今回は、仕事でのやりがいについてです。
- やりがいのある仕事にする5つのポイントとは?
- フリーランスでの働き方への応用
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかるのは、どうすれば仕事でやりがいを持てるかです。
やりがいのある仕事にするための5つのポイントをご紹介し、応用例としてフリーランスでの働き方に当てはめています。ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
やりがいのある仕事にする5つのポイント
最初にご紹介したいのは 「職務設計の中核的五次元」 です。
仕事へのやる気が高まり、やりがいが生まれる5つの要素です。
✓ 職務設計の中核的五次元
- 様々なスキルを活かせる
- 仕事の全部に携われる (一部の歯車ではない)
- 仕事に意義を感じる
- 自分がコントロールできる
- フィードバックから仕事の成果がわかる
これらが当てはまると、内発的動機から自分の仕事へのやりがいが生まれます。
もう少し5つのポイントを掘り下げるために、具体的な仕事に当てはめてみます。例として、フリーランスでの働き方です。
フリーランスへの応用
フリーランスは、企業に雇用されておらず独立した立ち場です。自由がある分、自分自身で仕事への向き合いや意味合いをつくっていくことになります。会社の上司がいて、アドバイスや評価をもらいやすい環境ではないからです。
仕事へのやりがいも同じです。自分で見い出していきます。
職務設計の中核的五次元は、フリーランスで働く時に参考になります。では、具体的にどう当てはまるのでしょうか?
5つについて、順番に見ていきましょう。
[やりがい 1] 多様なスキルを活かす
自分が持っているスキルや経験を、以下の視点で見ていきます。
✓ 多様なスキルを活かす
- 顧客から求められているスキル・経験は何か (自分の何を必要とされているか)
- 今持っているスキルをどう活かせるか
- この仕事を通じて、どんなスキルを獲得できるか
スキルを活用する・獲得するという観点から、仕事へのやりがいを見い出します。
[やりがい 2] 全体に関われる
目の前の仕事の全体像を見るようにします。
依頼された仕事は全体の中の一部であっても、関わる範囲を広げられないかを考えます。例えば、自分の後工程を配慮して仕事を進めるといいです。
また、自分の担当箇所から上に上がったり広げられないかと、より重要なレイヤーに入っていけないかを意識します。
[やりがい 3] 仕事に意義をつくる
仕事の意味合いを、三方よしの捉え方でつくっていきます。自分だけではなく Win-Win を目指すという考え方です。
✓ Win-Win を目指す
- 直接の顧客の成功を支援する (一緒に働いている人)
- 顧客の先の顧客、世の中全体への貢献
- 自分にとっても意義がある
三方よしに当てはめると、買い手 (直接の顧客) 、売り手 (自分) 、世間 (顧客の先や世の中全体) の3つから仕事への意義をつくります。
[やりがい 4] コントロール領域を増やす
仕事を人から言われた通りにただやるよりも、なるべく自分で工夫を入れます。これによって、自分の裁量権をつくることができます。
例えば、相手への成果物は指示された内容の1つだけではなく、複数パターンで提案します。
✓ 複数パターンでの提案
- 依頼内容を再現したもの
- それと対極の内容
- これら2つの中間的な提案
2つ目と3つ目が創意工夫による提案です。自分なりの工夫を入れることにより、仕事へのコントロール領域を増やします。
この考え方は、7つの習慣に出てくる 「影響の輪」 です。
[やりがい 5] フィードバックを取りに行く
フリーランスでは、待っているだけではフィードバックは返ってきません。自分から取りに行くという姿勢が大事です。
具体的には、次のような意識でフィードバックをもらいに行きます。
✓ フィードバックを取りに行く
- 求める期待をどれくらい満たせていたか
- どう貢献できたか。役に立ったか、どんな意味があったか
- 足りなかったところは (こうすればもっと良くなる)
まとめ
今回は、仕事にやりがいを持つための方法をご紹介しました。
フリーランスを例にしましたが、会社に勤めている方にも当てはまります。仕事は、自分の捉え方次第でやりがいを生むことができます。
最後にまとめです。
やりがいのある仕事にする5つのポイント (職務設計の中核的五次元)
- 様々なスキルを活かせる
- 仕事の全部に携われる (一部の歯車ではない)
- 仕事に意義を感じる
- 自分がコントロールできる
- フィードバックから仕事の成果がわかる
フリーランスでの働き方への応用
- スキルを活用する・獲得するという観点から仕事へのやりがいを見い出す
- 依頼された仕事は全体の中の一部であっても、関わる範囲を広げられないかを考える
- 三方よしで仕事の意味合いをつくる。買い手 (直接の顧客) 、売り手 (自分) 、世間 (顧客の先や世の中全体)
- 仕事を人から言われた通りにただやるよりも、自分で創意工夫を入れる
- 自分からフィードバックを取りに行き、どう貢献できたかを把握する