投稿日 2013/12/22

P&G の事例から考える、マーケティングリサーチャーとしての自分の役割


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Harvard Business Review に、P&G が全社的にどのようにデータを活用しているかが紹介されていました。

参考:How P&G Presents Data to Decision-Makers - Harvard Business Review


What だけではなく Why と How までいけるか


記事のポイントは、

  • グローバルで統一されたデータの閲覧システム 「Decision Cockpit」 を共有している
  • P&G 社内からはどこからでもアクセスができるようになっている
  • データから 「今の状況」 をより早くつかみ、意思決定と次のアクションを決めることに集中している

記事の中で印象深かったのが、以下でした。
投稿日 2013/12/21

子どもが泣いた時こそ親の果たす役割がある




娘が2013年9月に生まれたので、今は生後4ヶ月くらいになります。

娘の感情表現に注目すると、以前はしなかったことをちゃんと表現するようになってきました。例えば、話しかけたりこちらが微笑みかけると、娘も笑顔になったります。感情表現とその理由にバリエーションが増えてきました。


赤ちゃんはよく泣く


相変わらず、よく泣きます。

泣くことは赤ちゃんにとっては仕事みたいなものだと思ってるので、泣くことは当たり前として受け止めています。が、家で仕事をしている横で泣いて中断しなければいけなかったり、抱っこしている中でずっと泣かれると、泣き止んでほしいと思ってしまいます。

赤ちゃんが泣くことについて、勉強になったなと思った本が ちゃんと泣ける子に育てよう - 親には子どもの感情を育てる義務がある でした。
投稿日 2013/12/15

いつの間にか自分の感覚がスマホ標準になっていた

使うメディアが変わると、いつの間にか使い方/感じ方もそのメディア中心になるんだなとあらためて考えさせられた記事でした。シェアするのに、URLのリンクである必要はない気がしてきた - nanapi社長日記 @kensuu
僕はインターネットに慣れすぎていて、何かのサイトとかページを教えるときに

「そのページのURLを教える」

というのが一番あたまに浮かびがちなのでした。なので、普通に、URLをシェアするような仕組みがあったほうがいいよなー、と思っていたりしたんです。

しかし、最終的には、URLでシェアしないようになったのです。

なぜか。

それは、URLがあって、それをシェアすると、誰しもそのページを見れる、という考え方自体が、かなり今までのPC中心のWebの考え方なので、スマホでのコミュニケーション中心のサービスとはマッチしないのではないかと思ったのです。

nanapi社長日記の別の記事で、これに関連すると思うのがこちら。「暇つぶし」の意味が変わっている? - 細切れの暇な時間を埋めるサービス - nanapi社長日記 @kensuu
昔、僕が暇だと思う瞬間は、予定のない30分、1時間、2時間とかそういう単位のことを指していたんですよね。

そういう暇を潰そうと思えば、映画を見たり本を読んだりしていたものです。しかし、今はちょっと違う時に暇だと感じるんですよね。

それがどういう時かというと、電車に乗っている3分の時間、信号待ちの15秒、エレベーターを待つ時の10秒、みたいな時間に「暇だなー」と思ってしまうわけです。

なんか昔はこういう時間が暇だと感じることはあまりなかった記憶があります。しかし、ケータイで時間が潰せるようになり、すぐに暇つぶしができるようになってから、逆に暇を潰していないと暇と感じてしまうのではないかな、と思い始めました。

1つ目の「シェアするのにURLリンクは必ずしも必要ない」、2つ目の「暇と感じる細切れ時間の感覚が短くなった」も、根っこは同じかなと。

スマホが利用メディアの中心になってくると、これまでのメディア、例えばテレビ・新聞/雑誌・パソコンでは当たり前だったことがそうではなくなると思っています。

スマホを使うシーンをあらためて考えると、他のメディアに比べてちょっとした時間で、調べたりニュースを見たりです。1回あたりの使用時間が短く、頻度が多い。トータルの使用時間は同じでも、使用時間 × 頻度で分解すると特徴があります。

なぜかと考えると、いつでもどこでも使えるモバイル性と、画面の小ささ、次の情報への移行スピードにあると思います。

1つ目のモバイル性は、常に持ち歩いていることと、鞄やポケットから取り出せてすぐに使えるので、スマホはさっと使えるのに便利。一方で、2つ目のテレビ・新聞/雑誌・パソコン等に比べると画面(or 1ページ)が小さいためにメディアとして1回分で表示させる情報量が少ない。かつ、3つ目の次のページを読み込む間の時間がスマホだと長く感じます。

だから、スマホでは、そこに自分にとって必要な情報があってほしい。ページスクロール量が多かったり、何度もリンクをたどったりというパソコンでは普通だったことがスマホではわずらわしく感じます。

例えば、スマホで何かを検索している時。検索をして次に画面に表示されるのは、知りたいと思っている情報があるであろうページへのリンクです。検索→リンクをクリック→知りたい情報、という3つのステップが面倒に感じてしまう。これが1回目のリンク先ページで探している情報がないともう1回同じプロセスが発生しなおさらです。パソコンではこれは普通だったので、感じなかったわずらわしさがスマホでは特に感じます。スマホでは、検索してすぐに知りたい情報があってほしいんですよね(クリックしてページ遷移することなく)。

Yahoo!をはじめ、スマホファーストという言葉を聞くようになりました。これが実現されてくると、いろんなことが結構変わるのではないかなと思っています。


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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。