2019/04/20

イノベーション理論の 「両利きの経営」 から、情報発信をさらに良くするヒント




今回は、情報発信と 「両利きの経営」 についてです。

  • 両利きの経営って何?
  • ツイッターやブログの情報発信と、どう関係があるの?
  • 両利きの経営から情報発信へのヒントは?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


イノベーションの理論である 「両利き経営」 を取り上げ、ツイッターやブログなどの情報発信をどう取り組んでいけばよいかのヒントをご紹介します。

ツイッターなどで情報発信をされている方の参考になればと思い書きました。ぜひ、記事を最後まで読んでみてください。


両利きの経営とは


経営学のイノベーション論理の1つに、「両利きの経営」 があります。

両利きの経営には2つのキーワードがあります。「深化」 と 「探索」 です。

両利きの経営とは、深化と探索の両方をやっていくことです。あたかも、右手と左手を同じように上手に使える人のようにです。


両利きの経営
  • 深化:既存事業の強化。すでに持っている知識に対して理解を深め、必要に応じて改良を重ねる
  • 探索:新規事業の模索。企業が事業領域を広げるために新しく取り組む活動


一般的には 「深化」 に偏り、「探索」 は怠りがちになります。知の探索は新しいことへの挑戦で、労力のわりに成果が出にくいからです。

事業が成功するほど知の探索は後回しになります。結果、中長期的なイノベーションが停滞するというリスクが企業組織には内在しています。


情報発信に見る 「深化」 と 「探索」


ここからは、両利きの経営を情報発信に当てはめてみます。

普段からやっているブログや note 、ツイッターを 「メディア事業」 と見立ててみます。

私の場合、両利きの経営の深化と探索が、それぞれ次のようになります (2019年4月現在) 。


深化
  • これまでやってきたことの強化
  • ブログと note (長いテキストでの情報発信)

探索
  • 新しい取り組み (種をまいていく) 。うまくいくかはわからない
  • ツイッター (頻度が多い短文での情報発信)
  • 音声配信 (声での情報発信)


ブログと note の 「深化」 のやり方


ブログと note は、今まで続けてきたことに磨きをかける 「深化」 です。

やり方を一言で言うと 「アートとデザインの両立」 です。アートとデザインは、それぞれ次のようになります。


アート
  • 自分の内側から生まれる、創りたい・伝えたい気持ちから
  • 問題設定。世の中に問いかける


デザイン
  • 相手の依頼に基づいた活動
  • 問題解決


ブログと note で 「アートとデザインを両立させる」 とは、まずは書くモチベーションをアートからにします。自分が書きたいこと、伝えたいという気持ちや情熱からです [アートの要素]

その後で、イメージする具体的な読み手が知りたいことは何か、読みたくなる内容を考えます。不安や悩みも含め、疑問に対する答え、解決策、具体的な方法を書いていきます [デザインの要素]

順番は、アートから始めて、デザインで収束させます。2つが重なったところがブログや note で発信する内容です。


ツイッターと音声配信の 「探索」 のやり方


ツイッターと音声配信は探索です。種をまくような新しい取り組みです。


ツイッター
  • これまでも使っていたが、より積極的にツイッターで発信していく
  • 具体的には、毎日30ツイート以上とする
  • 内容は相手の役に立つであろうもの。少なくとも、ツイート内容を思いつく前の過去の自分にとって、有益な内容にする


音声配信
  • これまでは文章での情報発信だったので、音声でも発信していく
  • 毎日1回の配信
  • テーマは、ブログや note で書いていること、普段書いていることを、音声でも伝えられるようにする


両利きの経営の実践


両利きの経営での深化と探索は、異なる事業活動が求められます。

企業組織では、深化に求められる組織マネジメントを探索に当てはめてしまうと、むしろ弊害になったりします。

例えば、深化では KPI などの数字を追いますが、探索を数字で管理しすぎてもうまくいきません。深化よりもより中長期で捉え、失敗を肯定する、自由にやらせる組織文化も必要です。

同じことが、先ほどのブログやツイッターにも当てはまります。

今回取り上げたブログや note の深化と、ツイッターや音声配信の探索では、考え方をはっきりと分けます。

特に新しい試みである音声配信は、深化であるブログや note のようには考えません。うまくいく活動なのかは、今の時点ではよくわかりません。

今のやり方では失敗もするでしょうし、だからこそ余裕を持ってコツコツやっていきます。トライ & エラーと、失敗からの学びをどれだけできるかです。

深化と探索を区別すれば、二兎を追うことは可能です。


まとめ


今回は、両利きの経営をご紹介し、自分のブログやツイッターの運用に当てはめてみました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 両利きの経営とは、深化と探索の両方をやっていくこと。
    深化は、既存事業の強化ですでに持っている知識に対して理解を深め改良していく。
    探索は、新規事業を模索し、知やノウハウ・専門性の範囲を広げるために新しいことに取り組む活動。

  • 一般的には 「深化」 に偏り、「探索」 は怠りがちになる。知の探索は新しいことへの挑戦で、労力のわりに成果が出にくいから

  • 両利きの経営を、普段からやっているブログや note 、ツイッターの情報発信に当てはめると、自分の場合はブログと note は深化、ツイッターや音声配信は探索。
    プログと note では今まで続けてきたことに磨きをかける

  • ツイッターや音声配信では、考え方をはっきりと分ける。特に新しい試みである音声配信は、深化であるブログや note のようには考えない。
    うまくいく活動なのかは、今の時点ではよくわからない。トライ & エラーと、失敗からの学びを続ける

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。