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ビジネスパーソンの汎用スキルについて書いています。問題解決や新しい仕事に取り組む際に、役に立つ方法をご紹介します。
エントリー内容です。
- 「戦略」 「実行」 「改善」 から成長する
- ビジネスパーソンの汎用スキル
- まとめ
「戦略」 「実行」 「改善」 から成長する
あるスタートアップの創業者が、次のように言っていました。
- プロフェッショナルの人材になるためには、「戦略」 「実行」 「改善」 をまわし続けることが大事
- 3つの中でも、実行ができるかが分かれ目になる
- ただし、闇雲に実行するだけではなく、実行するために何をやるか・やらないかの戦略を決めること。そして、実行して終わりではなく行動したことを振り返り、次への改善を見極めること
ビジネスパーソンの汎用スキル
この話を聞いて思ったのは、ビジネスパーソンとしての汎用性のあるスキルだということです。
汎用スキルは大きく2つです。
- 実行のプロセス
- 因数分解と統合
以下、それぞれについてご説明します。
実行のプロセス
先ほどの 「戦略」 「実行」 「改善」 について、私が考える実行のプロセスは以下の5つです。
- 目的の設定 (Why からはじめる)
- 現状把握と問題点の見極め
- 戦略を立てる (何をやるか・何をやらないか)
- 実行
- 振り返りと改善
5つに増えたのは、戦略の前に2つのことを加えたからです。
1つめは、目的の設定です。戦略は目的を達成するためにあります。戦略は目的に始まり、目的を達成したかどうかの目的に終わります。目的を設定することが一番始めにやることです。
2つめに加えたことは、戦略のための正しい現状把握と、現状理解からの問題設定です。現状を客観視し、その中から自分は何が問題であると考えるかの解決すべき問題の設定をします。
以上の2つである 「目的の設定」 と 「現状把握と問題設定」 をやったのちに、「戦略」 「実行」 「改善」 と続きます。改善は次の実行に活かされ、場合によっては戦略の見直しにもつながります。
以上が、実行のプロセスの全体像です。
因数分解と統合
実行プロセスの5つのステップのそれぞれで、因数分解と統合をします。
- 因数分解:大きくて扱えないものを、分けて考えることによって見える化する
- 統合: 「要するにどういうことか」 「何を意味するか」 を考える。2つ以上のことをまとめて捉える
因数分解は why から、統合は so what です。2つの問いを使い、5つのプロセスそれぞれで分解と統合を繰り返します。
まとめ
今回は、ビジネスパーソンの汎用スキルを考えました。
実行のプロセス
- 目的の設定 (Why からはじめる)
- 現状把握と問題点の見極め
- 戦略を立てる (何をやるか・何をやらないか)
- 実行
- 振り返りと改善
2つの問い
- 因数分解 (why)
- 統合 (so what)
汎用性があるので、日常の仕事での問題解決や新しい業務に取り掛かる、社内異動や転職で働く環境が変わった時にも役に立ちます。