投稿日 2025/07/31

ニチレイフーズ 「everyONe meal」 の売場施策とエリアマーケ。マーケティング 4P からのメンタルアベイラビリティとフィジカルアベイラビリティ

#マーケティング #認知と配荷 #フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティ

どんなにすばらしい商品やサービスでも、必要なときに消費者の頭に浮かばなければ選ばれることはありません。また、思い出してもらえても、お店の売場で見つけられなければ購入には至りません。

これが、メンタルアベイラビリティ (思い出しやすさ) とフィジカルアベイラビリティ (買いやすさ) の考え方です。

ふたつは、どちらかが欠けても効果を発揮しません。両者を組み合わせることで、消費者が自然とブランドのことを思い出せ、迷わず手に取る状況をつくることができます。

今回は、ニチレイフーズの新ブランド 「everyONe meal (エブリオンミール) 」 の売場施策とエリアマーケティングの事例をもとに、メンタルアベイラビリティとフィジカルアベイラビリティをマーケティングに活かすポイントを解説します。

投稿日 2025/07/30

違和感や想定外を見逃さない。"だったらいっそのこと" の逆転の発想で、新食感を打ち出したカンロの飴

#マーケティング #顧客起点 #発想の転換

自社商品の 「理想の使われ方」 を前提に、商品やサービスを設計していないでしょうか?

しかし、お客さんは常に売り手の思惑通りに行動したり商品を使うわけではありません。むしろ、想定とは異なる使い方をされることもあるでしょう。それを売り手が 「誤った消費行動」 として片付けてしまうと、ビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。

多くの企業なら 「正しい使い方」 をお客さんに啓蒙しようとするところですが、カンロは発想を180度転換しました。「それならいっそのこと」 という決断をしたのです。

消費者の 「想定外の行動」 をどう新たな価値創出につなげるのか――。カンロの挑戦から、マーケティングのおもしろさを紐解きます。

投稿日 2025/07/29

丸亀製麺 うどーなつ。利用シーン拡大でお客さんの 「きっかけ」 を増やす戦略

#マーケティング #利用シーンの拡大 #きっかけ

うちのビジネスはもう成熟期、これ以上の伸びしろはないのでは…。少なくないビジネスに共通する課題でしょう。

見落としているのは 「利用シーンの拡大」 にあるかもしれません。例えば、ランチのお昼ごはんの時間だけ混雑し、午後は閑散…そんな時間帯の偏りをなんとかすることに課題を感じている飲食店も多いのではないでしょうか。

ご紹介したい丸亀製麺は 「うどーなつ」 というドーナツを発売し、うどん屋さんのドーナツという意外性で話題を呼びました。その背後には利用シーンを拡大するという戦略が隠されていました。

お客さんの利用シーンを広げることで、どんな効果が生まれるのか?今回の事例から、そのヒントを探っていきましょう。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。