2019/09/13

持論を 「プロトタイプ」 にし、主体的に仕事を進める方法




今回は、仕事の進め方についてです。

  • 自分の知りたいことが、相手からうまく引き出せない…
  • ヒアリングや会議の準備は何をすればいい?
  • 「プロトタイプ」 で仕事を主体的に進める方法

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、「プロトタイプ」 を使って、仕事を能動的にやっていく方法です。

自分の考えや仮説を先にアウトプットし、それを相手にぶつけながら主体的に仕事を進めるやり方をご紹介します。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。


リーンスタートアップ


最初にご紹介したいのは、リーンスタートアップというアプローチです。

リーンスタートアップのリーン (lean) は、「俊敏な」 という意味です。新規事業の立ち上げやプロダクト開発において、小さく早く始め、検証による学びのサイクルをまわしながら進める方法です。

リーンスタートアップでは、「Build - Measure - Learn」 というサイクルを回し続けます。

アイデアが得られたらプロトタイプをつくってみて (Build) 、何がうまくいくか・いかないかを計測・検証します (Measure) 。検証から学び (Learn) 、学習を次のアイデアにつなげます。


まずはやってみる


ポイントは、アイデアが生まれたらまずは実践してみることです。

プロトタイプという具体的なアウトプットがあることによって、得られるフィードバック、気づき、検証による学びの量が増え、アイデアの質も高まります。

なお、リーンスタートアップについては、書籍 リーン・スタートアップ - ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす 本に詳しく書かれています。興味のある方は、ぜひ読んでみてください。





個人の仕事への応用


リーンスタートアップの 「Build - Measure - Learn」 のサイクルは、個人の仕事にも応用ができます。

具体的には、仕事の進め方です。相手に何かを聞く時、自分が知りたいことがある時に、まずはその時点でできる 「プロトタイプ」 をつくってみるのです。

ここで言うプロトタイプとは、自分の意見や考え、理解や解釈、仮説です。必要に応じてドキュメントに書き出していたり、スライドに図に落とし込んでいるアウトプットです。


先にアウトプットをするメリット


リーンスタートアップ的な仕事のやり方には、どのようなメリットがあるのでしょうか?

相手のところに聞きに行く前に、自分で具体的なアウトプットをつくってみると、次のようなメリットがあります。


先にアウトプットをするメリット
  • アウトプットをすることによって自分の理解度合いがわかる (理解が浅いとアウトプットの質も高まらない)
  • 具体的なアウトプットがあると、相手から話を引き出しやすい
  • 相手に確認するプロセスが 「検証による学び」 の機会になる


一方のデメリットは、アウトプットをする手間と時間がかかることです。ただし、メリットとデメリットを見比べると、メリットのほうが大きいです (アウトプットの準備に時間をかけすぎない前提です) 。


プロトタイプで主体的に仕事を進める


先にアウトプットをする時のポイントは、間違っていても、完成度が低くてもいいと考えることです。

あくまでプロトタイプと捉え、自分の理解や仮説をアウトプットします。間違いのないように、完璧なものをつくらなければと考えると、つくることに時間をかけすぎて次のアクションが遅くなります。

それよりも、自分はこう考えるという持論をプロトタイプにしてみます。プロトタイプを持って相手に能動的に働きかけるのです。このやり方に慣れてくれば、セルフスターターで主体的に仕事を進めることができるようになります。

自分なりの 「プロトタイプ」 をつくってみて検証をして学ぶという、リーンスタートアップのアプローチです。


まとめ


今回は、リーンスタートアップという方法を応用した仕事の進め方をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。



リーンスタートアップは、新規事業の立ち上げやプロダクト開発において、小さく早く始め、検証による学びのサイクルをまわしながら進める方法。リーンスタートアップでは、「Build - Measure - Learn」 というサイクルを回す。


ポイントは、アイデアが生まれたらまずは実践してみること。プロトタイプという具体的なアウトプットがあることによって、得られるフィードバック、気づき、検証による学びの量が増え、質も高まる。


リーンスタートアップの 「Build - Measure - Learn」 のサイクルは、個人の仕事にも応用ができる。相手に何かを聞く時、自分が知りたいことがある時に、まずはその時点でできるプロトタイプ (自分の意見・理解・仮説のアウトプット) をつくってみる。


先にアウトプットをするメリット
  • アウトプットをすることによって自分の理解度合いがわかる (理解が浅いとアウトプットの質も高まらない)
  • 具体的なアウトプットがあると、相手から話を引き出しやすい
  • 相手に確認するプロセスが 「検証による学び」 の機会になる


先にアウトプットをする時のポイントは、間違っていても、完成度が低くてもいいと考えること。
プロトタイプを持って相手に能動的に働きかける。このやり方に慣れてくれば、セルフスターターで主体的に仕事を進めることができる。





リーン・スタートアップ - ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。