2020/01/16

マーケターのキャリアステージから考える、突き抜けたマーケターに必要なこと




今回は、マーケティングとキャリアについてです。

  • マーケターの6つのキャリアステージとは?
  • 多くのマーケターに訪れる分岐点とは?
  • より高みを目指すために必要なもの

こんな疑問に答える内容を書きました。


この記事でわかること


この記事でわかるのは、マーケターのキャリアステージです。

マーケターにとっての6つのキャリアステージをご紹介します。ステージでは、あるレベルを堺にそれまでとは違う目線や動き方、成果が求められます。

記事の後半では、どうすればマーケターとしてより高みを目指せるかを書いています。

内容は、マーケター以外の方にも一般的に通じるものです。ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。


マーケターのキャリアステージ


Marketing Native のインタビュー記事を読みました。

上位レイヤーを目指すマーケター必見!インサイトフォース・山口義宏さんに聞く、キャリアの壁を突破する方法とは?|Marketing Native


インタビューでは、マーケティング職でキャリアを形成する場合の、6段階の成長ステージが紹介されています。



引用: 上位レイヤーを目指すマーケター必見!インサイトフォースc山口義宏さんに聞く、キャリアの壁を突破する方法とは?|Marketing Native


キャリアは、1から順番に、次のようになります。


マーケターのキャリアステージ
  1. マーケティング業務の見習い
  2. 特定業務の担当者
  3. 特定領域の専門家
  4. マーケティング施策の統合者 (ブランドマネージャー)
  5. ブランド・マーケティング全体の責任者 (CMO)
  6. マーケティングに強い経営者 (CEO)


キャリアの分岐点


インタビューで興味深いと思ったのは、多くの人がステージ3 (特定領域の専門家) で伸び悩み、ステージ4 (ブランドマネージャー) に上がれないという指摘です。

つまり、ステージ3とステージ4の間には断絶があり、3 から 4 に上がるためには非連続な成長が必要なのです。

1~3 と、4~6 は、何が違うのでしょうか?


ステージ4以降で求められること


私が思うのは、求められることの違いです。

1~3 までは個人スキルを伸ばせば順調に上がることができますが、4~6 は個人だけでは成し遂げられず、マネジメントから成果を出すことが求められます。

ステージ 4~6 では以下のように責任範囲が広がり、自分だけではなく人や組織を動かすことが必要になります。


ステージ 4~6 の責任範囲
  • ブランドマネージャー: ブランドへの責任
  • CMO: マーケティング事業への責任
  • CEO: 経営への責任


では、ステージ3での停滞を破り、どうすればステージ4とその先に上がっていけるのでしょうか?

ポイントは、経営者目線を持つことです。


経営者目線を持つ


経営者目線を持つとは、自分の責任範囲のことを独立採算でやっていると見ることです。

例えば、ステージ4のブランドマネージャーではあれば、自分が担当するブランドをあたかも1つの会社のように見立てて、売上と経費、利益を管理したり、戦略の立案と実行をしていきます。

それでは、経営者目線を持つためには、何をすればよいでしょうか?

具体的には、次の4つです。


経営者目線を持つために
  • 戦略
  • 成果 (経営責任)
  • PL, BS, キャッシュフロー
  • 未来への投資


以下、それぞれについて順番にご説明します。


[経営者目線 1] 戦略


自分が見ている対象について 「経営戦略」 を持ちます。

具体的には、
  • 存在意義の明確化 (目的やゴール設定も含む)
  • 参入市場の把握
  • ビジネスモデルの構築と進化
です。

3つ目のビジネスモデルは、リソースとオペレーションからの価値転換のプロセスと、お金がプレイヤーでどう流れているか、持続的なビジネスモデルになっているかを見ます。


[経営者目線 2] 成果 (経営責任)


経営者に問われるのは、結果への責任です。成果を出しているかです。

プロセスだけではなく、結果にこだわります。そのためには、戦略を実行に移し、人と組織を動かくマネジメントが必要になります。


[経営者目線 3] PL, BS, キャッシュフロー


成果を数字で語れるかも大事な要素です。

売上と経費、利益を管理します。経費には、売上数量に関わらず必要な固定費と、数量に比例する変動費があります。

また、売上を要素分解し (例: 売上 = 客単価 × 客数 × 頻度) 、どの要因が売上に寄与したかを理解します。

PL 以外にも BS の視点を持ち、どこからお金が入り、どんな資産に変わっているのかの視点も大事です。

そして、売上が立ったタイミングと入金のタイミングは必ずしも同じではないので、キャッシュの流れも把握します。


[経営者目線 4] 未来への投資


4つ目は、未来への投資です。

3年後、5年後にも経営が続いているために、今から何に投資をするかの大局的な判断です。

未来を見据えて、今何をすべきなのかを考え、そのために得られた利益を投資にまわします。利益をただ溜め込むだけではなく、将来への生きたお金の使い方にしているかです。


まとめ


今回は、マーケティングとビジネスキャリアについてでした。

最後に今回の記事のまとめです。



マーケターのキャリアステージ
  • マーケティング業務の見習い
  • 特定業務の担当者
  • 特定領域の専門家
  • マーケティング施策の統合者 (ブランドマネージャー)
  • ブランド・マーケティング全体の責任者 (CMO)
  • マーケティングに強い経営者 (CEO)


ステージ3とステージ4の間には断絶があり、3 から 4 に上がるためには非連続な成長が必要。4~6 は責任範囲が広がり、人や組織を動かすことが求められる。
  • ブランドマネージャー: ブランドへの責任
  • CMO: マーケティング事業への責任
  • CEO: 経営への責任


ステージ4とその先に上がるポイントは、経営者目線を持つこと。ステージ4のブランドマネージャーではあれば、担当ブランドをあたかも1つの会社のように見立て、売上と経費、利益を管理し、戦略の立案と実行をする。


経営者目線を持つの視点
  • 経営戦略を持つ
  • 成果を出す (経営責任)
  • PL, BS, キャッシュフローの把握
  • 未来への投資

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。