投稿日 2019/09/29

メモの魔力のすごさを実感。メモの本質につながるメモの取り方




今回は、メモの取り方についてです。

  • 「メモの魔力」 はどのようなメモの方法?
  • 実際にどんな効果があるの?
  • メモの本質とは?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、書籍 メモの魔力 に書かれていたメモの取り方、具体的になぜ良いと思う方法なのかです。





ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やプライベートでの参考にしてみてください。


 「メモの魔力」 のメモ構成


書籍 「メモの魔力」 で紹介されているメモの取り方は、大きくは3つの構成でメモを書いていきます。


 「メモの魔力」 のメモ構成
  • 事実
  • 抽象化
  • 転用


紙のノートを見開き2ページで使い、左半分に事実 (聞いたり見たこと) 右半分に抽象化と転用です。

抽象化とは、事実で書いたことから 「要するにどういうことか」 と考えたまとめです。事実を一般化した内容を書きます。

さらに抽象化したことを、例えば自分の仕事にどう応用できるか、具体的なアクション内容を書くのが転用の部分です。


メモの書き方


メモの魔力 を参考に、ノートでのメモの書き方を 「事実」 「抽象化」 「転用」 で書くことが、いつしか習慣になりました。

本に書かれていたことと全く同じではありませんが、次のようなノートの書き方をしています。


メモの書き方
  • ノートのサイズは 「105 × 148」 。10cm × 15cm 程度の手帳サイズを使用
  • ノートを見開き2ページで使う
  • 左ページには事実 (一般的なメモで書くような見たり聞いたことの記録)
  • 右ページに事実から自分が思ったこと。抽象化と転用 (具体的に何に活かせるか)


メモの魔力が良いと思う理由


メモの魔力で紹介されている方法が良いと実感するのは、ノートの右半分です。

抽象化と転用を常に考えるので、単に事実を書いて終わりだけに比べて、理解度や深く考える度合いが異なります。

見開き2ページを使い、右半分は抽象化や転用という 「自分が考えたこと」 を書くスペースを確保していることによって、アウトプットをする機会になります。

もし左側の事実だけでは、右のページが空白のままになってしまい、もったいないと思えてきます。何でもいいので右側を埋めたいと思い、アウトプットをしないと気がすまない状況をつくれます。


メモの魔力が習慣になり思ったこと


メモを 「事実」 「抽象化」 「転用」 の三段階で書くことが習慣になり、あらためて思うことをまとめておきます。

3つあります。


メモの魔力が習慣になり思ったこと
  • 事実だけでは道半ば
  • 見開き2ページという仕組み化
  • 紙ノートだから自分に向き合える


以下、それぞれについて順番にご説明します。


[メモの魔力で思ったこと 1] 事実だけでは道半ば


メモは事実という自分が見たり聞いたことを書いただけでは、道半ばだと思うようになりました。むしろ半分もいっていないです。

事実を出発点とし、そこから自分の解釈、一言のまとめの抽象化、アイデアへとどれだけプラスアルファで自分なりのアウトプットをしたかです。ノートの右半分に何を書くかが大事です。

左側に書く事実はインプット、右ページの抽象化とアウトプットです。メモの本質は、インプットとアウトプットを同時に行なうことです。


[メモの魔力で思ったこと 2] 見開き2ページという仕組み化


ノートを見開き2ページで使います。左に事実、右に抽象化と転用というルールを決めることによって、右側には何かしらでも書きたいと思うようになります。

これはつまり、見開き2ページを使うことによって、インプットからその場でアウトプットをする仕組み化ができているということです。

シンプルなルールで、効果も実感できます。


[メモの魔力で思ったこと 3] 紙ノートだから自分に向き合える


メモを 「事実」 「抽象化」 「転用」 の3つで書くことは、なるべく紙のノートを使うようにしています。

同じことをスマホのメモアプリでもできますが、私はスマホよりも紙ノートのほうが良いと思っています。

というのは、スマホだとメモを取ること以外に意識がいってしまうことが多いからです。つい他のアプリが気になったり、書いている途中に通知が来たりします。

紙ノートの場合は、書いている間はスマホを視界に入らないようにしておけば、メモに集中する状況をつくれます。特に抽象化と転用を書いている時は自分に向き合う時間にできます。これも良いと思っている効果です。


まとめ


今回は、書籍 メモの魔力 から、メモの書き方についてでした。





最後に今回の記事のまとめです。



書籍 「メモの魔力」 のメモ構成
  • 事実
  • 抽象化 (事実から 「要するに」 を考えたまとめ)
  • 転用 (抽象化からの応用)


メモの魔力で紹介されている方法が良いと実感するのはノートの右半分。
抽象化と転用を常に考えるので、単に事実を書いて終わりだけに比べて、理解度や深く考える度合いが異なる。
見開き2ページの右半分に 「自分が考えたこと」 を書くスペースが確保され、アウトプットをする機会になる。


メモの魔力が習慣になり思ったこと
  • 事実だけでは道半ば。事実から自分が思ったことを書くことが大事
  • 見開き2ページというインプットとアウトプットを同時にできる仕組み化
  • 紙ノートだから自分に向き合える時間になる





メモの魔力 (前田裕二)

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。