2019/04/30

未来を予想するのに役に立つ言葉5選




今回は、未来についてです。

  • 未来を知ることはできる?
  • 自分でも未来を思い描いてみたい
  • 未来を見据えるためのヒントを知りたい

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


いきなりですが、自分の未来、社会の未来を予想することはできると思いますか?

この記事でわかるのは、未来を見据えるための 「言葉や問い」 です。

少しでも自分の、あるいは自分たちのありたい未来を見通すためにどう考えればいいかを書いています。仕事でなど、ぜひ参考にしてみてください。


未来を思い描くために


いきなりですが、例えば、5年後、10年後の未来、自分 (たち) がこうありたい、またはあるべき未来を思い描くためには、どうすればいいと思いますか?

未来を見通すために私が大切にしたいと思っているのは、次の2つです。


未来を見通すために
  • 自分に問いかける
  • 言葉にする


漠然と 「未来はどうなるのか」 だけでは、未来を思い描くことはなかなかできません。未来を見通すためには、言葉や問いにして自分に問いかけることです。

そして、問いかけに対して、自分の言葉で具体的に表現してみるのです。

言葉にすることによって、ありたい未来の姿や絵の解像度が上がります。


未来を見据える言葉


では、具体的にどのような言葉や問いを使えば、未来を思い描くことができるのでしょうか?

未来を見据えるために、私が仕事や日常生活でもよく使っているのは、次の5つです。


未来を見据える言葉
  • 迷った時ほど遠くを見よ
  • 「10x」 のためにどうするか
  • 「未来の当たり前」 は何か
  • 次の揺れ戻しは何か
  • 未来は偏在している


それぞれについて補足します。


[未来を見据える言葉 1] 迷った時ほど遠くを見よ


この言葉を知ったのは、ソフトバンクの孫さんの本からです (孫正義 300年王国への野望) 。





孫さんが難しい意思決定をする時は、「迷った時ほど遠くを見よ」 と考えるそうです。

遠くというのは、より先の未来です。目の前の意思決定に集中すると、どうしても視野が狭く、視座が低くなりがちです。

あえて遠くを見通すことによって、大局的な思考や判断ができます。


[未来を見据える言葉 2] 「10x」 のためにどうするか


10x という考え方は、前職のグーグルで得たことの1つです。

ものごとを 10% 改善するのではなく、「10倍にするためにはどうすればいいか」 を考えます。ムーンショットとも呼ばれます。

10% 良くするには、今のやり方を改善したりなどの既存の範囲でのがんばりで可能でしょう。しかし、10倍にするためには、到底今のやり方を続けていても、ただがんばるだけでは不可能です。

 「10x のためにどうするか」 という言葉によって、発想の転換、前提からの見直しができます。

未来を単に今のやり方や仕組みの延長で考えずに、新しい発想で見据えることができる言葉です。


[未来を見据える言葉 3] 「未来の当たり前」 は何か


私のイノベーション定義は、「未来の当たり前を創ること」 です。

未来の当たり前というのは、今はまだ当たり前になっていないことです。今の常識ではないこと、あるいは、多くの人には気づかれていもいませんが、未来ではもはや当たり前のように普及しているものです。

例えばスマホは10年前の2009年頃は、今のように誰もが手軽に持っているものではありませんでした。しかし、2019年の今は、大人から子どもまでが普通に所有し、生活に無くてはならない存在です。

先ほどの 10x とも似ていますが、「未来の当たり前は何か」 から発想すれば、常識や思い込みを外すことができます。


[未来を見据える言葉 4] 次の揺れ戻しは何か


世の中は、振り子のようにトレンドを繰り返します。

価値観や仕組みが一方向にいけば、いつかは逆方向に揺れ戻されます。

ということは、今の方向から逆向きになればどうなるかを考えると、未来へのヒントが見えます。ただし、次の揺れ戻しは、単純に元に戻るというわけではありません。方向は逆であっても中身は同じではないでしょう。

例えば、中央集権的で中心が強い状況から、次は分散型に移っていきます。分散がいくところまで行き着けば、その次はまた中央型に変わっていきます。

ただし、同じ中央でも、その次の中央型は昔の中央型に戻るのではなく、分散型を経た新しい形になるでしょう。


[未来を見据える言葉 5] 未来は偏在している


未来に起こることの兆候は、すでに現在にどこかで存在しています。

見えている人には見えていますが、多くの人は気づいていないだけです。というのは、未来の片鱗はわかりやすく存在しているのではなく、現在のどこかに偏在し、端っこにあったり、分散しているからです。

いかに未来のシグナルを見い出すことができるか、別々のところにあるものをつなぎ合わせ、未来を思い描くことができるかです。

未来は全くのゼロからではなく、今あるもの、未来の兆候はすでに偏在していると捉えることによって、現在のどこかにある未来へのアンテナを張ることができます。


まとめ


今回は、5~10年後くらいの未来について、未来を見据えるために、どう考えればよいかを書きました。

最後に今回の記事のまとめです。



漠然と 「未来はどうなるのか」 だけでは、未来を思い描くことはできない。
未来を見通すためには、言葉や問いにして自分に問いかける。そして、問いかけに対して、自分の言葉で具体的に表現してみる。


未来を見据えるための言葉や問いは次の5つ。
  1. 迷った時ほど遠くを見よ
  2.  「10x」 のためにどうするか
  3.  「未来の当たり前」 は何か
  4. 次の揺れ戻しは何か
  5. 未来は偏在している

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。