#2024年の総括 #ビジネスキャリア #2025年の抱負
今回は、2024年の振り返りです。
自分にとって2024年がどんな一年だったかの総括と、2025年に向けての抱負を書いています。
✓ この記事でわかること- 2024年の総括
- 仕事の振り返り
- 情報発信 (アウトプット) とインプット
- おすすめの読んだ本 19冊
- その他 (プライベートなど)
- 2025年の抱負
2024年の総括
今年2024年は仕事もプライベートの両方で、全体として充実した良い一年でした。
今年の自分のことを漢字一文字で表すと、「変」 です。気持ちや姿勢、身体でも変化を感じたという意味です。
- 仕事に向き合う姿勢
- クライアントの変化
- 情報発信
- 子どもとの関わり方 (特に勉強面)
- 身体や体調
詳しくはこれから後の各パートで触れていきますが、良い意味で一年を通じて変わっていることを感じられます。
これらの変化は、それぞれ独立しているようでありながら、挑戦する姿勢や柔軟な心構えといった共通する変化へとつながっているように思います。ビジネスの成長や自分自身の成長にもつながたことが実感できる一年でした。
仕事の振り返り
2024年は、自分が会社の代表をやっている Aqxis (アクシス) の四期目にあたる年でした (設立は2020年11月 / 四期: 2023年11月 ~ 2024年10月) 。今の12月で五期目に入っています。
2024年のハイライト
仕事は全体的に順調です。4年目は、これまでで売上が最も大きくなりました。
4年目のハイライトとしては、
- 大型のスポット案件が複数入った
- 海外のクライアントとの案件が増えた
- 情報発信コンテンツの外部メディアへの有償提供が始まった
3つ目の情報コンテンツの収益化ですが、売上規模はコンサルティングの案件に比べて必ずしも大きくはありませんが、毎月安定していることもあり、コンサルティング事業の次の事業の柱に育ちました。
一方で、クライアント案件の主な2つがいったんは終了になりました。どちらもいい形で最後を迎えられ、コンサルティング提供の卒業のようになれたのは、よかったこととも言えます。同じ会社の別の部署との新しい取り組みも始まりつつあり、継続してお付き合いできる関係値ができている実感があります。
心境の変化
おそらく五期目である2025年は、売上規模は四期目の2024年よりも小さくなる見通しです。スポット案件の加算が今までよりはなさそうなのと、もうひとつは自分の中の心の変化もあります。
冒頭で触れた 「変」 の漢字一文字にもつながるのですが、毎年その前年の売上を超えるという数字だけの目標は、もうそろそろ持たなくていいのではないかと言う気持ちになりました。
前年を越えるというのは確かにモチベーションにはなるものの、超えれば、また次の年もさらに上を狙わなければいけなくなります。これでは際限なく終わりが見えない動機付け要因になってしまいます。
それよりも売上は、会社が存続できる最低ラインを満たせばいいという考え方をするようになりました。「数字目標から価値重視への転換」 です。
売上の数字の代わりに意識したいのは、自分がやっていることがどれだけ日々の仕事の中でお客さんのために貢献できているか、また自分自身も心の中で充実感を持てているかを重視するように心境が変わっています。
情報発信 (アウトプット) とインプット
次に振り返るテーマは、アウトプットとインプットです。
ブログ
ブログは今年も366日 (2024年はうるう年でした) で毎日更新をしました。
毎日更新はずっと続けていて、2018年の5月7日から1日も発信を欠かしていません。今年で7年目に入り12月31日の本日で連続2431日の投稿となりました。
どんな時でも、ブログを更新しないと自分の生活が成り立たず、もっと言えばブログを書かないと自分の人生ではないと思えるくらいの習慣になっているのが、ブログの存在です。
ニュースレター
ニュースレターの配信にも力を入れて継続できています。レターの登録者の方の人数は1900人を超えました。
2024年のハイライトは新しく 「サポートメンバー」 を開始したことです。
サポートメンバーとは、月額での有料登録者のことです。無料登録会員の方には週に1本のレターが届き、サポートメンバーの方はそれに加えて追加の限定コンテンツを見ることができます。
週1回の無料のレターのほうが内容量は多いですが、有料メンバー限定のレターは1本1本は相対的に短いものの、品質はしっかりと担保した内容でお届けしています。
