2018/09/21

優秀なファシリテーターに共通する5つの特徴。共通するのは 「共創」 の姿勢


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仕事での会議のファシリテーションについてです。

優秀なファシリテーターに共通する特徴をご紹介します。


優秀なファシリテーターの共通点


自分の経験から、ファシリテーションが上手い人の特徴は、次の通りです。

  • 目的とゴールイメージが明確
  • 異なるアイデアや意見を歓迎する
  • アイデアの発散と収束をコントロールする
  • ホワイトボードで整理と見える化をする
  • 視点・視野・視座を意図的に変える。質問でアイデアを引き出す

以下、それぞれについて解説します。


1. 目的とゴールイメージが明確


ファシリテーションが上手い人は、会議やブレストの背景と前提、目的、そして落としどころになるゴールイメージを明確にして臨んでいます。

一言で言えば、why から入っています。何を話すかの what 、どういう議論の仕方をするかの how も大事ですが、what と how の上位にある why が明確です。

会議を始めるにあたって、参加者への why の認識を徹底することも、優秀なファシリテーターに共通します。


2. 異なるアイデアや意見を歓迎する


議論のテーマや論点について、自分なりの仮説やポジションを持っています。

ただし、仮説に固執することはありません。議論の場で自分とは異なる意見、他のメンバーと違う考え方やアイデアを肯定的に捉えます。意見やアイデアは、異なるものをぶつけ合うことによって、より良いものになることを知っているからです。


3. アイデアの発散と収束をコントロールする


アイデアが洗練されるのは、発散と収束を繰り返すことによってです。

私が上手いと思うファシリテーターは、会議の議論で今は発散か収束かのタイミングを見極めます。発散と収束の切り替えができ、参加者にも、今は発散か収束のどちらの状態なのかを伝え、皆の意思統一を図ります。


4. ホワイトボードで整理と見える化をする


議論で出たアイデアや意見を整理し、見える化します。言語化や図解をホワイトボードを使って整理します。

それまでに出たアイデア・意見がホワイトボードに溜まり、全メンバーに見えるので、議論がしやすくなります。ホワイトボードで視覚化されているので、同じ議論が繰り返されることが避けられます。議論に使った時間が無駄になりません。


5. 視点・視野・視座を意図的に変える。質問でアイデアを引き出す


ファシリテーションの優秀さが出るのは、いかに参加者からの意見やアイデアを引き出すかです。優秀なファシリテーターは、意図的に参加者に刺激を与えます。

具体的には、以下の2つです。

  • 視点・視野・視座を意図的に変える
  • 質問によって、アイデアや意見を引き出す

1つめは、議論の場の流れや雰囲気を察知し、視点を変える、視野を広げる・狭める、視座を高くする・低くすることを、意図的に行います。

議論をしていると、同じ視点ばかりになったり、視野が狭くなります。そのような時に別の視点を与え、視野を広げる問いかけをし、新しい気づきをメンバーに提供します。

2つめは、アイデアなどメンバーからの発言を促すのは、質問を使うことです。イエスかノーで答えられるクローズド質問ではなく、オープン質問を使います。

議論の場に質問が投げかけられるので、メンバーは自分ごととして捉えます。場の雰囲気も適度な緊張感が保たれます。

自分の意見を伝える場合も、直接的に言うよりも、質問によって誘導するやり方をします。


最後に


今回は、優秀なファシリテーターに共通する特徴を5つご紹介しました。

  • 目的とゴールイメージが明確
  • 異なるアイデアや意見を歓迎する
  • アイデアの発散と収束をコントロールする
  • ホワイトボードで整理と見える化をする
  • 視点・視野・視座を意図的に変える。質問でアイデアを引き出す

ベースにある考え方は 「共創」 です。

自分一人だけではなく、参加者と皆で一緒により良いものをつくっていこうとする姿勢です。

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書いている人 (多田 翼)

ベンチャーから一部上場企業の経営・事業戦略を支援。マーケティング、コンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネジメント。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。


1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。