2019/07/31

キャリア目標に縛られすぎる弊害。点と点をつなげながらつくるキャリア




今回は、ビジネスキャリアについてです。

  • 自分の将来に、なんとなく不安を感じる時がある
  • 目標や計画に縛られすぎる弊害とは?
  • 時には偶然の流れに身を任せ、キャリアをつくっていく方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、ビジネスキャリアの考え方やつくり方です。

現状に強い不満はないものの、将来を考えるとこのままでよいのかと漠然と不安に思っている、キャリアプラン通りになっていない自分に焦りを感じるかもしれません。

この記事では、キャリアプランや目標に縛られすぎることなく、自分らしいキャリアをつくっていく方法を書いています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やキャリアの参考にしてみてください。


目標に縛られすぎる弊害


最初にご紹介したい本は、仕事は楽しいかね? です。





この本が読者に投げかけるのは、目標に縛られすぎることの弊害です。

確かに目的のために目標を設定し、目標に向かって努力することは大事です。しかし、目標にばかりに目が向いてしまうと、その過程で起こるチャンスを見過ごしてしまいます。

この状態を 仕事は楽しいかね? という本では、周辺視力が狭くなっていると表現します。

この本のメッセージは、自分が変わるためには、何か新しいことを試し続ける、試すことに失敗はない、というものです。

目標に縛られすぎると、目標以外のことに目がいかず、新しいことへの試行錯誤ができません。結果、当初の想定した通りにしかならないので、新しいことへのチャレンジの機会を失うのです。


キャリアの 「デザイン」 と 「ドリフト」


ここまでの目標に縛られすぎる弊害で思い出したのが、働くひとのためのキャリア・デザイン という本に書かれている、キャリアのデザインとドリフトという考え方です。





デザインとドリフトは、それぞれ次の意味です。


キャリアの「デザイン」
  • あらかじめ想定して計画したキャリア
  • 目標から逆算したプラン


キャリアの「ドリフト」
  • 当初の計画にはなかった偶然の機会
  • 流れに身を任せるように、予期していなかった目の前のチャンスに乗ってみる


この本からのメッセージは、キャリアの節目ではデザインをするが、デザインに固執することなく、ドリフトを取り入れキャリアの幅を広げていくという内容です。

デザインだけだと、キャリアに柔軟性がなく、おもしろみに欠けます。デザインなきドリフトは、流されっぱなしで糸の切れた凧のようになってしまいます。

デザインという計画と、計画にはなかった偶然の機会の両方を活かし、キャリアをつくっていくのです。


ドリフトを活かしたキャリアのつくり方


では、ドリフトの機会を見つけ、活かすためにはどうすればよいのでしょうか?

ドリフトという偶然の機会を活かすには、次のことが有効です。


ドリフトを見つけ活かすために
  • 心や生活に余裕を持つ (余白があれば思いがけないチャンスに乗れる)
  • 今までの自分と違うこと・やり方で挑戦してみる
  • 論理的にはよくわからないことも、直感でおもしろそうと思ったら、とりあえずやってみる
  • その場で、すぐにやってみる
  • 新しくやることは、うまくいかない前提で


ドリフトは、もともとの計画にはなく、偶然の機会です。未知であり、不確実性の高い選択とも言えます。

だからこそ、流れに身を任せるようにやってみるとキャリアの幅を広がります。

点と点がつがなるのは、後からです。振り返れば自分のキャリアができています。当初の計画とは違った道になっているでしょう。

私自身、自分のキャリアを思い返すと、Google への転職、独立してフリーランスになったきっかけのいずれもがドリフトでした。

当時の本業とは関係のないことに、なんとくおもしろそうだと感じて気軽な気持ちで取り組みだしました。これが、やがては転職や独立につながりました。


まとめ


今回は、ビジネスキャリアについてでした。

昔に考えたキャリアプランへのこだわりが強いあまり、周辺視力が狭くなっていないでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。



目標に縛られすぎることの弊害は、目標にばかりに目が向いてしまうと、その過程で起こるチャンスを見過ごしてしまうこと (周辺視力が狭くなる状態) 。


自分が変わるためには、何か新しいことを試し続ける。しかし、周辺視力が狭いと新しいことへの試行錯誤ができず、チャレンジの機会を失う。


キャリアの「デザイン」とはあらかじめ想定したキャリアプラン、「ドリフト」 とは偶然の機会に身を任せて取り組んでみること。
キャリアの節目ではデザインをするが、デザインに固執することなく、ドリフトを取り入れキャリアの幅を広げていくとよい。


ドリフトを見つけ活かすために、
  • 心や生活に余白を持つ (思いがけないチャンスに乗れる)
  • 今までの自分と違うこと・やり方で挑戦してみる
  • 直感でおもしろそうと思ったら、とりあえずやってみる
  • その場で、すぐにやってみる
  • 新しくやることは、うまくいかない前提で


点と点がつがなるのは、後から。振り返れば自分のキャリアができている。当初の計画とは違った道になっている。





仕事は楽しいかね? (デイル・ドーテン)




働くひとのためのキャリア・デザイン (金井壽宏)

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。