2020/03/06

あなたは 「何のために働いていますか」 。リーダシップの旅から考える働くことの意味合い




今回は、仕事やビジネスキャリアについてです。

  • 「何のために働く?」 に答えられる?
  • リーダーシップが形成されるプロセスとは?
  • リーダーシップからの示唆

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、働くことの意味合いです。

正解がない問いである 「何のために働くか」 について、どう考えればいいかを掘り下げています。

働くことの意味に、唯一の正しい答えはありません。人それぞれであり、また同じ人でもキャリアのステージによっても変わります。

今回の記事は、結論は出していないです。問いかけと、皆さんご自身が答えを見い出すためのヒントだけです。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、働くことの意味合いを考えるきっかけになればうれしいです。


何のために働くか?


最初に、この記事で問いかけたいことです。

皆さんは、何のために働いているでしょうか?こう聞かれれば、何と答えるでしょうか?

答えを探すヒントを、リーダーシップの旅 という本から見てみましょう。


リーダーシップの三段階


書籍 リーダーシップの旅 - 見えないものを見る には、リーダーシップの形成プロセスが書かれています。





具体的には、以下の3つのプロセスです。


リーダーシップの三段階
  • Lead the self (自分自身をリードする)
  • Lead the people (フォロワーをリードする)
  • Lead the society (社会をリードする)


リーダーは自らをリードするところから始まるという考え方です。

自分自身をリードするのは、「ここではないどこか」 へ行きたい気持ちからです。自分の中にビジョンが生まれ、その未来像を実現するという想いが自分を突き動かします。これが 「Lead the self」 です。

次の段階が 「Lead the people」 です。

一人のビジョンに共感する人たちがフォロワーになります。個人ビジョンが共有ビジョンになるのです。

その次は 「Lead the society」 です。リーダーは最終的には社会を導いていきます。最初はリーダー個人が見た 「ここではないどこか」 が、社会全体で実現したいものになるのです。

以上のリーダシップの三段階は、「何のために働くか」 に示唆を与えてくれます。


働く意味への示唆


では、「何のために働くか」 にどのような示唆があるでしょうか?

リーダシップの三段階から、3つの視点が得られます。


働く意味合いへの3つの視点
  • 自分自身のため
  • 身近な人のため
  • 社会のため


ただし、リーダシップの形成プロセスと同じではないのは、この3つは必ずしも順番にこうなるわけではなく、また、どれか1つに絞る必要もありません。

では、もう少しこの3つの視点を掘り下げてみます。


[働く意味 1] 自分自身のため


1つ目の働くことの意味合いは、自分のためです。

これは、誰にでも少なからずあります。わかりやすい動機は、自分の昇進や給料アップです。他には、自分の能力を高めたい、目標達成、自己実現があります。

いずれも共通するのは、働くことの意味が自分に矢印が向いています。良いか悪いかは別にして、利己的な目的です。


[働く意味 2] 身近な人のため


2つ目の働くことの意味は、身近にいる人たちのためです。

家族やパートナーです。一緒に働いている上司や同僚もそうですし、直接的に接している目の前のお客さんのために働いているという考え方もあります。

自分ではなく身近な他者に矢印が向けられています。利他的な働く動機です。


[働く意味 3] 社会のため


利他の範囲がさらに広がるとどうなるでしょうか?

世の中や社会全体のために働くという捉え方になります。

時間軸という視野では、未来にも広がります。次の世代に何かを残したいという想いが働くことの意味合いになります。より公共性が強い働く動機です。


答えに正解はない


いかがでしょうか?

皆さんご自身の 「何のために働くか」 が、何か少し見えてきたでしょうか?

最初に書いたように、正解のない問いかけです。人それぞれ、同じ人でも状況によって答えは変わります。


ステージによって変わる例
  • 社会人になってすぐは自分自身のため
  • 部下を持つようになったり家族ができれば、身近な人のために働く気持ちが強くなる
  • キャリアの折り返し以降は、若い次の世代を育てていきたい


例では、リーダシップの三段階と同じ順番になっています。しかし、必ずしもこの順番である必要はありません。また、3つが混合されている考え方もあっていいです。

皆さんはいかがでしょうか?

今の時点で、自分自身、身近な人、社会のうち、配分を当てはめてみると、それぞれ何パーセントずつになるでしょうか?

例えば、自分自身 : 身近な人 : 社会 = 50 : 20 : 30 でしょうか?


まとめ


今回は、「何のために働くか」 についてでした。

皆さんの答えは、いかがでしょうか?

ご自身の働く意味合いを考えるきっかけになればうれしく思います。

最後に今回の記事のまとめです。


1.
何のために働くか?
働くことの意味に唯一の正しい答えはない。人それぞれ、また同じ人でもキャリアのステージによっても変わる。


2.
リーダーシップの三段階には、「何のために働くか」 に示唆を与えてくれる。
  • Lead the self (自分自身をリードする)
  • Lead the people (フォロワーをリードする)
  • Lead the society (社会をリードする)


3.
働く意味合いへの3つの視点
  • 自分自身のため
  • 身近な人のため
  • 社会のため
必ずしもこの順番になっていく必要はない。3つが混合されている考え方もあってよい。





リーダーシップの旅 - 見えないものを見る (野田智義, 金井壽宏)

最新記事 (毎日更新中)

書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

note, Twitter, YouTube, stand.fm も更新しています。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。