2018/07/15

理想のチームになるための、チームビルディング議論の論点をご紹介


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ビジネスで、組織やチームの組織力をどう上げるかについてです。

所属するチームメンバーと、今後のチームのあり方と個人キャリアを議論する機会がありました (数日間に通常業務を離れて集中的に時間を取りました) 。

生産的な議論になるように、どのような論点を事前に準備したかをご紹介します。

最終的なゴール設定は、やるべきことの優先順位を明確にすることでした。論点の全体像は以下でした。

  • 我々の顧客は誰か
  • 現状認識
  • 理想とするチームのあるべき姿 (ビジョン・ミッション・提供価値など)
  • どうすれば理想を実現できるか

以下、それぞれについてご説明します。


1. 我々の顧客は誰か


議論の始めの論点は、自分たちチームにとっての顧客は誰かです。顧客は大きくは社内と社外です。

社内の顧客とは、特に密に仕事をする例えば営業部、マーケティング部、製品開発部です。マーケティング部には、法人向けと一般消費者向けの2つに分かれます。

社外の顧客は、営業部の先にいる大手企業、法人向けマーケティングチームが担当する代理店です。

自分たちの顧客は誰かを明確にし、どういったビジネスやマーケティングの問題を抱えているのかを把握します。問題のうち、自分たちが解決できるのはどれかを絞ります。


2. 現状認識


自分たちの状況を、今ある環境も含めて現状認識をします。

特に何が問題なのかです。本来やるべきことに対して、できていないことは何かです。現実に冷静に向き合うことによって、この後の議論である、自分たちはどこを目指すのかを生産的に話すことにつながります。


3. 理想とするチームのあるべき姿


チームの理想とする状態を、以下について設定します。

  • ビジョン:顧客にどうなってほしいか。理想とする顧客のあるべき姿
  • ミッション:ビジョンを実現するために自分たちは何をすべきか
  • 提供価値:ミッションを実行することによって、顧客にどんな価値が提供されるか。顧客にとってビジネス上のうれしいことは何か
  • コンピテンシー:提供価値をもたらすための、自分たちの専門性は何か (提供価値の源泉は何か)

同じことを、チームメンバーの個々人でも設定します。チームとしてのビジョンと個人としてのビジョンは、必ずしも全く同じ必要はありません。ミッションや提供価値も同様です。

各メンバーの提供価値の総和がチームの提供価値になります。組織としての理想は、各メンバーそれぞれの提供価値により、お互いの足りないところを埋め合ってチームができている状態です。


4. どうすれば理想を実現できるか


ビジョンやミッション、提供価値を理想として描き、あらためて現実とのギャップを見ます。理想に対して、何が足りていないのかです。

チームでの組織として、個人レベルでも何が足りていないかです。ビジョン、ミッション、提供価値、コンピテンシーのそれぞれで、理想と現状を整理します。

次に、どうすれば理想を実現できるかを考えます。

具体的には、コンピテンシーとなる自分たちの専門性は、現状で十分なのか、新しいコンピテンシー項目が必要かどうかを見極めます。専門力を高めるためにお互いの専門分野を教え合うなど、各自のビジネスキャリア形成と、チームがどう成長するかです。

望ましいコンピテンシーを築くことができれば、顧客により高い価値を提供できます。ミッションを通じて、顧客にこうあってほしいというビジョンの実現を目指します。


最後に


今回は、チームビルディングの論点をご紹介しました。

  • 我々の顧客は誰か
  • 現状認識
  • 理想とするチームのあるべき姿 (ビジョン・ミッション・提供価値など)
  • どうすれば理想を実現できるか

やったアプローチは、戦略立案と同じです。ターゲットとなる目標を定め (顧客設定) 、現状を厳しく見つめ、理想や目的は何かを設定します。

現状と理想のギャップを埋め目的を達成するために、何をするか・何をやらないかの取捨選択と優先順位を決めるというやり方です。

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書いている人 (多田 翼)

Aqxis 合同会社の代表 (会社概要はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。