2020/03/22

差別化の本質と、新しい挑戦で大切にしたいマインドセットをご紹介




今回は、差別化と新しい挑戦についてです。

  • 差別化の本質とは?
  • 他者との差別化、自己との差別化
  • 新しい挑戦で大切なマインドセット (5つ)

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


  • 差別化の本質
  • 2つの差別化 (他者と自己)
  • 新しくチャレンジをする時に大切なこと


最初にマーケティングの観点で差別化とは何かを掘り下げ、新しい挑戦へのヒントに話を広げています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


差別化の本質


皆さんは、差別化と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか?

ここではマーケティングの観点で差別化を考えてみます。

突き詰めると、差別化とは次の2つです。


差別化
  • 相手 (例: 顧客) に違いを認識されている
  • その違いが相手にとって価値である


提供者側が差別化をできていると思っても、買い手や利用者側が違いに気づいていなければ差別化ではありません。また、違いを認識していてたとしても、その違いに意味がなかったり価値を感じていなければ、差別化とは言えません。

では、差別化を実現するためには、何をすればいいのでしょうか?


2つの差別化 (他者と自己)


差別化とは、他と違うことをやることです。

具体的には、次のようなものです。


差別化の方法
  • 他よりも自分たちがより良くやる
  • 他者がやっていないことをやる
  • 今までに自分たちがやっていないことをやる


3つのうち、1つ目と2つ目が 「他者との差別化」 、3つ目が 「自己との差別化」 です。

後者の自己との差別化について掘り下げてみます。


自己との差別化


自己との差別化を別の表現をすれば、以下のような言い方ができます。


自己との差別化
  • 自己変容 (自ら変わる)
  • アンラーニング
  • 新しい挑戦


いずれも共通するのは、過去の成功や自分の常識を書き換えていきます。

この考え方は、ビジネスに当てはめれば 「イノベーションのジレンマ」 を乗り越えることにつながります。

ではここからは、自己との差別化を新しい挑戦と捉え、大切にしたいマインドセットをご紹介します。


新しい挑戦へのマインドセット


皆さんは、何か新しいことにチャレンジされていらっしゃるでしょうか?

新しく挑戦することの多くは、必ずしもうまくいかないものです。挑戦の 80% ~ 90% は失敗します。だからこそ、新しいチャレンジへの向き合い、マインドセットが大事になります。

具体的には、次のような考え方です。


新しい挑戦へのマインドセット
  • 自分の 「やってみたい」 気持ちを大切にする
  • 失敗を想定する
  • 小さく始める
  • HDCA をまわす (仮説 → 実行 → 検証 → 適応)
  • ファイティングポーズを取り続ける


以下、それぞれについての補足です。


[心得 1] 自分の 「やってみたい」 気持ちを大切にする


挑戦をする時に大事なのは、自分の気持ちです。

これをやってみたい、おもしろそう、自分はできるといった、時には直感に近い思いです。自分の気持ちに気づき、目をそらしたり蓋をするのではなく、自分の思いを大切に行動に移します。


[心得 2] 失敗を想定する


新しい挑戦はいつもうまくいくとは限りません。むしろ、始めは成功しないことのほうが多いでしょう。

チャレンジをする時に成功を思い描くことも大事な一方で、どこかで健全な批判的視点を持っておきます。失敗も起こり得るという冷静な見立てです。


[心得 3] 小さく始める


失敗を前提にするからこそ、何かを始める時には小さく始めてみると良いです。

仮に失敗してもダメージが大きくない範囲で、まずはやってみるのです。

小さく始めるとは、適切なリスクテイクです。大きすぎるリスクをいきなり取るのではなく、小さなリスクを刻みながら少しずつ取っていきます。


[心得 4] HDCA をまわす (仮説 → 実行 → 検証 → 適応)


新しい挑戦で使えるフレームをご紹介します。

PDCA の P を仮説 (Hypothesis) に変えた、HDCA です。最初に仮説を立て、「仮説 - 実行 → 検証 → 仮説への適応」 というサイクルです。

サイクルなので1度だけではなく、何度もまわします。先ほどの 「小さく始める」 と併せると、1回目の HDCA という小さな実行をします。少しずつ HDCA の規模を大きくしていくと良いです。


[心得 5] ファイティングポーズを取り続ける


ここまでの4つを意識して実践しても、それでも新しい挑戦には失敗はつきものです。

失敗で大切なのは、失敗が起こった後の向き合い方です。

そこであきらめて辞めてしまうのか、それとも失敗を乗り越え教訓として次につなげるかです。

思っていたよりも全然うまくいかない、自分には才能がないと思えてしまい厳しい現実を突きつけられたとしても、それを乗り越えてこそです。

ファイティングポーズを取り続ける。成功するまで辞めないことが、成功につながります。


まとめ


今回は、差別化と新しい挑戦についてでした。

最後に今回の記事のまとめです。


1. 差別化 (マーケティングの観点で)
  • 相手 (例: 顧客) に違いを認識されている
  • その違いが相手にとって価値である

2. 差別化の方法
  • 他よりも自分たちがより良くやる
  • 他者がやっていないことをやる
  • 今までに自分たちがやっていないことをやる (自己との差別化)

3. 新しい挑戦へのマインドセット (自己との差別化のために)
  • 自分の 「やってみたい」 気持ちを大切にする
  • 失敗を想定する
  • 小さく始める
  • HDCA をまわす (仮説 → 実行 → 検証 → 適応)
  • ファイティングポーズを取り続ける

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。