今回はマーケティングとキャリアについてです。
✓ この記事でわかること
- ビジネスの汎用フレーム 「集める - 創る - 貢献する」
- マーケティングへの当てはめ
- 仕事の進め方やキャリアへの応用
この記事でご紹介したいのは、ビジネスで汎用的に使えるフレーム 「集める - 創る - 貢献する」 です。
記事の後半では、このフレームをマーケティングとキャリアに横展開しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
集める - 創る - 貢献する
私が普段の仕事でもよく使っているフレームの1つが 「集める - 創る - 貢献する」 です。
✓ ビジネスの汎用フレーム 「集める - 創る - 貢献する」
- 集める: リソース (人, モノ, お金, 情報)
- 創る: 集めたリソースの価値転換プロセス
- 貢献する: 顧客の成果につなげる (アウトカムの実現)
レストランへのたとえ
このフレーム 「集める - 創る - 貢献する」 のイメージを深めるために、レストランに当てはめてみましょう。
✓ レストランへのたとえ
- 食材を手に入れる [集める]
- 料理をつくる [創る]
- お客をもてなし楽しい食事時間を満喫してもらう [貢献する]
* * *
では 「集める - 創る - 貢献する」 をマーケティングに当てはめると、どうなるでしょうか?
マーケティングへの横展開
フレームをマーケティング活動に当てはめてみます。
✓ マーケティングへの横展開
- 集める: マーケティング戦略の前提になる現状把握 (市場, 顧客, 競合, 自社内の理解)
- 創る: マーケティング戦略から実行プラン (施策) に落とし込む
- 貢献する: 売りものと売り方から顧客の成功や幸せを実現する
* * *
この 「集める - 創る - 貢献する」 のフレームは、ビジネスで汎用的に使えます。会社や事業、プロジェクト、さらには個人のレベルでも活かせます。
仕事やキャリアのチェックポイントとして
では個人の仕事の進め方やキャリアの観点に 「集める - 創る - 貢献する」 を当てはめてみます。
このフレームは自分の仕事で価値を出せているかのチェック項目として使えます。
[チェック 1] 集める
1つ目の 「集める」 で考えたいのは、自分が持っているリソースとは何かです。
ここで言っているリソースとは、知見や専門スキル、情報、人脈、体力や精神力、時間、お金 (予算) 、仕事道具です。
持っているリソースが見えてきたら、リソースを錆びつかせず磨いているかを考えてみるといいです。また、新しいリソースを獲得しているかもキャリアの観点では大事です。
[チェック 2] 創る
2つ目の 「創る」 で掘り下げたいのは、自分のリソースをどうやって相手の価値に変えているかです。
さらに解像度を高めると、「どこで・誰に・何を・いつ・どのように」 です。
自分のいる環境や置かれた状況を理解し、リソースを強みとして発揮できているかどうかを意識しておくといいです。同時に弱みを最小化できているかもチェックポイントです。
[チェック 3] 貢献する
3つ目の 「貢献する」 は、最終的に相手の価値になっているかです。相手とは、お客や一緒に働いている人です。
リソースと価値転換から相手への成果につなげ、相手の成功を見届けます。
これが意味するのは、アウトプットをつくって終わりではなくアウトプットからアウトカムまでです。
例えるなら料理をただつくって自分の役割を完了するのではなく、食べてくれた人が楽しい食事の時間になったことに貢献できているかです。
まとめ
今回はビジネスフレーム 「集める - 創る - 貢献する」 をご紹介しました。
最後に今回のまとめです。
ビジネスの汎用フレーム 「集める - 創る - 貢献する」
- 集める: リソース (人, モノ, お金, 情報)
- 創る: 集めたリソースの価値転換プロセス
- 貢献する: 顧客の成果につなげる (アウトカムの実現)
マーケティングへの横展開
- 集める: マーケティング戦略の前提になる現状把握 (市場, 顧客, 競合, 自社内の理解)
- 創る: マーケティング戦略から実行プラン (施策) に落とし込む
- 貢献する: 売りものと売り方から顧客の成功や幸せを実現する
仕事の進め方やキャリアのチェックポイントとして使う
- リソースを錆びつかせず磨いているか、新しいリソースを獲得しているか [集める]
- 自分のリソースをどうやって相手の価値に変えているか [創る]
- リソースと価値転換から相手への成果につながっているか [貢献する]