2020/03/03

キャリアの 「加減乗除」 。フリーランスでの当てはめと、目指したい働き方




今回は、ビジネスキャリアです。キャリアのフレーム 「加減乗除」 を使います。

  • キャリアの4ステージ 「加減乗除」 とは?
  • フリーランスの働き方に当てはめると?
  • 目指したい働き方

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、キャリアの4ステージ 「加減乗除」 と、フリーランスに当てはめた応用例です。

加減乗除は、全てのビジネスパーソンに知っていただきたいキャリアのフレームです。ご自身が今どこのフェーズにいるかを知ることによって、これまでや将来も考えやすくなります。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


キャリアの 「加減乗除」


今回の記事でご紹介したいのは、キャリアの 「加減乗除」 です。



引用:楽天の "自由すぎるサラリーマン" 仲山進也さん、「働き方」 の本を書く――そうだ "発売前" に読書会やろう!|リクナビ NEXT ジャーナル


キャリアを次のような4つのステージで考えます。


キャリアの 「加減乗除」
  • 加: 選り好みせず色々な仕事をやる。自分のできること・好きなことを増やす
  • 減: やることを絞り、自分の価値が出せるものに注力
  • 乗: 異なる強みをかけ合わせユニークな存在になっていく
  • 除: 俯瞰すると全ての仕事が1つに統合されていく (点と点がつながる)


加減乗除をさらに具体的に見ていくために、私のフリーランスでの仕事を例に掘り下げてみます。


フリーランスでの仕事


私は現在、フリーランスとして働いています (2020年3月現在) 。

主には企業と直接契約をして、
  • 経営や事業の戦略や実行
  • 新規事業開発
  • マーケティングやブランディング
  • プロダクト開発
  • セールス
などのコンサルティングやアドバイスです。

企業の規模は大小で、ベンチャー企業から一部上場企業、あるいは個人で経営しているところもあります。

前職は Google でした (5年5ヶ月いました) 。Google を辞めてフリーランスになっての1年半を振り返ると、加減乗除のそれぞれがあったことに気づきます。


フリーランスでの加減乗除


では、フリーランスでの働き方を、加減乗除に当てはめてみます。


加のステージ


最初は、色々な案件や仕事に手を広げていました。

フリーランスという立ち場で自分は何ができるか、どこでどうやって生きていくかを模索していた時期です。今よりも選り好みせずに、仕事を増やしていました。

しかし、いつしか仕事量が多くなり余裕がなくなりました。スケジュールがつまり、やること・考えることが多く、1つ1つの仕事へのパフォーマンスが上がってこないように感じました。


減のステージ


当時は加減乗除を明確に意識していませんでしたが、本当に大事なこと、重要なことは何かを見極めるようにしました。減のステージになったわけです。

自分の強みがより発揮できる場所、領域、仕事内容は何かです。依頼いただく全ての仕事に Yes を言うのではなく、No の基準をつくっていきました。

仕事の量を減らしたことにより、自分のペースを取り戻せたように感じました。


乗のステージ


減らした影響は、1つ1つのパフォーマンスにとどまりませんでした。自分のできることの領域が増えました。





増えた要因は、次のようなかけ合わせからです。


仕事のかけ合わせ
  • マーケティング × プロダクト開発
  • プロジェクトマネジメント × ファシリテーション
  • 事業戦略 × マーケティング
  • 経営戦略 × 事業戦略 × マーケティング


除のステージ


フリーランスで自分のやっている仕事を俯瞰すると、景色が変わりました。

抽象度を上げて捉えると、統合されて見えたのです。

それはどういうイメージかと言うと、例えば A 社の事業課題の構造が、全く違う B 社の事業であっても本質的には同じに映ります。起こっている問題の事象は異なりますが、共通点があり、「いつか通った道」 だと思えました。

もちろん、安易に過去の経験やパターンに当てはめると、前提の違いを見落としうまくいかないわけですが、抽象度を高くすると 「点と点がつながる」 という感覚です。


目指したい加減乗除


働き方やキャリアで目指したい加減乗除は、一方通行で上がるのではなく、複数のステージが同時並行で起こっている状態です。

具体的には、次のようなイメージです。


加減乗除の同時並行
  • 加と減を繰り返す (新しいことに挑戦 → 減で減らす → その分を新しい挑戦 → 減らす)
  • 得意領域の強化のために乗を常に意識する
  • 除のステージでの 「俯瞰」 や 「統合」 をいつもやっている


まとめ


今回は、キャリアについてでした。加減乗除というフレームを、フリーランスでの働き方に当てはめてご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
キャリアの 「加減乗除」
  • 加: 選り好みせず色々な仕事をやる。自分のできること・好きなことを増やす
  • 減: やることを絞り価値が出せるものに注力
  • 乗: 異なる強みをかけ合わせユニークな存在へ
  • 除: 俯瞰すると全ての仕事が1つに統合(点と点がつながる)




2.
フリーランスでの加減乗除。
  • 加: 色々な案件から、自分は何ができるか、どこでどう生きていくかを模索
  • 減: 仕事量を減らし、本当に大事なことは何かを見極める
  • 乗: かけ合わせから領域が広がった (例: 経営戦略 × 事業戦略 × マーケティング)
  • 除: 点と点がつながり、やっている仕事が1つに統合されて見えた


3.
加減乗除の同時並行 (目指したい働き方)
  • 加と減を繰り返す (新しいことに挑戦 → 減で減らす → その分を新しい挑戦 → 減らす)
  • 得意領域の強化のために乗を常に意識する
  • 除のステージでの 「俯瞰」 や 「統合」 をいつもやっている

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。