また、レターの有料のサポートメンバー開始のほかに、外部メディアへのニュースレターコンテンツの提供もスタートしました。主には 「SmartNews+ (スマートニュースプラス) 」 への配信です。
レターのコンテンツが 「SmartNews+」 の有料会員限定のページで読めるようになっています。スマートニュースにも掲載されることで、レターの新規登録者にもつながっています。
NewsPicks のトピックス執筆を開始
もうひとつ、外部メディアの話は NewsPicks です。ニュースピックス内のトピックスというカテゴリーで、12月から連載記事を持たせてもらうことになりました (こちらです) 。
ニュースピックストピックスは、個人の知見を発信できるニュースピックス内のチャンネルのひとつです。ニュースピックスの担当者の方から連絡をもらい、声かけいただいたご縁で執筆者になることができました。
トピックスではおもしろいと思ったり気になる事例を取り上げ、マーケティングへの学びにつなげるコンテンツを発信しています。
ニュースピックスはビジネスメディアで、特徴的なのは公開した記事に対して、読者のみなさんからのコメントがつきやすいことです。それも自らの意見も加えた考察からのコメントをしてもらえます。
音声配信
音声配信は、Podcast と stand.fm (スタエフ) のそれぞれで、こちらも366日毎日配信ができました。
フォロワーさんの増加で特に好調なのがスタエフです。12月末の時点で19,000人を超え、もうすぐ2万人の大台を突破します。一年間を通して安定的にフォロワー数が増え続けました。
音声配信はレターなどの文字を書くのとはまた違った、思考を話すことによるアウトプットなので、言語化の良いトレーニングにもなっています。
おすすめの読んだ本 19冊
再読も含めて、今年2024年に読んだ本の中でおすすめのものをご紹介します。
仕事に関係するものから19冊ですが、大きく3つのグループに分類します。
- マーケティング
- マーケ以外のビジネス本 (戦略, 起業・事業開発, 営業など)
- ビジネス向けではないが、本質を横展開するとマーケティング等に学びがあった本
では順番にご紹介しますね (順番は読んだ順です) 。
- "未" 顧客理解 なぜ、「買ってくれる人 = 顧客」 しか見ないのか? (芹澤連)
- お客様の心をつかむ心理ロイヤルティーマーケティング - 「心の満足」 と 「頭の満足」 を測り、科学的にロイヤルティを高める手法 (渡部弘毅, 諏訪良武)nbsp;
- 顧客体験マーケティング - 顧客の変化を読み解いて 「売れる」 を再現する (村山幹朗, 芹澤連)
- 戦略ごっこ - マーケティング以前の問題 (芹澤連)
- クリエイティブなマーケティング - パーパスを起点に新しい顧客体験をつくる PJM メソッド(藤平達之)
- バリュー・プロポジションのつくり方 - 顧客の価値を 「状況」 で考えればプロダクト・サービス開発はうまくいく (前田俊幸, 安達淳)
- ジョブ理論 - イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (クレイトン・M・クリステンセン)
- ビジネスの結果が変わる N1 分析 - 実在する1人の顧客の徹底理解から新しい価値を創造する (西口一希)
- 顧客を見れば、戦略はいらない - 解像度を上げるボトムアップマーケティング (川端康介)
✓ マーケティング以外のビジネス本 (5冊)
- 一生仕事で困らない企画のメモ技 (テク) - 売れる企画を "仕組み" で生み出すメモの技術 (高橋晋平)
- WOW と Yeah 小室哲哉 起こせよ、ムーヴメント (神原一光)
- 会社は社員を犠牲にしない - 「まともな企業」 であり続けるために (田下憲雄)
- 現代の経営 [上] (P F ドラッカー, 上田惇生)
- 「怠惰」 なんて存在しない - 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論 (デヴォン・プライス, 佐々木寛子)
✓ ビジネス向けではないが、本質を横展開すると学びがあった本 (5冊)
- マンガ 面白いほどよくわかる!古事記 (かみゆ歴史編集部) → ものごとの原点を知る重要性
- [新版] 日本国紀 上下 (百田尚樹) → 全体 (日本の歴史) を一本の軸を通して捉えること
- お金の流れでわかる世界の歴史 - 富、経済、権力……はこう 「動いた」 (大村大次郎) → 東西の歴史において徴税システムの意義と重要性から、ビジネスでの 「外部情報」 を適切に収集し企業内での意思決定に役立てることへの示唆
