2016年前半は、
THEO (テオ) や
Wealthnavi (ウェルスナビ) といった、資産運用にテクノロジーを使う従来とは異なる価値を提供する金融サービスが出てきました。
金融資産運用ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは ETF に特化した、投資一任運用サービスです。主な特徴は、
- ユーザーごとにリスク許容度を判定する
- リスク許容度に基づき、ポートフォリオと購入銘柄 (主に海外 ETF) が決まる。売買の運用も自動的に行なう
- 手数料は評価資産の 1% (年間 / 消費税別)
私は、THEO と WealthNavi の両方を使っています (2016年6月現在) 。
2016年2月より正式ローンチをした THEO は、資産運用の 「ロボアドバイザー」 であることを強調しています。THEO のサイトでは、明確にロボアドバイザーと書かれています。ロボアドバイザーをメッセージにし、新しい資産運用サービスであることを訴求しています。
2016年6月現在はユーザー招待制の WealthNavi も、使い始めた当初は、同様のロボアドバイザーだと私は思っていました。
しかし、あらためて見ると、WealthNavi は自分たちのことを 「ロボアドバイザー」 とは一言も言っていないことに気づきました。WealthNavi のサイトには、ロボアドバイザーとはどこにも出てきません。
一見すると THEO と WealthNavi は同じ ETF 特化型の投資一任運用サービスですが、この違いは興味深いです。 (2017年7月追記: ウェルスナビも自身のことをロボアドバイザーと言うようになったため削除しました)
今回のエントリーでは、WealthNavi という投資一任サービスの提供価値について考えます。