2020/07/19

仕事の基本フロー 「見つける、創る、貢献する」 を、マーケティングに応用




今回は、仕事の進め方についてです。

仕事の基本フロー 「見つける、創る、貢献する」 をご紹介します。


この記事でわかること


  • 基本フロー 「見つける、創る、貢献する」
  • 具体例でのご紹介
  • マーケティングへの応用


最初にご紹介したいのは、仕事の基本フローです。具体例ととも見ていきます。

記事の後半では応用として、マーケティングに当てはめて掘り下げます。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。


仕事の基本フロー


どんな仕事でも汎用的に当てはまる、仕事の基本フローをご紹介します。


仕事の基本フロー
  • 見つける
  • 創る
  • 貢献する


このフローのイメージを膨らませるために、データ分析に当てはめてみましょう。


データ分析での具体例


皆さんは普段のお仕事で、データ分析をされる機会はあるでしょうか?

データ分析からのアウトプットは、レポートなどの成果物です。

狭い意味でのデータ分析業務とはレポート作成までです。仕事の基本フローに当てはめると二つ目の 「創る」 にあたります。

仕事の基本フローで大事なのは、創るの前後にあります。「見つける」 と 「貢献する」 です


データ分析の 「見つける」


見つけるとは、課題発見です。

目の前に見えている具体的な事象から、奥にある問題は何かを掘り下げます。事象を起こした本質的な原因です。その問題を解決するために課題を設定します。

ちなみに、問題と課題は区別すべきだと思っていて、問題は事象を起こしている原因を解決すべきものです。

課題とは、問題解決をするために取り組むものです。問題設定の段階では何をやるかまでは言語化されていませんが、課題に落とし込まれるとやるべきことが明確になります。

話を仕事の基本フローに戻します。データ分析における 「貢献する」 は何でしょうか?


ビジネスに貢献する


データ分析はレポートを 「創る」 、つまり成果物をつくって終わりではありません。この段階ではまだ道半ばであり、いかにあなたがつくった成果物でビジネスに貢献をするかです。

具体的には、レポートの中で明示した示唆や提言、アクション案に対して、本当にそれが現場で実行されるかをフォローします。データ分析からの提案を実現するところまでです。

これが、仕事の基本フローに当てはめた時の 「貢献する」 になります。

いかがでしょうか?

仕事の基本フロー 「見つける、創る、貢献する」 のイメージは共有できたでしょうか?

ではここからは、仕事の基本フローをマーケティングに当てはめて見ていきましょう。


マーケティングの 「見つける、創る、貢献する」


最初にマーケティングと仕事の基本フローの全体像です。


マーケティングと仕事の基本フロー
  • 見つける: 競争環境の把握 (市場, 顧客, 競合) , 顧客課題の設定
  • 創る: 目的, 戦略, 実行プラン (マーケティング施策)
  • 貢献する: 施策実行とフォロー、顧客の成功への貢献


では、それぞれについて順番にご説明します。


[フロー 1] 見つける


問題設定から課題へ落とし込みます。

まずはマーケティングの前提に当たる環境理解です。

環境の要素を分解すると、市場・顧客・競合です。

環境理解の軸になるのは顧客です。そもそも自分たちの顧客は誰かを定義し、彼ら彼女らが置かれている状況を理解します。

顕在的なニーズや不満、本人が自覚できていないような奥にある顧客インサイトです。こうした顧客の 「欲」 や 「不」 は何かを把握します。

競合とは、顧客の欲に応える競争相手です。競争プレイヤーの質と量、競争環境から自分たちはどんな市場で戦おうとしているのかを総合的に理解します。

顧客課題を解像度高く言語化し、自分たちが何をすべきかの課題を見つけます


[フロー 2] 創る


マーケティングで創るのは、まずは目的設定です。マーケティングの存在意義に当たります。

その目的を達成するために、何をやるか・何をやらないかを明確にし、どのようにリソース配分をするかの戦略を立てます。

戦略ができれば実行プランに落とし込みます。プランは戦術に相当します。


[フロー 3] 貢献する


では、仕事の基本フローの三つ目のフェーズです。

マーケティングでの 「貢献する」 は、何が当てはまるでしょうか?

貢献するのは、顧客の成功です。

そのためには、戦略と実行プランが現場で遂行され、実行のフォローを徹底します。どんなに見栄えの良い美しい戦略でも、現場で実行されなければ意味がありません。価値を生み出せていないからです。実行されない戦略は絵に描いた餅です。

すべての実行プランをマーケター1人が遂行しないとしても、現場に寄り添って実行をやり抜く、そのためのフォローを愚直に続けます。

では、目的・戦略・実行プランは、どのように現場に伝えていくと良いのでしょうか?

頭ごなしで話をするのではなく、いかに腹落ちをするかを意識します。

納得感のある伝え方をするためには、ロジックだけではなくストーリー性です。ストーリーの要素は分解ができ、共感できるか、ワクワクできるか、そして自分も 「これならできる」 「やってやろう」 と思えるかです。

ただし、目的と戦略、実行プランは伝えるだけでは十分ではありません。

重要なので繰り返すと、戦略からの実行をやりきり、顧客へ貢献することです。仕事の基本フローの三つ目である 「貢献する」 を、文字通り意識できるかどうかです。


まとめ


今回は、仕事の基本フロー 「見つける、創る、貢献する」 をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最後に今回のまとめです。


仕事の基本フロー
  • 見つける: 事象から問題設定し、課題に落とし込む
  • 創る: 価値を生む成果物を創る
  • 貢献する: 成果物を相手に使ってもらい、ビジネスを成功させる


マーケティングと仕事の基本フロー
  • 見つける: 競争環境の把握 (市場, 顧客, 競合) と顧客課題の設定
  • 創る: 目的, 戦略, 実行プラン (マーケティング施策)
  • 貢献する: 施策実行とフォロー、顧客の成功への貢献

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。