
今回はマーケティングについてです。
この記事でわかること
- 競争環境を見極める三つの視点
- 1. 変化の早さ
- 2. 競合プレイヤーの多さ
- 3. 競争ルールの多さと複雑さ
この記事で書いているのは、市場の競争環境を見極める方法です。マーケティングの観点から掘り下げています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
競争環境を見極める三つの視点
マーケティングで市場の競争環境を見極めるために、次の三つの視点を持っておくといいです。
競争環境を見極める三つの視点
- 変化の早さ
- 競合プレイヤーの多さ
- 競争ルールの多さと複雑さ
ではそれぞれについて順番に見ていきましょう。
[視点 1] 変化の早さ
一つ目は、マーケットのライフサイクルについてです。今の状況がどのステージにいるかを見極めます。
ライフサイクルは大きくは四つで判断をします。
マーケットのライフサイクル
- 導入期
- 成長期
- 成熟期
- 衰退期
変化が早いほど、外部環境のキャッチアップが重要になります。自分たちが変化に適応するのにスピードが求められます。
[視点 2] 競合プレイヤーの多さ
競争環境を見極める二つ目の視点が競合プレイヤーです。多いほど競争環境は激しくなります。
競合プレイヤーの多さとは、顧客視点に切り替えればどれだけの選択肢があるかです。選択肢とは顧客が何かをしたい・欲しいと思った時の候補の数です。
候補が多いほど自分たちが選ばれるための競争が激しくなります。
[視点 3] 競争ルールの多さと複雑さ
三つ目の競争環境を見極める視点は競争ルールです。
競争ルールは別の表現をすれば制約です。市場において自分たちの勝ちパターンを確立する時に所与として課されるものです。
スポーツでたとえれば、点を相手チームよりも1点でも多く取る目標は様々な球技スポーツに共通します。しかし、サッカーとバスケではルールが異なるので、勝つためにやることは変わってきます。
競争ルールは、競争環境にいる全てのプレイヤーに同様に与えられ、そのルールの中で勝ち筋を見出していきます。
競争環境にルールが多く適用する難易度が高ければ、それだけ市場に参入するハードルは高くなります。一度適用できれば自分たちのアドバンテージになります。
なお競争ルールについては、自分たちがルールを変えられないかという視点を持っておくことも大事です。
ビジネスでの競争ルールは絶対的に不変というわけではありません。もし自分たちに有利になるようなルールに書き換えられれば、競争優位につながります。
まとめ
今回はマーケティングでの市場の競争環境を見極める方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
競争環境を見極める三つの視点
- 変化の早さ。変化が早いほど外部環境のキャッチアップが重要。変化への適応にスピードが要求される
- 競合プレイヤーの多さ。多いほど自分たちが選ばれるための競争が激しい
- 競争ルールの多さと複雑さ。ルールが多く適用する難易度が高ければ市場に参入するハードルは高くなる。自分たちがルールを変えられないかという視点を持っておくことも大事