2018/10/20

パソコンとスマホを新しく変えて思った、プラットフォーム依存の功罪と今後の揺れ戻し


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最近、パソコンとスマホの SIM カードを新しく変えました。

今回は、昔 (クラウド以前) に比べて、パソコンやスマホを新しくすることについて思ったことを書いています。

エントリー内容です。

  • パソコンとスマホで、新しくやったこと・やらなかったこと
  • 「プラットフォーム依存」 の功罪と今後


パソコンとスマホで、新しくやったこと・やらなかったこと


まずは、パソコンとスマホをどのように新しくしたかをご紹介します。


パソコンの変更


MacBook Air から MacBook Pro に変えました。

新しくなるにあたり、設定変更をしたのは以下です

  • トラックパッド等の操作設定を変更
  • ソフトやアプリのインストール (デフォルトで入っていないもの)

あらためて興味深いと思ったのは、ファイルはクラウドにあるため、旧パソコンから新パソコンへ移行は不要だったことです。

クラウドがない昔は、特に仕事用のパソコンの引き継ぎは、半日や1日かかっていました。面倒だったのは、ファイルやデータの移行です。コピーするだけでも、手作業の面倒さとコピー完了に時間がかかっていました。

しかし、今はファイルは全てクラウドに保存されています。クラウドが母艦で、いくつかの必要なファイルがローカルのパソコンに同期されているだけです。

パソコンが新しくなっても、クラウドへのアクセスをするだけで元のパソコン環境が再現できます。


スマホの変更


大手キャリアから MVNO キャリアに変更しました。

端末は自分で用意し、SIM カードのみ新しく契約をしました。電話番号は番号ポータビリティを使い、引き続き同じものを使います。

スマホの切り替えでやったことは、以下です。

  • 使うアプリをインストールし、それぞれログインをして新しい端末で使えることを確認
  • いくつかのアプリは引き継ぎ設定の対応 (Line や Google 二段階認証アプリ)
  • アプリの通知設定 (不要な通知を全て解除)

スマホの前のフィーチャーフォン (ガラケー) の時代は、機種変更は携帯電話ショップでやる必要がありました。

新しい携帯電話のショップ側の設定があり、携帯電話内のアドレス帳などのデータ移行にも時間がかかっていました。ショップでの設定後は、番号やメールアドレスが変われば、アドレス帳の友人や知人に、一斉変更メールを手作業で送っていました。

今回の SIM カードのキャリア変更は、これらは不要でした。

そもそも今は、電話を使う機会が減っています。電話をするとしても、Line や Facebook メッセンジャーを使います。

メールはキャリアメールではなく、Gmail をメインで使っています。メール自体も以前よりも利用頻度は減り、プライベートであれば Line か Facebook メッセンジャー、仕事は Slack や ChatWork です。

今のスマホのアドレス帳は、昔の携帯電話から引き継いでいないので、入っている件数は10件ほどです。親や兄弟も含めた家族と親戚、保育園です。

キャリアの電話を日常的に使うのは、子どもの保育園との連絡くらいです。


 「プラットフォーム依存」 の功罪と今後


ここからは、今回のパソコンとスマホ契約を新しくした体験から思ったことです。

ファイルやデータは端末内でとどまっておらず、クラウドに保管されています。ベースはクラウドで、端末のアプリからアクセスをしているだけです。

あらためて思ったのは、以下です。

  • プラットフォーム依存
  • 揺れ戻しは起こるのか?
  • リプレイスが起こる条件

それぞれを順にご説明します。


プラットフォーム依存


ローカル内だけで持っておくメリットは感じなくなり、クラウドに預けている利便性のほうが大きいです。今回のパソコンとスマホを新しくしたことによって、あらためて実感しました。

一方で、クラウド自体がなくなれば、あるいは自分がアクセスできなくなれば、どうなってしまうのかは考えさせられました。

複数のサービスを使い分けているので分散しているとはいえ、各プラットフォームに依存している状態です。


揺れ戻しは起こるか?


今はクラウドというプラットフォームが主体となっていますが、今後はどうなるかです。

揺れ戻しが起こるのかです。ここで言う揺れ戻しとは、プラットフォームという中央の向こう側に預けられている構図が、こちらが側 (各ユーザー側) に取り戻されることです。

ただし、クラウド以前に単純に戻ることはありません。今のクラウドのメリットを保ちつつ、個人の権限や利便性が高まることが必要です。


リプレイスが起こる条件


古いものが新しいものにリプレイスされる (置き換わる) 場合、新しいものは既存の価値を満たしつつ、プラスアルファで新しい価値を提供します。

古いものの価値が全て包含されていれば、その古いものはなくなります。一部でも価値を満たさなければ、その価値へのニーズが残る限りは存在し続けます。

例えば、携帯電話 (ガラケー) 、スマホ、パソコンに当てはめてみます。

ガラケーでできること (価値) はスマホで全てでき、かつスマホでしかもたらされない価値があります。これによって、ガラケーはスマホに置き換わりました。

一方、パソコンでできることの全てはスマホではできません。パソコンの価値の一部はスマホでは代替されませんでした。

スマホで代替されなかった価値とは、例えばエクセル入力やスライド作成です。スマホでもできなくはないですが、パソコンからやったほうが効率的です。このニーズは、パソコンが満たしています。

未だにパソコンとスマホは、それぞれが違うニーズを満たしているので、両方が市場に存在します。


最後に


今回は、パソコンとスマホを新しくした際に、あらためて考えさせられたことを書きました。

しばらくはクラウドをベースに、パソコンとスマホの2つを使い分ける環境が続きそうです。

広い視野で俯瞰した時に、クラウドからの揺れ戻し、スマホとパソコンで異なるニーズを満たしている状況がより最適化されるのかは、注目したいです。

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書いている人 (多田 翼)

複数のスタートアップ支援に従事。経営や事業戦略のコンサルティング・アドバイザー・メンター、プロダクトマネージャー、マーケター。前職は Google でシニアマーケティングリサーチマネージャー、現在は独立 (詳細は LinkedIn または Facebook をご覧ください) 。

1981年 (昭和56年) 生まれ。名古屋出身、学生時代は京都。現在は東京23区内に在住。気分転換は毎朝の1時間のランニング。note も更新しています。

内容は個人の見解です。