今回は、仕事で企画提案を通す方法をご紹介します。
✓ この記事でわかること
- 企画提案を通す PSV のフレーム
- マーケティングツール提案の例
- 問題提起と顧客インサイト
- PSV で解像度高くイメージを持ってもらおう
この記事でご紹介したいのは PSV という提案をする時のフレームです。
PSV は3つの頭文字からです。PSV とは何でしょうか?
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
企画提案フレーム PSV
今回ご紹介したい PSV とは3つの頭文字からです。
✓ 企画提案フレーム PSV
- Problem 問題提起
- Solution 解決方法
- Value 得られる価値・成果
ビジネスで提案をつくる時は、この順番で組み立てるといいです。
では具体例で PSV を見てみましょう。
マーケティングツール提案の例
例えば、マーケティングデータの分析ツールを提案したり営業するケースに PSV を当てはめてみます。
Problem
まずは相手が抱える問題からです。解決したい問題への共通認識を持ちます。
具体的の状況は、社内のデータが一元化されておらず、各署・各自が好き勝手に自分たちの都合のいいデータを使って分析をしていました。
これが問題なのは、異なる部署が結局は同じをやっているいて非効率になっていたり、データや分析が混在していることにより社内の混乱も起こっています。
Solution
次に問題への解決方法です。
ここで提案したいマーケティングツールを紹介します。分析ツールは社内データや社外の第三者データを取り込め、関係者が同じデータで同じ画面を見て分析し共有ができます。
データの管理者を立て、社内でのデータ利用状況も可視化されます。
Value
3つ目が提供価値です。
提案するマーケティングツールによってどんな価値や成果が生まれるでしょうか?
対応工数が減り、情報共有がされます。迅速に意思決定ができるのも価値です。生まれた時間はその分だけ価値の高い業務に新しく振り分けることができます。
データを使ったマーケティング PDCA が高速に回せ、マーケティング施策の成功確率が上がります。
PSV のポイント
PSV では最初に問題提起から入ります。
ここでのポイントは、いかにイシュー度の高い問題提起をできるかです。時には相手がはっきりと自覚できていない問題ですが、そうだと気づかされると強く問題だと捉えられるものです。
もちろん、明確な問題として相手が定義できているものを共通認識として持ち、解決していくことも大事です。
しかしより高い価値につながるのは、潜在的で解決した時のインパクトが高い問題設定です。
これはマーケティングでの 「顧客インサイト」 に通じます。
顧客インサイト
マーケティングでの顧客インサイトとは 「顧客を動かす隠れた気持ち」 です。
普段は顧客自身は認識していませんが、そうだと気づかされれば行動につながり、時には習慣すらも変える奥にある感情です。行動とはマーケティングの文脈で言えば、買ってもらえる、使ってもらえる、来店・訪問してくれることです。
ではここで、話を PSV に戻しますね。
PSV と顧客インサイト
PSV とは、問題提起 (Problem) 、解決方法 (Solution) 、価値・成果 (Value) でした。
1つ目の Problem では相手の顧客インサイトという心の琴線に触れる問題を提示できるといいです。
そしてインサイトに応える解決方法をつくり、その解決策を選べば顧客はどんな価値を得て、顧客の成果を時には顧客と伴走しながら実現します。
Value までのイメージを持ってもらおう
PSV の3つ目の Value とは成功イメージです。
Problem を解決した後のゴールイメージになります。Problem, Solution, Value の3つをセットにして、相手に理解してもらうといいじす。
ビジネスで提案を通すときのポイントです。
まとめ
今回は企画提案フレームの PSV をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
企画提案を通す PSV フレーム
- Problem 問題提起
- Solution 解決方法
- Value 得られる価値・成果
Problem と顧客インサイト
- Problem ではイシュー度の高い問題提起をする。時には相手がはっきりと自覚できていないが、そうだと気づかされると強く問題だと捉えられる問題
- これはマーケティングでの 「顧客インサイト」 。顧客を動かす隠れた気持ち
- Problem では相手の顧客インサイトという心の琴線に触れる問題を提示しよう
Value の意味合い
- PSV の3つ目の Value とは成功イメージ。Problem を解決した後のゴールイメージ
- Problem, Solution, Value の3つをセットにして、相手に理解してもらおう