- 虎の城 上下 (火坂雅志) → 主人公・藤堂高虎の生き方から現在のビジネスパーソンへのキャリア構築へのヒント
- 県庁おもてなし課 (有川浩) → 地域ブランディングや観光マーケティングへの応用
マーケティングの本を読んだ中で、学べたことのまとめをすると、
- 今の見ている市場・既存顧客、思考の枠組みの外側 (Out of the box) に目を向ける。常識を抜け出すことの重要性
- 外側を見るためには、まだお客さんではない未顧客、あるいは既存顧客の中でも極端な使い方、例外的な存在のエクストリームユーザーに目を向けてみる。同時に、今現在のお客さんの特にロイヤル顧客の理解も大切
- 未顧客やロイヤル顧客の何を理解するば良いかといえば、お客さんが置かれている状況、心理的または精神的な状態、その状況において求めている便益。既存の方法では足りていない未充足ニーズ。こうした顧客文脈を理解することが大事
- この顧客文脈をジョブ理論から理解する。お客さんはどんな 「ジョブ (その状況で遂げたい進歩) 」 を持っているのか、ジョブが生じている 「状況」 、ジョブを遂行するために雇用される 「ワーカー」 となるための 「ジョブスペック (ジョブを遂行できる能力) 」
- お客さんの文脈を深くする理解するためには、ひとりのお客さんを徹底的に深く掘り下げていく n1 からの帰納的アプローチによるボトムアップマーケティングが有効
プライベート (子どもの勉強へのかかわり)
プライベートでの今年のハイライトのひとつは、小学生の子どもの自宅での学習教材をベネッセのチャレンジから Z 会に変更したことです。この変更には理由があります。
以前使っていたチャレンジでの子どもの勉強の様子や学習理解度が、次第に十分な効果が得られていないように感じるようになったからです。そこで今年から、Z 会の小学生コースの紙の問題集を使うことにしました。
Z 会への教材の変更に伴い、私自身の子どもの勉強への関わり方も大きく変わりました。
チャレンジを使っていた頃は勉強を完全に子どもに任せきりで、ほぼ放置状態でした。しかし Z 会に変えてからは、積極的に子どもの勉強を見るようになりました。その日の学習ページの内容は前日に自分でも設問を解いて解説も読んでおき、子どもが解いた問題の丸付けをしたり、子どもが分からないところを教えたりと、子どもの学習にそれなりの時間を毎日とっています。
チャレンジから Z 会に変更した意図や目的をあらためて整理すると、子どもに身につけてほしいことが5つあります。
1つ目は 「勉強する習慣をつくること」 です。Z 会は基本的には朝の起床後すぐの朝食前でやるようにしています。朝起きた時にうがいをしたり顔を洗うのと同じように、自然に勉強に取り組む習慣を身につけてほしいと考えています。
2つ目は、「新しいことを学ぶ楽しさを知り、知的好奇心の向上につなげること」 です。学ぶことのおもしろさを感じ、子どもが自ら知識を求める姿勢を育てたいです。
3つ目に身につけてほしいことは、「困難なことにあきらめずに挑む姿勢」 です。難しい問題に直面しても粘り強く取り組む力を養ってほしいと考えています。
4つ目は、「自分の頭で考える力を育むこと」 です。与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、批判的に思考する能力を身につけてほしいと思います。
そして5つ目は、「失敗やできなかったことから学び、次に活かす力」 です。間違いを恐れずに挑戦し、そこから学びを得る姿勢を育てたいです。
これらの5つが、Z 会の自宅学習を通して目指したいことです。
Z 会はテキストの相対的に難易度が高めで、子どもの考える力 (思考力) を磨く問題が多いという印象です。最初は子どもは Z 会への変更に戸惑っていたように見えましたが、今では朝の学習がルーティンのように習慣化しました。難しい問題にも少しずつ取り組めるように変わっていることを実感しています。
子どもの成長を見守りながら、自分の時間もしっかりとり、来年もサポートを続けていくつもりです。
健康まわり
一年を通して一度も風邪を引いたりして体調が悪くなることはなく、心身ともに良い状態で過ごせ、健康管理は今年もうまくできた一年でした。
健康でいられたのは、家族とともに平穏に暮らせ、仕事は概ね順調にいっていること、また、睡眠、食事、運動も自分では満足のいく習慣がつくれているからです。以上の心技体のいずれにおいて充実していることが、一年を通して自分の健康に良い影響を与えています。
睡眠
睡眠の時間はおおよそ7時半から8時間超くらいで、入眠時刻はほぼ一定、起床時刻は毎日決まっているので規則正しく眠れています。
