMENT です。
この本を読んで影響を受けた考え方は、マネージャーのアウトプットの捉え方です。
次の2つのかけ算です。
マネージャーのアウトプット (成果) = 自分の活動 × 組織のテコ作用
最後の 「組織のテコ作用」 とは、いかに組織全体でレバレッジをかけて成果を最大化させるかです。
マネージャーのアウトプットの式には、以下のようにポイントがいくつかあります。
マネージャーとしてのアウトプットを最大化させるために
- マネージャーの成果で問われるのは個人の成果ではない。マネジメントしているチームや組織としてのアウトプット
- 仕事は自分1人だけではアウトプットには限界がある。組織でどれだけ成果を出すか
- アウトプットの式はかけ算。自分だけでも、組織 (まわり) だけでもいけない。両方の活動が大事
- 自分の活動に目が行きがち。組織のテコ作用は何か、テコを使いどうやって成果を最大化させるかを見極める
個人への応用
ここまで、組織をマネジメントするマネージャーが、成果を最大化させる仕組みを見てきました。
ポイントは、マネージャーとしての自分の活動に、どうテコ作用を掛け合わせるかです。
テコ作用の考え方は、マネージャーではなくても個人の仕事に応用できます。
自分の仕事に、どんなテコ作用を組み合わせればアウトプットの価値がさらに高まるかです。
ここで言うテコ作用とは、誰と一緒に仕事をして、その人とのお互いの強みを活かして相乗効果を出すことです。また、弱みを補完し合えることも大事です。
強みの理解
テコ作用を使ってお互いの強みを活かし合うために大切なのは、自己理解です。
自分の特徴と、その特徴がどういう環境で 「強み」 になるのかの自分自身の理解です。
特徴と強みをあえて分けているのは、同じ特徴でも 「他の誰の」 と 「何と」 比べるかによって、強みにもなることもあれば、弱みにもなるからです。強みとはあくまで相対的なものであり、比較優位です。
自分の特徴と強みを理解し、その上で、一緒に仕事をする人についても同じように 「特徴」 「環境」 「強み・弱み」 を把握します。
孫子の言葉に、「己を知り彼を知れば百戦危うからず」 があります。
成果を最大化させるために、「自分の強み × 相手の強み (テコ作用) 」 を実現するのです。
成果を最大化することの本質
マネージャーとしての成果、個人としての成果を出すために、テコ作用という考え方を見てきました。
組織マネジメントでも個人のレベルも、本質はアウトプットは1人ではなく、チームや組織でいかに最大化させるかです。
自分だけの活動によって成果を高めることを考えがちになりますが、注目すべきは 「テコ作用」 です。最も効果的なテコは何か、どうすればテコを掛け合わせて成果をより大きくするかの意識が大事です。
まとめ
今回は、組織として、個人でもどうすれば仕事の成果を高められるかを解説しました。
最後に今回の記事のまとめです。
マネージャーのアウトプット (成果) = 自分の活動 × 組織のテコ作用
組織のテコ作用とは、いかに組織全体でレバレッジをかけて成果を最大化させるか
マネージャーの成果で問われるのは個人の成果ではなく、マネジメントしているチームや組織としてのアウトプット。自分の活動に目が行きがちだが、組織のテコ作用は何か、テコを使いどうやって成果を最大化させるかを見極めることが大事
テコ作用の考え方は、マネージャーではなくても個人の仕事に応用できる。誰と一緒に仕事をして、お互いの強みを活かして相乗効果を出す。弱みを補完し合う。
そのためには、自分の強み・弱みの理解、相手の理解もしておく
組織マネジメントでも個人のレベルも、本質はアウトプットは1人ではなく、チームや組織でいかに最大化させるか。最も効果的なテコは何か、どうすればテコを掛け合わせて成果をより大きくするかの意識が大事
HIGH OUTPUT MANAGEMENT (アンドリュー・S・グローブ)