2020/07/02

「寝返り理論」 で変化をし続けよう




今回は、糸井重里さんの 「寝返り理論」 を取り上げます。


この記事でわかること


  • 寝返り理論とは
  • 不快のシグナルに気づく
  • 嫌なことを減らそう
  • 常に変化する


記事の前半では、糸井重里さんの 「寝返り理論」 をご紹介します。そこから後半は、理論について思ったことを三つの点に絞って掘り下げています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、参考になればうれしいです。


寝返り理論


寝返り理論とは、問題発見法です。

詳しくは、糸井重里さんの本 インターネット的 に書かれています。





以下は、この本の該当箇所からの引用です。

ぼくの 「問題発見法」 というのは、とても簡単です。ずいぶん昔に考えついて、いまでもこれは変わっていないという、ぼくにしてはめずらしい 「大理論」 (?) です。"寝返り理論" といいます。

 (引用:インターネット的)

寝返り理論とは、無意識に感じている不自由を見つけるという問題発見法です。

なぜ寝返り理論という名前なのでしょうか?

人間は、眠っている間、何度も何度も寝返りをうっています。意識的にではなく、まったく無意識にベッドの中で身体の位置や向きや姿勢を変えています。ずっと同じ姿勢で寝ているほうが余計なエネルギーも使わないだろうし、一見、楽そうな気もしますが、実は、そうではありません。

ずっと同じ姿勢で寝ていると、床との接触面の血流が悪くなるでしょう。長いこと寝たきりになっている病人などが "床ずれ" というひどいダメージを受けることをごぞんじでしょうが、寝返りは血液を常に円滑に流そうとする無意識の動きなのです。

 (中略)

ある固定した考え方を続けていくと、鬱血が起こってきて、床ずれし始めます。その始まりのサインは、軽い不快感です。

いつも食べていたものが、まずく感じられた。恋人との間に、何となく楽しさがなくなった。毎日の通勤が、ずいぶん疲れるような気がしてきた……。どれも、不快のサインが出ているわけですね。これに気づくのが、問題の発見です。

 (中略)

ぼくは、仕事のときにも、この寝返り理論を出発点にします。誰もが、商品やサービスにずっと満足しているということはありません。どこかに軽い不快を感じ始めているから、新商品を待ち望んだり、いままでの商品の改良やイメージチェンジを待っていたりするのです。

 (引用:インターネット的)

いかがでしょうか?

寝返り理論のイメージ、なんとなく持てたでしょうか?

私の理解をまとめると、以下になります。


寝返り理論
  • 同じ姿勢のままでは体の状態が固まり、血の巡りも悪くなる
  • 姿勢は変え続ける
  • 問題発見は、ちょっとした不快のサインに気付くことから


ではここからは、寝返り理論について思ったことをご紹介します。


寝返り理論の深掘り


寝返り理論が興味深いと思ったのは、次の三つからです。


思ったこと
  • 直感やシグナルを掘り下げる
  • 嫌なことを意識して減らしていく
  • 常に変化し、立ち止まらない


では、それぞれについて詳しくご説明します。


[着想 1] 直感シグナルを掘り下げる


寝返り理論のスターティングポイントになるのは、自分の不快へのシグナルに気づくことからです。

最初は言葉にもなっていない、もっと言えばはっきりと自覚すらしていない違和感や直感を大切にします。一言で言えば 「無自覚の自覚化」 です。

不快のシグナルに気づくために大切なのは、常日頃から余白を持っておきます。余白とは、心の余裕です。


[着想 2] 嫌なことを意識して減らしていく


たとえ不快に気づいたとしても、気づいて終わりではありません。

無自覚な不快や不満に気づいたら行動につなげます。具体的には自分の嫌なことを、意志を持って減らそうとするのです

この発想はビジネスに当てはめると、問題設定をしたら、解決策と行動までの三つをセットにする重要性です。

寝返り理論とつなげると、体の固まりや血の巡りが悪いという体からのシグナルに対して、ちゃんと寝返りをします。


[着想 3] 常に変化し、立ち止まらない


寝返り理論から思った三つ目は、変化の重要性です。

寝ている間は一定のタイミングで、いつも寝返りをしています。体勢を変え続けているのです。

ここからの示唆は、常に自ら変化することの大切さです。現状維持は大きく見れば後退なので、立ち止まることなく自らを変え続けます。

では、変化をするためには何をすればいいのでしょうか?

変化をするとは、何か新しく試すことです。

ただし、新しいことの多くはうまくいかないでしょう。チャレンジの度合いが大きいほど、失敗の可能性も高まります。

だからこそ、打席数を増やします。打率を上げるのも重要ですが、バッターボックスに入る行動数をいかに増やすかです。

ちょっとした寝返りも含めて、小さく早く行動を繰り返します。


まとめ


今回は、糸井重里さんの寝返り理論を取り上げました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回の記事のまとめです。


寝返り理論
  • 同じ姿勢のままでは、体の状態が固まり、血の巡りも悪くなる
  • 姿勢は変え続ける
  • 問題発見は、ちょっとした不快のサインに気付くことから


寝返り理論の深掘り
  • 直感やシグナルを掘り下げる (無自覚の自覚化)
  • 嫌なことを意識して減らしていく
  • 常に変化し、立ち止まらない。変化とは新しく試し続けること




インターネット的 (糸井重里)

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。