
今回は、情報整理やアイデアの磨き方です。
- 新しいアイデアが浮かばない
- 情報の整理が苦手…
- 具体と抽象の往復運動とは?
- 切り口から入り、アイデアを磨く方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、新しいことを考える時の情報の整理や、アイデアを思いつくための方法です。
具体と抽象を繰り返しながら考えていくアプローチをご紹介します。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
具体と抽象
いきなりですが、普段のインプットやアウトプットで、何か意識をしたり工夫されていることはあるでしょうか?
私が意識している方法は、具体と抽象の往復です。
具体と抽象の往復
- 抽象的な概念を具体に掘り下げる [抽象 → 具体]
- 具体的なことを、一般化や統合し抽象化する [具体 → 抽象]
今自分が考えているのは、抽象なのか具体なのか、それぞれでどのくらいのレベルの具体なのかを考えます。
そこから、具体と抽象の往復を意識的にやり、回数を増やすようにしています。頭の中でやったり、紙やノートに書きながら、スマホやパソコンで入力している時もです。
具体と抽象の例に、アイデアと切り口があります。アイデアが具体、切り口が抽象です。切り口とは、フレームとも捉えることができます。
切り口とアイデア
普段、お仕事で企画や提案書を考えたり、プレゼン資料をつくる機会はあるでしょうか?
これらのアウトプットや成果物をつくるためのアプローチに、アイデアから入るか、切り口から入るかがあります。つまり、具体から積み上げていくか (アイデアから) 、抽象から落としていくかです (切り口から) 。
アイデアから入る方法
アイデアから考えていくやり方は、どういう進め方になるでしょうか?
アイデアから入る方法
- アイデアを広く出す
- 近いもの・似ているもので括る
- 良いと思うアイデアに絞る
- 絞ったアイデアを深める
流れは、「広げる → 絞る → 深める」 です。
切り口から入る方法
もう1つのやり方は、切り口を基点に考えていく方法です。
具体的には次のようなやり方をします。
切り口から入る方法
- 使えそうな切り口 (フレーム) を広めに集める
(例: PPM, 5 Force, バリューチェーン, ビジネスモデルフレーム, ブランドピラミッド, 4P) - 切り口を絞る。必要に応じて切り口をアレンジする (深める)
- 絞った切り口に沿って、アイデアを考える
- アイデアを絞る
- 絞ったアイデアを深める
切り口から入るやり方の良いところは、「広げる → 絞る → 深める」 を二段階でやっていることです。
切り口という抽象レベルで1回まわし、アイデアの具体レベルでもう1回まわすのです。
抽象と具体を行き来し、発散と収束もできます。
まとめ
今回は、情報の整理やアイデアを磨く方法をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
普段のインプットやアウトプットで意識や工夫しているのは、具体と抽象の往復。
- 抽象的な概念を具体に掘り下げる [抽象 → 具体]
- 具体的なことを、一般化や統合し抽象化する [具体 → 抽象]
企画や提案書をつくるにあたって、アイデアから入るか、切り口から入るかがある。アイデアは具体、切り口は抽象。
切り口から入る方法
- 使えそうな切り口 (フレーム) を広めに集める
- 切り口を絞る。必要に応じてアレンジする (深める)
- 絞った切り口に沿って、アイデアを考える
- アイデアを絞る
- 絞ったアイデアを深める
切り口から入るやり方で良いのは、「広げる → 絞る → 深める」 を二段階でやっている。切り口という抽象レベルで1回まわし、アイデアの具体レベルでもう1回まわす。
抽象と具体を行き来し、発散と収束もできる。