布団に入ってから眠るまでの入眠も問題なく、夜中に目が覚めることも最近はほとんどなくなりました。
スマートウォッチで自分の睡眠状況を測定していますが、数字によれば睡眠状態は良好です。睡眠のスコアは100点満点中でおおむね90点以上、日によっては90点台後半が出る時もあります。アプリによれば、同年代グループで上位数パーセントに入っているとのことで、確かに一度眠りに入ったら朝起きるまでぐっすり眠れています。
食事
ほぼ毎日、朝ごはんのみの1日1回の食事です。2回に分けて食べることも時々ありますが、そのときも朝がメインで残りはお昼ごはんに食べています。
食べているものは完全栄養食、納豆、きなこ、野菜はキャベツを千切りにしたものです。あと、これは毎日ではないですが、日によって、牛肉や豚肉を自分で焼肉にして、焼いて熱々のまま食べるのも好きです。
食事が良いかどうかの判断基準となるバロメーターとして、寝る前に少しだけの空腹感を感じるかがあります。就寝時に空腹感を感じるとは、満腹になりすぎ食べ過ぎていないことを示していると捉えています。
もうひとつ意識しているのは腸内環境です。食事において腸に良いと思ってやっていることは、食物繊維 (不溶性食物繊維 : 水溶性食物繊維 = 2 : 1) とオリゴ糖の摂取です。また、腸内細菌を取れるサプリも飲んでいます。これらを毎日摂っていると腸の調子が良いと感じます。
運動
習慣としてやっている運動は、毎朝のジョギングと日中のストレッチ、部屋でできる簡単な筋力トレーニングです。
これらはもう何年も続けている習慣で、ストレッチと筋トレに関しては学生の時から毎日欠かさずにやっています。
ジョギングでは、今年は足の甲や膝の痛みがあったときは走る距離を短くし、その代わりに歩いたりするなどがありました。1日の歩数はおおよそ 8,000 から 12,000 歩ほどです。
2025年に向けて
では最後に、2025年に向けての抱負です。
2025年の漢字
来年に向けて抱負を漢字一文字で表すと、「健」 です。
心身ともに健康にすごし、特に気持ちを健やかにしたいという思いからです。また、自分が会社を経営している Aqxis の事業を健全なものとし、法人としても健全でありたいという姿勢も込めています。
大切にしたい価値観と行動指針
これからも大切にしたい考え方があります。人生全体での大切にしたい価値観で、毎日の生活や仕事の中で、自分がそのように行動できればと思っていることです。
- かっこよく生きる
- 我が身を正しくする (慎独)
- 自分が正しいと思うことをする
- 失敗を恐れず行動し挑戦する
- ギブファーストで先に相手に価値を提供する
■ かっこよく生きる
自分から見て 「かっこよく生きているか」 です。他人から 「かっこいい」 と言われたいというよりも、自分自身が自分のことに納得のいく生き方ができているかです。
かっこよく生きているかどうかの判断基準は、自分自身が子どもだった時から見た視点です。
自分が小学生だった時の立場で、今の自分がどう映るかです。小学校2年生の自分をイメージしているのですが、小2の自分から見て、今の自分のような大人になりたいと素直に思えるようになっていたいです。
なぜ小学2年生かは、「純粋な目」 と 「ある程度の良し悪しの判断ができる」 という2つで一番バランスがよく、イメージしやすいからです。小学生の自分が 「かっこいい」 と思える振る舞いを、今の自分ができているか――。現在の自分が、あの頃の自分から見てそう映り、尊敬される生き方でありたいという考え方です。
■ 我が身を正しくする慎独
かっこよく生きるためには、我が身を正すことを大切にしたいです。
慎独 (しんどく) とは、古典の 「大学」 に書かれている 「君子必慎其独也 (君子は必ず其の独りを慎むなり) 」 から来た言葉です。慎独の意味は、自分ひとりの時も行ないを慎み、道を外れないようにすることです。
何か後ろめたいことであっても、人が見ていないところではついやってしまうことは人は誰しも起こり得ます。慎独はその状況でこそ、自分を律することができるかを問います。
自分の行ないや自分自身を律することができるかの判断基準は、誰か他の人が見ているかどうかではなく、あくまで自分自身の中の生き方やあり方として捉えたいです。
■ 行動指針
行動指針として3つを意識したいです。
- 自分が正しいと思うことをする
- 失敗を恐れず行動し挑戦する
- ギブファーストで先に相手に価値を提供する
今回は、2024年の振り返りと、2025年の抱負でした。
今年もこのブログを読んでいただき、あらためてありがとうございました。
良い新年をお迎えください。