投稿日 2020/06/06

「少数精鋭」 の本質と横展開 (戦略, マーケティング, プロジェクトマネジメント)




今回は、「少数精鋭」 という言葉を取り上げます。


この記事でわかること


  • 少数精鋭の逆の解釈
  • エッセンシャル思考との共通点
  • 本質の横展開 (戦略, マーケティング, プロジェクトマネジメント)


この記事で書いているのは、少数精鋭という言葉から掘り下げて、本質は何か、そして後半では本質を横展開しています。

具体的には、戦略、マーケティング、プロジェクトマネジメントです。

議事がお仕事での参考になりそう、意味があったと思ってもらえると嬉しいです。ぜひ、最後まで読んでみてください。


少数精鋭の解釈


皆さんは少数精鋭という言葉、目にしたことがあるかと思います。では、少数精鋭の意味は何でしょうか?

辞書的な意味は、「人数は少ないが、優れたものだけをそろえる」 です。

一方で、逆の捉え方もできます。少数に絞るから、精鋭になれるです。

というのは少数のチームを考えてみると、人数が少ないので、1人1人の役割、守備範囲がそれだけ広くなります。各自がストレッチされ成長の機会を多く持て、結果として精鋭になれるのです。

では、少数精鋭のこの解釈の本質は何でしょうか?


少数精鋭の本質


少数精鋭の捉え方は、エッセンシャル思考に通じます。

エッセンシャル思考は重要思考で、本当に大事なことに注力をします。一見すると全て大事だと思える中で、本当に重要なことだけに絞っていくのです。

この 「あれもこれも」 ではなく、「あれかこれか」 という考え方は、ビジネスのシーンで色々と応用ができます。

ここからは着想を広げ、本質を横展開してみます。


少数精鋭からの着想


いくつかの横展開は、具体的には以下です。


少数精鋭からの着想
  • 戦略
  • マーケティング
  • プロジェクトマネジメント


では、それぞれについて具体的に見ていきましょう。


[着想 1] 戦略


戦略とは、目的を達成するために 「やること」 「やらないこと」 の方針です。

戦略の肝は何をやらないか、すなわち 「捨てる」 にあります。やらないことが明確であるからこそ、やることに注力ができるのです。

この考え方は少数精鋭への捉え方と同じです。少数に絞るからこそ精鋭になれる、戦略の文脈で言えば、やらないことを捨てるからシャープな戦略になるのです。


[着想 2] マーケティング


では次に、マーケティングに横展開をしてみましょう。

マーケティングでまずやることは、顧客設定です。自分たちの顧客は誰かを定義します。

顧客設定では、顧客を具体化していきます。具体化をすることによって、顧客像の解像度が上がります。結果として顧客は絞られ、これがターゲット顧客になります。

顧客を明確にし顧客を絞っていくことによって、マーケティングのリソースをターゲット顧客に集中的に投下できます。

この構図は、少数精鋭と同じです。


[着想 3] プロジェクトマネジメント


ではプロジェクトマネジメントには、少数精鋭はどのように当てはまるでしょうか?

プロジェクトマネジメントでは、全体を可視化して、どこに問題があるかを見極めます。

中でも、ボトルネックは何かを特定することが大事です。ボトルネックとは、全体に最も影響を与えている要因です。

ボトルネックによって全体の進捗スピードが決まってしまいます。いかにボトルネックを特定して、問題を解決していくかがプロジェクトマネジメントは大事です。

一見すると問題が多い中で、本当に大事な問題を特定する、そしてボトルネックという問題解決に注力をします。

問題の本質を見極め、ボトルネックというたった1つの問題に絞ることによって、プロジェクトマネジメントが磨かれます。


まとめ


今回は、少数精鋭という言葉を取り上げました。

本質は何かを掘り下げ、そこから戦略、マーケティング、プロジェクトマネジメントへの横展開を考えました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


1.
少数精鋭の辞書的な意味は、「人数は少ないが、優れたものだけをそろえる」 。一方で、逆の捉え方で 「少数に絞るから、精鋭になれる」 もできる。


2.
少数精鋭のこの捉え方は、エッセンシャル思考に通じる。一見すると全て大事だと思える中で、本当に重要なことだけに絞り注力する。


3.
少数精鋭からの着想
  • 戦略: 「やらないこと」 が明確だからこそ、やることにリソースを集中投入できる
  • マーケティング: 顧客像の解像度を高めることによって、ターゲット顧客に絞られる
  • プロジェクトマネジメント: プロジェクトでの問題の本質を見極め、ボトルネックを解消する

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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最も力を入れているのはニュースレターです。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。